音声を活字にして、
暇をみて読んでいます。
五代目円楽のCDも繰り返し聴いています。
実際にやってみますと、思った以上に難しいです。
噺の内容に一目ぼれしたのは事実ですが、
五人の人物が登場します。
若狭屋甚兵衛 : 江戸弁で男気の義理堅い骨董屋
矩随 : 腰元彫り名人矩康(四拾九歳で世を去る)の一人息子
矩随の母親 : 自分の命と引き換えに矩随を一人前にしようとする
若狭屋の小僧 : 庭の掃き掃除しながら情の深い旦那(若狭屋)を表現
上方の豪商の番頭 : 名人になった矩随の作品が手に入らない、そこをなんとか手に入れる。ここが落ちになって
います。
やりたいと思った理由が五人の人物。
一人で演じ分けるのです。
役者の技量を練磨するにはもってこい。
五代目円楽の見事な噺に見習いたいと思ったのです。