1場は長兵衛が博打で取られて帰って来て、一人娘のお久が昨晩から家に帰っていないと女房が騒ぐ。
そこに吉原の佐野槌の番頭がやって来て、お店に来ていると言う。
2場は長兵衛が佐野槌に行き女将さんから話を聴く。
50両を借りる1年先の大晦日までに返せば、娘は店へ出さずにそのまま返してくれる。
その日を過ぎると娘は店へ。
3場は50両無くした鼈甲問屋の手代、
文七が吾妻橋で身投げをしようとしているところへ、
長兵衛が出くわす。
この3場の所作が見せ場なんですが、きちっと台詞が入らないと動きが決まらない。
長兵衛の位置が文七の下上下上下上と変化します。3場は18分少々。
この後4場5場と続きます。