台詞にしても歌詞にしても、
客席の前では見て演じることはできません。
朗読スタイルは読むということが前提になっていますけど、
ここ2年ばかりやってみて思いますことは、
歌にしろお芝居にしろ言葉がしっかり身についてないと、
良い演技はできないと思っています。
台本のないお芝居と言うものもあるにはありますが、
優れた脚本・歌詞の言葉の価値は忽せにできないので、
間違えてはいけません。
今そのようなことを思いながら取組んでいます。
何回も何回も繰り返して憶えるのです。
そして、からだに沁みこんだら、
それだけ自由度が増してきます。
集中と解放の作業がしやすくなります。
もう憶える作業はしなくてよいのですから、
演じていて台詞を思い出そうとすることに邪魔されることがないわけです。