「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

コバノDIG、その出来栄えはいかがだったろうか?

2008-03-04 23:53:00 | 国際防災協力
 コスタリカでの最初のワークショップ。

 毎度のことながら「出たとこ勝負」の要素がかなり強かったが、何とか
まとめることが出来た。

 温度調整もまともに出来ないホットシャワーであったが、まぁそこはある
だけマシと言うべきか。さすがにこの日は朝食はきちんと摂る。表向きの
開始時間と実際の開始時間は30分ほど違って当たり前、というのがこの
国の現実のようだが、表向き時間の8時30分にはかなりの人が集まって
いる。これはすごい。「場持たせ」で、グアテマラ・マナグア地震の被害
映像のDVDを見せる。

 この日のテーマは地震防災。予定通り?30分遅れの9時スタート。
A木田さんの開会挨拶、参加者紹介の後、地震防災の考え方について
簡単に説明させてもらう。コーヒーブレイクの後、「BOSAI・タウン・ウォッチング」
へ。当方は早々に切り上げ、A木田さんと午後の打ち合わせ。そうこうする
うちにみなが戻り、印刷に回す写真を選び始める。選び終わったグループ
から昼食。食後の休み時間にマナグア地震DVDの残りを見せる。

 午後はまずプリントした写真の分析をポストイットに書かせることから
スタート。この分析がいわば「ダメ出し」にあたる。「ダメ出し」を踏まえ、
(地震についての)地域防災力向上のためには何をすればよいのかを、
簡単なマトリックスにまとめさせる。コーヒーブレイクの後、グループ毎に
発表。4グループすべてに発表させたためかなり時間を取られたが、
意外なほど食いつきはよく、予定時間を30分余り過ぎた17時半の
終了となるも、そこまで気合が持つ。これはすごいことであった。

 当地独特の終わり方は、参加者の個人名の入った修了証を作成し、
「旅の坊主」を含む関係者が署名したものを全員に渡すことと、その
修了証を持って全員で集合写真を撮ること。そのような演出で少しでも
参加意識(顧客満足度と呼ぶべきか)が上がるならば、安いものと考え
たい。

 ホテルに戻り、ホテル付属のインターネットカフェで、こちらは無線LAN
でネットにつなぎメールチェック。シャワーを浴び、1945からJICA&CNE
スタッフ全員で夕食を兼ねた反省会。この週の木~土とワークショップが
続くが、それらについても大きな方向性は見えたかな、という感じであった。

                    (08年6月1日 過去ログをまとめてアップ)


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