我ながら何とも情けないことながら、
朝、起きられず。
10時近くなってしまったが、会場のラディソンホテルへ。
全体会はほとんど聞き逃してしまう。
Iさん、Oさんに迷惑をかけてしまった。要猛省。
フォーラム2日目(最終日)。
300余名という規模で、関係機関が集まっていること自体が素晴らしい。
と共に、その他大勢としての参加しか出来なかったことについて、
情報収集の在り方もふくめてしっかりと反省しなくてはならないと、
改めて思う。
その国に常駐していないということの意味は、
もちろんわかっているつもりではあるのだが……。
フォーラムは進行中なれど、
911の指令センターを見学させてもらえるとの話があり、
IさんOさんに連れられ、そちらを見学させてもらう。
911のインストラクター、Mさんに感謝。
コスタリカの911。
薬の処方、DV、火事、救急、傷害、殺人、等々。
何から何まで、全国を一元管理とのこと。
まずは3秒ほどの自動応答の後、担当者が受ける。
システムはカナダ製、ライセンス料は1台あたり月額1000ドルとか。
まぁ、そういうものだろう。
通報の中身は、訓練を受けた担当者が、その場でキーボード入力、
(書き込むべき項目は当然のことながら決まっている)
必要に応じて関係機関とリアルタイムで共有されるとのこと。
電話料金の1%(料金?収益?)が911のシステム維持に投入されるとのこと。
データは10年保存。毎日、判事が来て確認しているのだそうな。
職員数が109名。うち75名はパラメディックとのこと。
セントロの北部、カリブ海方面行きのバスターミナル
「カリベ・バスターミナル」の食堂にて、日本人3人で食事。
きれいかつリーゾナブルな値段と味に満足。
午後、フォーラム会場に戻り、
相変わらずスペイン語はわからないが、
わからないなりにフォーラムの展開を聞く。
4つの分科会から、それぞれの報告があり、
壇上の8人がそれに応える形で議論が展開する。
提言?が導き出された過程はわかるが、
その中身については甚だ疑問。
そして、その提言が「えらいさん」に伝えられる。
これは一種のセレモニーなのか、とも思ったが、ともあれ、
BOSAIでこれだけの人が集まる素地があることを
しっかりと認識すべきである。
夕暮れ近くになったが、
コスタリカ赤十字の本部を見学させてもらえるとのことで、
IさんOさんと共に伺わせていただく。
コスタリカ赤十字は、
救急と救助の初動対応を行っているという点で、
他国とは異なる特徴を持っている。
(ちなみにメキシコとコロンビアも同様なのだそうだ。)
指令センターには、午前中に見た911のシステムが2つ。
指揮通信システムは、99年にJICAが供与したものとか。
さらに、日本の消防で言えば救助工作車にあたるものも、
日本が支援していた(車両はフォード製ではあったが)。
全国で700台ほどの車両を運用しており、
うち400台ほどが救急車とのこと。
やはりここでもトヨタ車の評価は高い。
奇妙に思われるかもしれないが、
気象変動対策のセクションがあり、
若い職員ががんばっている。
コミュニティ向けの一連のテキストがあり、
その幾つかはプロジェクトBOSAIの活動とも通じるものがある。
過日の、コスタリカ・コバノでの学校BOSAIの写真を見せ、
「我々はこういう活動をやっているのだが一緒にやれればいいね」と話をする。
そう、一緒に仕事をしたいなぁ、という気になるのが嬉しい。
期せずしての赤十字訪問であったが、
得るところは大変大きかった。
担当のOさんに感謝である。
夕食は、サンホセに来た時にはいつも行っている、
アルゼンチン産の肉料理の店である「ブエノスアイレス」へ。
バーの雰囲気も良く、店の人と顔馴染みになりたいなぁ、と思う。
分厚いステーキ肉と赤ワインを味わいつつ、
IさんOさんからいろいろと説明をしてもらう。
参考までに、その幾つかを紹介するならば……。
・自治体職員(市町村レベル)を対象として、
コスタリカの通信大学が
リスクについての講義を行っている事例がある。
・土地利用について、中央政府は規制を強化しようとしているが、
市町村のレベルが追い付いていない。
・建物の耐震性に関する建築基準はある。また、
断層周辺での建築を制限する断層法もある。
ただし、その断層の規定については、極めて疑問。
・コミュニティが災害リスクを知りたいと思ったら、
中央政府(国家防災危機管理委員会)が、
コミュニティレベルでのリスクマップまで提供可能。
・開発計画の中に防災の視点を入れよ、
との議論まではされている。
・防災計画?非常事態計画?はあってもその評価が出来ない。
評価が出来る仕組みを作る必要あり。また、
計画についてアドバイスをしてくれるところがない。
・企業の防災についても、防災計画、シミュレーション、
BCPまでの言及はある。
・等々
さて、これら、
表になった課題だけでも多数ある。
それらに対して、どこまで働きかけられるだろうか。
酔いざましを兼ねて、
ホリデーインまで送ってもらう。
ウェルカム・ドリンクをもらい損ねていたことに気付き、
バーの閉店まで少し時間があったので、
パソコンを持ち込んでメールなど。
(11月30日アップ)
朝、起きられず。
10時近くなってしまったが、会場のラディソンホテルへ。
全体会はほとんど聞き逃してしまう。
Iさん、Oさんに迷惑をかけてしまった。要猛省。
フォーラム2日目(最終日)。
300余名という規模で、関係機関が集まっていること自体が素晴らしい。
と共に、その他大勢としての参加しか出来なかったことについて、
情報収集の在り方もふくめてしっかりと反省しなくてはならないと、
改めて思う。
その国に常駐していないということの意味は、
もちろんわかっているつもりではあるのだが……。
フォーラムは進行中なれど、
911の指令センターを見学させてもらえるとの話があり、
IさんOさんに連れられ、そちらを見学させてもらう。
911のインストラクター、Mさんに感謝。
コスタリカの911。
薬の処方、DV、火事、救急、傷害、殺人、等々。
何から何まで、全国を一元管理とのこと。
まずは3秒ほどの自動応答の後、担当者が受ける。
システムはカナダ製、ライセンス料は1台あたり月額1000ドルとか。
まぁ、そういうものだろう。
通報の中身は、訓練を受けた担当者が、その場でキーボード入力、
(書き込むべき項目は当然のことながら決まっている)
必要に応じて関係機関とリアルタイムで共有されるとのこと。
電話料金の1%(料金?収益?)が911のシステム維持に投入されるとのこと。
データは10年保存。毎日、判事が来て確認しているのだそうな。
職員数が109名。うち75名はパラメディックとのこと。
セントロの北部、カリブ海方面行きのバスターミナル
「カリベ・バスターミナル」の食堂にて、日本人3人で食事。
きれいかつリーゾナブルな値段と味に満足。
午後、フォーラム会場に戻り、
相変わらずスペイン語はわからないが、
わからないなりにフォーラムの展開を聞く。
4つの分科会から、それぞれの報告があり、
壇上の8人がそれに応える形で議論が展開する。
提言?が導き出された過程はわかるが、
その中身については甚だ疑問。
そして、その提言が「えらいさん」に伝えられる。
これは一種のセレモニーなのか、とも思ったが、ともあれ、
BOSAIでこれだけの人が集まる素地があることを
しっかりと認識すべきである。
夕暮れ近くになったが、
コスタリカ赤十字の本部を見学させてもらえるとのことで、
IさんOさんと共に伺わせていただく。
コスタリカ赤十字は、
救急と救助の初動対応を行っているという点で、
他国とは異なる特徴を持っている。
(ちなみにメキシコとコロンビアも同様なのだそうだ。)
指令センターには、午前中に見た911のシステムが2つ。
指揮通信システムは、99年にJICAが供与したものとか。
さらに、日本の消防で言えば救助工作車にあたるものも、
日本が支援していた(車両はフォード製ではあったが)。
全国で700台ほどの車両を運用しており、
うち400台ほどが救急車とのこと。
やはりここでもトヨタ車の評価は高い。
奇妙に思われるかもしれないが、
気象変動対策のセクションがあり、
若い職員ががんばっている。
コミュニティ向けの一連のテキストがあり、
その幾つかはプロジェクトBOSAIの活動とも通じるものがある。
過日の、コスタリカ・コバノでの学校BOSAIの写真を見せ、
「我々はこういう活動をやっているのだが一緒にやれればいいね」と話をする。
そう、一緒に仕事をしたいなぁ、という気になるのが嬉しい。
期せずしての赤十字訪問であったが、
得るところは大変大きかった。
担当のOさんに感謝である。
夕食は、サンホセに来た時にはいつも行っている、
アルゼンチン産の肉料理の店である「ブエノスアイレス」へ。
バーの雰囲気も良く、店の人と顔馴染みになりたいなぁ、と思う。
分厚いステーキ肉と赤ワインを味わいつつ、
IさんOさんからいろいろと説明をしてもらう。
参考までに、その幾つかを紹介するならば……。
・自治体職員(市町村レベル)を対象として、
コスタリカの通信大学が
リスクについての講義を行っている事例がある。
・土地利用について、中央政府は規制を強化しようとしているが、
市町村のレベルが追い付いていない。
・建物の耐震性に関する建築基準はある。また、
断層周辺での建築を制限する断層法もある。
ただし、その断層の規定については、極めて疑問。
・コミュニティが災害リスクを知りたいと思ったら、
中央政府(国家防災危機管理委員会)が、
コミュニティレベルでのリスクマップまで提供可能。
・開発計画の中に防災の視点を入れよ、
との議論まではされている。
・防災計画?非常事態計画?はあってもその評価が出来ない。
評価が出来る仕組みを作る必要あり。また、
計画についてアドバイスをしてくれるところがない。
・企業の防災についても、防災計画、シミュレーション、
BCPまでの言及はある。
・等々
さて、これら、
表になった課題だけでも多数ある。
それらに対して、どこまで働きかけられるだろうか。
酔いざましを兼ねて、
ホリデーインまで送ってもらう。
ウェルカム・ドリンクをもらい損ねていたことに気付き、
バーの閉店まで少し時間があったので、
パソコンを持ち込んでメールなど。
(11月30日アップ)