神戸市は、新型コロナウイルスに関する独自の調査で、これまでに市内で31人が変異株に感染していることが分かったと発表しました。

国は新型コロナの陽性者のうち、およそ5~10%について変異株の検査をするよう求めていますが、神戸市では、約60%を調べています。

これにより、2月中旬までに31人がイギリス型の変異株に感染していることがわかったということです。

さらに、5人がイギリス型や南アフリカ型、ブラジル型とは違う、起源が不明の新たな変異株に感染していました。

神戸市・久元喜造市長は3月1日、「検査数に占める変異株の割合は徐々に増えてきている。サーベランス(調査)体制を強化したい。緊急事態宣言解除といって気を緩めることなく、感染予防対策をとっていただきたい」と話しました。

神戸市では、2月中旬以降に検査した陽性者のうち、半数程度が変異株に感染していたことも分かり、市は感染対策の徹底を呼び掛けています。