Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

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今日、母の施設に行く

2024-05-21 19:45:53 | 『福祉』『介護』病院・障碍者・高齢者福祉。母の優しさ。借金ローン返済地獄解決篇
 今日も、というより、今日こそは、母の施設に何としても行こう、との念慮から、私は自転車を力強く駆け出して、向かった。
 この所、四月は相続人申告登記で、法務局だ役所だとうるさく、五月になると、今度はシロアリだ、で、中々母の面倒、というか、心配がまったく手つかずであった事に今日は思い知らされた。
 今日の朝、母は、食が細くなりだした母ではあったが、まったく食事を摂らないので、職員さんが気を利かせて、施設内の喫茶店に連れ出して、そこに売っている、何か本人が欲しいものをリクエストさせたという。それで、何と、母は150円の醤油ラーメンのカップ麺を欲したそうである。
 そうして、半分ほど食べて、腹を満たしたという。それから、我が家に電話が来て、今度から、あの喫茶店に寄って、何か、本人が食べたいものがあれば、お金を使っても良いか、と職員さんが言うので、勿論、どうぞ、母が望む通りの食品を与えて欲しい、と私からも必死で懇願した。
 それで、この、ブログでも以前述べたかもしれないが、母は、とてもバウムクーヘンが大好きだと職員さんから聞いていたので、私はその施設に伺う前に、小さな小分けの個包装のものを、大袋入り全三袋も奮発して、購入していった。
 そして、母の部屋に入り、私の夕べの勤行がてら、二人で一緒に、ゆっくりめの、夜のおつとめをした。これには、母も、小さな声だが、少しずつ、お経を、唱えられる所は母なりに唱えていた。
 そして、私のこれは、以前はお寺や、福祉事務所のPC教室に持ってゆく、自前のパナソニックの今年中古で安価で買ったパソコンを持ち込んで、しばらく、音楽、曲を聴いていた。大体が演歌で、今の人らしい、山内惠介さんの音楽などを聴いた。
 そうこうしているうちに、五時ピッタリとなり、チャイムが館内に鳴り渡り、係りの職員さんが、これにて終了です、と言いに入って来た。
 私も、別れを惜しんで、PCを片付けている最中に、母は、私を心配して、「帰りは気を付けてね!」と言ってくれた。
 母には以前から、私が自転車でここまで通っている事は私からも言っていた。それが、短期記憶がはかなくも消えてしまう筈の母にしては、これは奇跡と言うのか、我が子がそれ程かわいいのか、との想いにこちらも打たれた。
 幾ら、認知症に侵されようとも、母の魂までは負かす事などできやしない。その証左であった。
 私は母の心配を打ち消しかき消すように、「じゃあね!」と言って、元気よく颯爽と母の部屋の扉を開き、出て行った。
 母との離れ離れの生活は、これで、六、七年となろう。しかし、母子の絆は、離れずに、むしろ強固な結び付きで、お互いを心配し合う仲、関係性の中で私達親子は、これからも生きてゆく所存、覚悟である。
以上。よしなに。wainai


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