

夫:ここが萌えカル文化祭の会場かい?大田区産業プラザpioだね。
大田区はローマ字で書くとオタクなんだ~。
妻:何を訳のわからないこと言ってるの?「萌えって何?」というから来てみたのよ。
ここに来れば萌え文化の一端が見られると思うわ。
夫:多くの若者が並んでいるね。私たちも並ぼう。ここに並ぶのは少し年齢的に違和感を
感じるけど萌えの文化を知るいい機会だね。
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夫:これが痛車か~。派手な装飾だね。でもキャラクターの絵を描く人、印刷する人、
車に貼りつける人など多くの人と多様なテクノロージーが関わっているね。
特に真ん中の痛車は大きなスクリーンで映像を流している。
この車はお金をかけている感じだ。
今、地下鉄やバスで全面広告の車両を時々見るけど、発想は一緒だな。
妻:会場の真ん中にリンクが設置されているわ!何が始まるのかしら。
夫:外国人と日本人のコスプレ競演だね。皆、成りきっているよ。
コスプレとはアニメやゲームなどの登場人物のキャラクターに扮する行為を指すか
ら、彼女たちはコスチュームプレイヤーと言うわけだ。
外国の女性が参加しているということは、海外でもかなり認知されているんだね。
日本から発信された萌えの文化が世界の女性たちに受け入れられていることがわか
った。
妻:2階のマーケット会場へ行ってみましょう。
わあ~、萌えの付いた商品がこんなにあるんだ~。
お醤油からお菓子、化粧品、装飾品などいっぱい並んでいる。
夫:ビックリだね。オタク文化の一翼を担う「萌え文化」が産業として根付いていることが
分かった。
次はどこへ行く?
妻:アニメに関するトークショーが3階であるそうよ。外国人アニメサミットとか現役アニ
メーターによるアニメ製作デモンストレーションがあるみたい。
夫:外国での日本アニメの評価が聞けそうだね。
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夫:日本のアニメの評価については知識があったから、アニメトークの内容はよく理解で
きたよ。
良かったのは最近設立したアニメ制作スタジオの立ち上げ秘話が聞けたこと、それと
プロの技が見られたアニメ制作のデモンストレーションは面白かったな。
4階では何をやってるの?
妻:アニメソングのライブや公開ラジオのイベントがあるわ。有名な声優さんは人気があ
るから多くの人が会場へ行っていると思うな!
夫:我々も後で行ってみよう。これから1階で次のイベントが始まるようだから戻ろう。
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夫:おっ。盛り上がっているな。「全日本若本規夫選手権」だって。
私はよく知らないけど有名な声優さんなんだね。
これだけ会場を盛り上げるとはさすがだね。
妻:どう!少しは萌えの文化を理解できたのかな?
夫:「萌えカル文化祭」と名付けただけあって、声優さんとのコラボなどイベントの種類は
盛りだくさんだったね。
でも「萌え」に関してはその一端を垣間見たという感じだな。
とても「萌え」を理解できたとは言えないけど、身近になったことは確かだね。
「萌え文化」はこれからますます市民権を得そうな予感がしてきたよ。
今日はありがとう!
「萌えカル文化祭」は
2012年6月2日(土)、3日(日)の2日間、大田区産業プラザpio にて
開催された。