1.アートな心で秋の公園散歩
アートという言葉を使うのは気恥ずかしいのですが、秋らしい風景を写生しようと近
所の公園に出かけました。しかし、風が強めで、気温も冷え込んでいたので絵筆を
出すのをやめて、カメラ撮影に切り替えました。写真をもとにして家で描こうと考え
たのです。
モミジの木は色付きが増し、他の樹木の紅葉との相乗効果で、公園全体がとても
華やかでした。描く対象を公園全体にするのか、特徴のある樹木にするのか、また
は一枚の葉に絞るのかが定まらないままウロウロして、とりとめもなくカメラの
シャッターを切っただけで公園を後にしました。
どうやら「あの葉は赤色色素のアントシアニンの合成にバラツキがあるから綺麗
じゃないな。この葉の根元は水分や糖分が詰まっていて離層が進んでいそうだ。ま
もなく落葉するぞ。」などと考えてしまう私の悪い癖が、アート心に浸るのを邪魔
していたようです。 家に戻り、パソコンで見たその日の撮影画像の中には、絵筆
をとって描きたくなるものは1枚もありませんでした。
そこでまたまた方針転換をして、これらの画像の活用方法を考えることにしました。
思いついたのが「パソコンでお絵かき」です。以前、年賀状作りのために挑戦したき
りで、すっかり忘れていましたが、今回調べて、たくさんのお絵かきソフトがあるこ
とを知りました。自分に使いこなせそうなお絵かきソフトを使って、撮影してきた写
真を下絵にした作品作りに鋭意、挑戦中です。真冬になる前に、自分なりに満足で
きる作品を1枚でも仕上げることができると良いのですが・・・
☆紅葉のメカニズムについては、本ブログの「紅葉のメカニズムは足し算と引き算」
を参照してください。
2.簡単なドングリ人形作り
ドングリと椎の実で簡単な人形を作り、ブログ用の挿絵画像を作りました。
ある日、暖かい陽射しに誘われて近所を散歩していたところ、道端に大小様々な
ドングリが落ちていました。私は「六人の僧が作れる」と直感して拾い集めました。
10月21日(月)のブログに記載した「お白州に引き出された六人の僧」の挿絵は、
この時に集めたドングリで作った六人の僧と、砂利の上にむしろをひいたお白洲を
イメージした写真を組み合わせて作成したものです。
今、いろんな大きさのドングリに松ボックリを加えたドングリ人形を作って「六人の
僧シリーズ」の草稿を練っています。これまでのブログでは話に合わせた挿絵や写
真を添付してきましたが、今回は人形を先に作って、それに合わせた創作話をひね
り出そうと考えています。こちらはパソコン絵よりも早くできそうです。
どれもこれも拙いものとは承知の上ですが、手作り感たっぷりのものを自分で作り出
す楽しみを見つけ出した今年の秋です。