鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

昆虫天国

2005-09-09 12:10:58 | 雑事

注意:今回の記事は、昆虫嫌いにはちょっとツライ…
   また、生き餌についての記述があるため、心優しいかたも無理かもしれません。
   イヤだったらスルーすることをお勧めします。


東京近郊に住む知人からメールが入ったのは、つい3日ほど前。
「大雨で、カマキリが迷い込んできました。送りましょうか?」
添付されていたのは、体長10センチはあろうかという(!)立派なカマキリ画像でした。

お盆にその方と会った際、子鬼がカマキリを見たい、欲しい、と言っており、
じゃあ、来年夏にまた来るときに一緒に空輸してもらえば良い、と
いう話をしていたのを、覚えていてくれた様子です。
子供の些細な願いを覚えていて、わざわざメールで教えてくれるあたり
非常に親切♪

「では、お願いします」とすぐメールを返し、
台風14号の襲来に「宅急便遅れたら死ぬかも」とビクビクしながらも待つこと三日。
カマキリくん、今朝、無事届きました。

もともと、私の住む地域には大きな種類のカマキリはいません。
検索すると、いんやいるぞ!って話もありますが、カブトムシと同じで、
誰かが飼育用に持ち込んだものが野生化しているらしく、まだそれほど数は多くないようです。
(注:本当は、そういうのは生態系壊すからダメなのですけどねー)

初めて見るカマキリに、目を輝かせる子鬼。そしてダンナ(笑)

さて、問題は餌です。
カマキリは肉食。しかも、動くものしか食べません。
一般には、ペットショップで売ってるコオロギやら
(爬虫類や一部の熱帯魚用の餌としてふつーに売っています)
そのへんのバッタやらチョウやらが餌になるわけですが、
うちの子鬼に、それが受け入れられるでしょうか??

とりあえず、昨日のうちに獲っておいた3センチほどのイナゴを与えたところ、
途端にカマキリは石の様に気配を消し、やがてタイミングを計るように、
ゆらゆらと上体を揺らしはじめました。
すぐには捕まえないだろうと、籠の前を離れ、そして次に見たとき…
すでに、カマキリの腕の中のイナゴの頭はありませんでした。
…やはり、腹ペコだったようです。早い早い。

その後、カマキリは貪るようにイナゴを食べ、45分ほどで完食。
羽と、腹にあったらしい未消化の糞しか後に残さない、綺麗な食べっぷりでした。
うーん、ここまで残さず食べてしまうと、あまり陰惨な気がしません。
(食べてる最中はちょっとアレですけどね/汗)
ま、カマキリにしてみれば、生きていくのに必要な当然のことをやってるわけで、
それは見ているこちらが残酷だとか言える筋合いのことではないかもしれんです。

調べてみると、それなりの大きさの餌であれば、
二日か三日に一度与えればヨイという話なので、
幸い、ハンティングアワーを毎日見るという事態は避けられるようです。

***

それにしても、カマキリって、見た目なかなか優美な生き物ですね。
小さな三角の顔、大きな目、撫で肩(?)でほっそりとしていて、
くっと首を傾けてものを凝視する姿は、機械のように無機質でいて魅力的。

この描写だけなら、まるで綺麗な女性のもののようじゃないですか?(笑)

ホラー小説で、過去に2~3、カマキリと女性とを扱った短編を見たことがあるのですが、
その雰囲気がいまさらながら納得がいきました。
綺麗で残酷な女性は、確かにカマキリにチョイ似てる。

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