座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

閏日

2016年02月29日 | 

今日で2月も終わりとなります。

節分や春節(旧正月)の印象が強い月ですが、実は古代ローマ時代の暦ではこの2月が一年の最後の月。 平年2月が28日までしかないのもそのローマの暦に由来します。

そして今日は閏日(うるうび)、4年に一度暦と季節のずれを直すために加えられる1日です。 週明けと言う事もありますが人通りも穏やかで、暖かいような肌寒いような、何か狭間に立たされているような一日に感じられました。

昼頃は一時狐雨が降りました

これから徐々に暖かさが増していくようですが、今日の雨もあり境内の梅の花は大分散ってしまいました。 桜が咲き始めるまでもう少しの辛抱です。


勧学祭(かんがくさい)・ランドセルお祓い式

2016年02月28日 | 神社祭事

もう間もなくで3月となり、卒業、卒園式も近づいて参りました。

また、来年度から新一年生となりランドセルを購入される方もいらっしゃるのではないでしょうか?当社では昨年より参拝者からの御依頼があり、新一年生の勧学祭(かんがくさい)・ランドセルお祓い式を行っております。

人生の節目である小学生への進学。大神様に小学生に進学するご奉告と6年間無事に楽しく小学校生活が過ごせます様お祈りし、ランドセルをお祓い致します。御予約等は要りませんので9時~16時半までに神社へ直接ご来社下さい。

【対     象】  平成28年4月に小学校へご入学されるお子様

【当日の準備】 ランドセルを背負ってお越し下さい。

【初   穂   料】 お子様一人につき3000円お納め下さい。

【授   与   品】 御守と小学生低学年用鉛筆等

この時期の境内の様子もお楽しみください。


提灯の手入れ

2016年02月27日 | その他

お祭りで使用する道具などは終わった後に手入れをして仕舞うのが普通ですが、それがすぐに出来ないものも中にはあります。

御正月に境内や鳥居外に吊るした大提灯もその一つで、ここ数日天気の良い日を選んで手入れをしています。

この大提灯は御正月期間の半月ほど、境内に吊るしたままになっています。 ビニール張りの丈夫な物ですが下ろしてみるとやはり雨跡や埃、小さな傷などが目につくものです。

広げて、固く絞った布で拭い、乾いたら仕舞って、を繰り返しようやく半分を過ぎました。 干す所が限られる為少しずつですが、あともう少しです。

御正月の提灯。随分前の事に感じます


本殿の雅楽器

2016年02月26日 | 神社知識・作法・歴史

当神社の本殿のお供え物の並びには雅楽器が置かれています。

あまり出番がない為に装飾のようにも思われがちですが、れっきとした現役の楽器で、8月1日の例大祭では楽師の方をお招きして演奏していただいております。

本殿に置かれているのは太鼓(たいこ)・鉦鼓(しょうこ)・羯鼓(かっこ)の『三鼓』(打楽器)で、これに笙・篳篥・龍笛の『三管』(管楽器)、琴・琵琶の『二弦』(弦楽器)を加えると雅楽器が勢ぞろいします。

雅楽も舞も昔より普及してきているとは聞きますが、やはり本物の演奏は今も得難いものです。 神社によっては神主が雅楽も演奏しますが、こちらではそこまでの人数がいないのが残念な所です。 それゆえ雅楽が貴重な奉納であるとも言えますが…


ピアゴ座間店よりお預かりしました。

2016年02月25日 | その他

朝方には雪がちらつく程で日中も陽射しがあるものの空気や風が非常に冷たくて寒い一日となっています。

本日、近隣にあるピアゴ座間店より御店に来られた方に記入いただいた絵馬を持参されました。

持って来られた絵馬は御神前にお供えしました。

いろいろな御願事が書かれているので先ずは御祓いをしました。

御願事に神様の御導きをいただけるよう神鈴で御恵みを御授けました。

絵馬は毎年ピアゴ座間店が行う催しで行われており、その都度当社に持参されお祓いを致しております。

皆さんの思いが神様に届いて、おねがいごとが叶うと良いですね。


初宮詣

2016年02月24日 | 神社知識・作法・歴史

今日は北風が吹きまさに“寒の戻り”と言うのでしょう、大変冷たい一日になりました。

しかしながら御日柄は大安吉日で、日中は初宮詣のご家族の参拝もありました。

『初宮詣(はつみやもうで)』とは生れた赤ちゃんとご家族一緒に神社にお参りをし、誕生の奉告、これからの成長の祈願をする事です。 『お宮参り』『初参り』などとも言います。

時期は男子なら生後32日目、女子なら33日目などと言われていますが、他に30日や100日といった地域もあり、現在では大体の目安としてこれに近く赤ちゃんの体調の良い日、ご家族が集まれる日などで決められているようです。

また初宮詣の際は父方の祖母が赤ちゃんを抱くのが作法ではありますが、今は母親の“産後の忌”という考え方も薄れてきていますので、こちらも母親が抱いたりと柔軟に行われています。

細かい作法を挙げると沢山ありますが、“ご家族で行う御祝の儀式”というのが大切なところです。 こういった作法などでご不明な点などは、どうぞお気軽にお尋ね下さい。


鎮物

2016年02月23日 | 神社知識・作法・歴史

予てよりお願いをしていた鎮物が社務所へと届きました。

届いたとは言っても今はまだ陶製の器に過ぎませんので、この後に御神札や稲穂等を入れて鎮物を奉製しなくてはなりません。

こちらは完成した鎮物とその中身です

『鎮物(しずめもの)』とは埋める事で奉るお供え物の一種で、例えば家を建てる時は家の真下に、池や井戸を埋める時は土と一緒に入れて使う事になります。

内容は様々ですが、当神社の鎮物には 御神札・稲穂・金物の人形や盾、矛・五色の切麻・南天の葉 といったものが込められています。 陶器に限らず、木箱や和紙で包んだ物など、所によって形は色々あるようです。

そもそも「祭」という字は“台の上にお供え物を置く”という意味の象形文字だそうです。 御米・御酒などの神饌に劣らず地鎮祭などでは欠かせない大切なものですので、丁寧に奉製して使わせていただきたいと思います。


花粉の季節

2016年02月22日 | その他

今日は日中も陽射しが薄く、肌寒い一日になりました。

とはいっても暦の上では春も半ばに近づき、花粉症持ちの人間としては辛い時期になってきました。 特に雨上がりは花粉が舞うとも聞きます…

実際には屋外どこにいてもさほど変わらないのでしょうが、本殿裏に見える杉の木がこの時期は恨めしく見えます。

今晩はまた雨が降るかもしれないとの由。 皆様も体調管理には充分御心配りくださいませ。


松竹梅

2016年02月21日 | 境内の様子

この神社の社務所前には松竹梅が植えられています。

縁起の良い取り合わせ、というのはご存知の方も多いとは思いますが、それぞれ厳寒の時期にも青々としている、また花を咲かせるため尊ばれているそうです。

梅が満開になったというのは先日この社務日記でもお伝えしていましたが、その後の雨風でもう花は散り始めてしまいました。

まだ麗らかな春は先ですが、そろそろ神社の松竹梅は見納めのようです…


おみくじ

2016年02月20日 | 神社知識・作法・歴史

初詣や神社に参拝された際におみくじを引いた経験のある方が殆どだと思われます。皆様が引かれたのは大吉だったでしょうか?それとも凶だったでしょうか?大吉だからといって油断せず、凶が出たからと言って決して悪い未来が待ち受けている意味ではありません。どちらも神様から頂いた言葉だと肝に銘じこれからをお過ごし下さい。

本殿右側と御祈祷受付前におみくじを置いております

おみくじを引いた後は結ぶか、持って帰るか悩まれた方がいると思いますが、そちらはどちらでも結構で御座います。おみくじを境内に結ぶのは、凶を社にとどめて、吉に転じるように神様にお願いする意味があります。ただ、結びさえすればよいのではなく「頑張ります」と心を込めて結ぶことが大事です。神社に結ばれたおみくじはお祓いをしてからお焚き上げ致します。また神社の木々に結ばれていかれる方がいらっしゃいますが、これから花を咲かせる新芽だったりを傷つけてしまう事になりますのでご遠慮下さい。

 


梅満開ですよ。

2016年02月19日 | 境内の様子

今日は陽射しもたっぷりで冷たい風もなく暖かくなっています。

境内の梅も満開を迎え、芳醇な香りを境内に漂わせています。

昨日までは梅の香りを楽しむことは出来ませんでしたが、暖かい空気によって参道に薫っています。

明日は雨、又風も強く吹くとの予報になっています。

もしかすると花散りの天気になってしまいそうです。

しかし、このところ御湿りが少ない事もあり貴重な雨となりますね。

その後は三寒四温ともに規則的に雨が降り徐々に春本番に向かっていくことになります。

今日は24節気の雨水(うすい)。

まさにそのような天候となっています。


二ノ午

2016年02月18日 | 神社祭事

今日は二ノ午の日となりました。

立春後の初めの午の日を「初午」と称して全国の稲荷神社ではお祭りが執り行われます。 いわば稲荷神社の誕生日に当たるようなものですが、十二支で数える為、毎年日付・曜日が変わります。

そのためこの二ノ午の日に「初午祭」が行われる事もままあります。 今年は初午が土曜日だったので、幾つかの会社で、また当神社境内の稲荷社においても本日初午祭が斎行されました。

池の横、また鳥居外側の2社、境内に稲荷社が鎮座しています

修祓

祝詞奏上

玉串奉奠

滞りなくすべて初午祭が終了致しました


平成28年祈年祭斎行

2016年02月17日 | 神社祭事

本日11:00より、宮司以下祭員の奉仕により本殿にて“祈年祭(きねんさい)”が斎行されました。

祈年祭は“としごいのみまつり”とも読み、簡単に言えばこれからの田畑の豊作を祈るお祭りです。

対となる新嘗祭が11月23日で祝日(勤労感謝の日)になっているのと逆に、祈年祭は平日となる事も多いので一般の方には馴染みの薄いお祭りであるかもしれません。 しかし神社では“大祭”に分けられており、昔から大切にされてきたお祭りです。

今年も氏子崇敬者の皆様の御参列のもと盛大に祭典を執り行う事が出来ました。 皆様のご家庭、また郷内の田畑の益々の御栄をお祈り申し上げております。

修祓。 御参列の皆様の御祓い

献饌

宮司祝詞奏上

浦安の舞奉納

神職による玉串奉奠

氏子会による玉串奉奠


昨晩の雪の跡

2016年02月16日 | 境内の様子

昨日、本殿を閉める時に降り始めたみぞれですが、夜の間に気温が下がって一時雪になっていたようです。

今朝は陽射しがありましたのでもう殆ど溶けているものの、日陰には少し雪が積もっていました。

木の根元、緑の上に少し積もっています

今朝、屋根からは雪解けの水が垂れていました

数年前大雪に見舞われたのもちょうどこの2月半ばの事でした。 時折暖かい日もありますが、三寒四温の言葉通りまだ冷え込む日も多くありますね。

土の地面が多いせいか神社は一度雪が積もると中々溶けず、参道を綺麗にするだけでも大変です。 それだけに積もらなかったのは幸いでした。

今週一杯は降るような降らないような日も多いようです。 季節の変わり目でもありますので、皆様も体調管理には充分お気を付け下さい。


2月15日月次祭斎行

2016年02月15日 | 神社祭事

今朝7:00より、毎月1日・15日の月次祭が斎行されました。

昨日は朝から大変暖かかったので油断していましたが、もう元通りの寒さに戻ってしまった感があります。

また境内の末社の新たなお供え、また紙垂の取り換えも行いました。

本来であれば前日に紙垂を換えて掃除をし、綺麗な状態で月次祭の日を迎えるのが理想ではあるのですが、昨日は大雨・強風(春一番)と荒れた天候のため諦めざるをえませんでした。

掃除も一通りできて落ち着きましたが、昼頃になり細かな雨が降って来ました。 また明日は大変寒さを増すとの事で、春本番はまだ先のようです。