座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

八月最後は雨の日

2017年08月31日 | 境内の様子

今日は朝から雨。気温もヒンヤリとしていて気持ちが良いです。

細かい雨が降っています。

 今日の最高気温は24度程。低いのはありがたいですが、関東から東北・北海道にかけて大雨や低温が続いており米どころでは収穫量が心配されるところです。

これらの地域では『やませ』と言われるオホーツク海高気圧から吹き込む冷たい風が江戸時代でも大飢饉をもたらした原因のひとつと言われています。

特Aと言われる良い御米が収穫される地域だけに、10年程前にあったお米不足からタイ米を緊急輸入したような事態にならなければと思っています。


月次祭の準備

2017年08月29日 | 境内の様子

また夏のような蒸し暑さになっています。

午前中は陽射しも強く境内を清掃しているとびっしょりと汗を掻いてしまうほどです。

しかし、今日の夕刻から明日にかけては雨の予報。

少し早いのですが、雨に濡れない場所の紙垂の交換を行いました。

社殿お賽銭箱前

鳥居

摂末社などの紙垂は明日以降の天気をみながら随時交換していきたいと思っています。

台風15号や秋雨前線の影響で少し愚図ついてお天気になるようで、今週末に斎行される兼務神社の例祭が心配です。


稲荷社本殿遷座本殿祭奉仕

2017年08月29日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日、毎年二の午にご奉仕をさせて頂いております、企業様の稲荷社の境内整備に伴い、御霊を仮殿から本殿に遷座する本殿遷座本殿祭をご奉仕致しました。

例年、崇敬の念厚い多くの稲荷講の皆様がお参りをされている稲荷社で、今回、ようやく境内整備が完了致しました。

これからも地域に愛される稲荷社となりますようご祈念致します。


秋の風が吹いてきて。

2017年08月28日 | 境内の様子

今月26日に風神祭も斎行した翌日から空気がどうも秋らしい空気に変わってきたように感じます。

昨日、本日と陽射しもありますが、風はひんやりとして又湿度のないサラッとした感じなので心地良いです。

境内の砂利も風神祭や御祈祷などで乱れてしまったので、今日は境内全体が均等になるよう均しています。

参拝者が歩かれる場所は特に敷いた砂利が薄くなってしまうので小まめに均しているのですが直ぐに薄くなってしまいます。

 

午後になると一層秋らしい風が吹いているので幾分作業も楽に感じます。

8月の下旬から9月の上旬にかけて当社の兼務神社の例祭が次々と斎行されます。

時期的には雨も予想されますが、今年はこの状況からして涼しい御祭になりそうです。


平成29年 鈴鹿明神社風神祭 斎行

2017年08月27日 | 神社祭事

昨日午後4時より、神社本殿にて『風神祭』が斎行されました。

立春からちょうど210日の頃(今年は9月1日)は、稲穂が膨らむ時期でありながら台風の多く襲来する季節でもあります。 そのため風雨の害なく豊作である事を祈るのがこの風神祭の役割です。

また、祭典終了後の夕方5時半から境内にて奉納演芸や余興が行われるのが毎年の恒例行事となっています。

台風を避けるためのお祭りであるのに、季節柄雨が降ってしまう事も多いこの風神祭ですが、昨日は良い天気に恵まれて予定通り行事を終える事ができました。

はじまりはジャズバンドの演奏

皆原・鈴長・星谷の三地区によるお囃子

ダンスチームによる演技披露もありました

最後には〇✖ゲームなど景品付きの余興が

来年も8月最終土曜日に風神祭が行われます。 ご興味のある方はぜひ次回も足をお運びください。


相模中央氏子総代会役員会開催

2017年08月25日 | その他

本日、当神社参集殿にて『相模中央氏子総代会』の役員会が開催されました。

偶然昨日に続いて同じ会議場、また昨日今日と続けてご出席いただいている神職の方もいるのですが、昨日の神職の会である相模中央支部とは異なり、こちらは神社総代の皆様が主体となっている神社関係者の会です。

『総代』を広辞苑で調べると“仲間全部の代表者”とだけ出るのでこれも専門用語なのかもしれません。

今は各神社に規定があり一様ではありませんが、大雑把に言うならば、その神社の神様が伝統的に守護する地域に住む方々を“氏子(うじこ)”、さらにその中で神社の護持運営に携わってくれる方の事を“総代(そうだい)”と呼んでいます。

 

座間市・大和市・綾瀬市・海老名市・厚木市・愛川町・清川村の神社総代の皆様が集まってこの相模中央氏子総代会が組織されており、今回の会議は総会の開催を控えての打合せになりました。

少し長引いたものの、会議は滞りなく終わったとの事。 総会も恙なく開催されます事をお祈り申し上げております。


平成29年度 神奈川県神社庁相模中央支部 総会開催

2017年08月24日 | その他

本日、当神社参集殿にて今年度の神奈川県神社庁相模中央支部総会が開催されました。

このブログにも何度か書かせていただきましたが、この支部は座間市・大和市・綾瀬市・海老名市・厚木市・愛川町・清川村の神社神職による共同体で、こういった支部は神奈川県内で10支部組織されています。

支部では各種手続きの補助、神職の研修や交流が行われていますが、今回の総会では支部の決算及び予算、活動計画などが話し合われました。

神社は例えるならそれぞれが独立した1つの会社のようなもので、基本的に異動や転勤といったものはなく、加えて少人数の組織となれば随分閉鎖的だと感じる人もいるのではないかと思います。

そのため相互に連絡しあえる会があり、この相模中央支部もその一つとなります。

総会を終え、これからの一年も協同して事に当たりたいと思います。


処暑

2017年08月23日 | 

今日は暦の上での『処暑』、厚さも峠を越してこれから段々と涼しくなる頃と言われています。

大体において暦は今でも通じるものですが、今日ばかりは腑に落ちないものだったと言わざるを得ません。 長雨が過ぎ去って炎天が戻り、昼間気温計は36度を指していました。

しばらくは暑い日が続き、しかし急な雨雲もあるとのことで落ち着かない天気が長引きそうです。 皆様もお体ご自愛いただいてお過ごしください。


上袋の「上」

2017年08月22日 | 神社知識・作法・歴史

参拝の方へ御札や御守を頒布する際、神社ではよく「上」と朱色で書かれた袋に入れてお渡ししています。

多くの神社では授与品にこの上袋を用いていると思われますが、ではこの「上」の字は何を意味しているのでしょうか?

 

この鈴鹿明神社では上の字と御神紋と二種類の袋を使っています

『上』は位置の上下を表すと共に、上の場所へ物を移す、“目上の方へ物を奉る”という意味があります。

つまり神社の場合は“御神前に奉ったもの”、“御神前で願い事を伝えた印”として上の字を使っているのです。

また朱色は魔除けの色でもあり、入れた御札や御守が穢れないようにという役割もあります。

 

ちなみに神社によるかもしれませんが、“神様より目上の人はいないので、領収書に上様とは書いてはいけない”といった所もあります。

上一字だけを取っても色々な作法があるものですね。


お祭りの前、お祭りの後

2017年08月21日 | 境内の様子

今週末、26日の16時より神社では『風神祭』が行われます。

これからの時期、田畑に風雨の害が及ばないように祈るお祭りですが、いらっしゃる方にとっては出店や境内での奉納演芸の方が印象が強いでしょうか。 今日は準備のために境内にテントを数台設置しました。

境内には先日行われた地元自治会主催の盆踊りのテントもまだ残っており、屋根が林立している状態です。

思えば盆踊りの日の夜は大変な雨でした。 このブログで“ひとまず天気は良さそう”と書いてしまったのが申し訳ないほどの豪雨で、主催の方々は非常なご苦労をされたかと存じます。

天気は神様のなさる事として私達神主はあまり恨まないようにしてはいますが、やはりお祭りの日は晴れの日であってほしいものです。 最近は思わぬ天気が続いていますが、週末、良い天気に恵まれる事を祈っております。


職場体験学習

2017年08月20日 | その他

今日も朝から弱い雨が降っていました。

境内では昨日行われた鈴鹿長宿自治会の盆踊りの片付けを行っていました。

又、本日1日だけですが、横浜市内にある私立中学校より2名職場体験学習にきています。

夏休みの日曜日という事もあり今回は巫女の衣装を着てもらっての奉仕となりました。

職場体験の前に先ず正式参拝を行いました。

通常職場体験ですと境内の清掃を行うのですが、前にも書いたように今日は朝から弱い雨が降っていたので奉仕の心構えや神社の由来などを

説明しました。

 この後は常勤の巫女に習いながら社頭にての奉仕となります。

11月には座間市内公立中学校から職場体験に来られるのですが、11月は七五三の時期で特に神社では忙しい時期でもあるのでこの時期の職場体験は御正月の準備としての作業が主になってきます。


盆踊り

2017年08月19日 | 境内の様子

今晩、氏子地域である鈴鹿長宿連合自治会の主催で境内にて“盆踊り”が催されます。

毎年恒例の行事で、時間になるとちょっとした屋台も出ています。 雨天順延との事でしたが、どうやら夜も良い天気になりそうですね。

今日の午前中から自治会の皆様が準備されていました

盆踊りはお盆の最後に家族と御先祖様の御霊が一緒になって踊る、という意味がありますが、現代においては地域の交流といった役割が大きくなっています。

夜7時頃からの開始のようです。 お近くの方はお立ち寄りになってはいかがでしょうか。


お米の日

2017年08月18日 | その他

今は調べるとすぐにその日が何の記念日かが分かり面白いものですね。 今日は8月18日、米という字が分解すると「八十八」になる事から『お米の日』とされているそうです。

今の御神田の様子。青々と伸びる時期です

お米は日本人にとって特別な作物ですが、神道においても別格の地位を持っています。

祭事の神饌(御供え物)として供される時も、稲穂・白米・御酒・御餅などお米に関わるものは一番上位、御神前近くに置くよう定めがあります。

また日本全国に広がっている“稲荷神社”も文字通り稲の御神霊をお祀りしたのがはじまりです。

 

日本で主食となった理由は、①日本の気候に合っていて生産性が高い、②貯蔵性が高い、③日本人の味覚に合うためとあります。 また玄米の状態だと栄養価が高いというのも大きな要素でしょうか。

今はお米は贅沢品ではなくなり、またパンや麺など食の選択肢が増えてもきましたが、一方で農家の方々の努力によりお米は増々美味しいものになっているとも聞きます。

私自身も調べるまでお米の日の事は知りませんでしたが、今晩はお米をいつもより味わって食べようと思います。


お神札の祀り方について

2017年08月17日 | 神社知識・作法・歴史

雨が降ったり止んだりと落ち着かない日々が続いております。

さて本日はお神札についてお話をさせて頂きます。皇室の御祖先である、天照大御神をお祀りされていいるのが、三重県伊勢市に鎮座されております、皇大神宮‘内宮‘(ないくう)です。この皇大神宮のお神札を‘神宮大麻‘と言います。

神宮大麻

次に各地域をお守り下さる氏神様のお神札です。こちらはお住いになられている所によって変わりますので、分らない場合はお近くの神社にお問い合わせ下さい。最後にほかに崇敬されている神社のお神札です。必ずしも三社分のお神札がないとお祀り出来ないという事では御座いませんので、あくまでもお気持ちでお決めください。

鈴鹿大麻

ではお祀りの仕方ですが、可能であれば神棚を設けお神札は神棚に納めてお祀り下さい。もしご用意が難しい場合は、下に半紙や白い紙・布を敷いてお祀りして下さい。いずれの場合も神札の向きは南か東に向くよう自分たちの目線より高い所にお祀りします。これはお神札は明るく清らかなところでお祀りする為です。

また、横に並べてお祀りをする場合は、中央に神宮大麻・向かって右側に氏神様・向かって左に崇敬されている神社のお神札。

重ねてお祀りをする場合は手前から、神宮大麻・氏神様・崇敬されている神社のお神札の順でお祀りください。

最後に、お供え物をして頂き(お米、お酒、お塩、お水など)日々の家族の無事に感謝し二礼、二拍手、一礼の作法にてお参り下さい。

 

こちらのお神札のお祀りの仕方は、社頭でお渡ししておりますパンフレットにも詳しく載っておりますのでお神札のお祀りを考えている方、また改めて確認をされたい方は是非お手にとってご覧下さい。


盆の送り火

2017年08月16日 | 

今日はお盆の“送り火”の日。 13日に迎え火を焚いてお迎えした御先祖様の御霊を、同じく火を焚いて元の世界へお送りする日です。

一昔前はちょうど13日から16日がお盆休みでお店も大方閉まっていたものですが、今は中々そうはいかないようですね。 しかし天気のせいもあるでしょうが境内は訪れる人も少なく、穏やかな時間が流れています。

境内は雨が続き中秋の気温、ただしまだ蝉の声は旺盛です

家で行われるお祭りは古くは2月(或いは4月)の『祈年祭』、11月の『新嘗祭』が主でした。 各々今でも神社で行われているお祭りで、それぞれ“豊作を祈る”、“収穫を感謝する”という意味の神事です。 これは御先祖様の御霊とその根源である稲(食物)の御霊を、古代の人が同一視していた事も関係しているようです。

しかし平安時代に怨霊信仰が発達しまた社会情勢の不安が高まってくると、“死者を供養する”という思想が広まり、それまでの家のお祭りに代わって年神様を迎える正月・御先祖様を迎えるお盆が重要視されるようになったという事です。

 

現在お盆は地域によって時期や風習も様々ですが、根元には“自分達の家族が健全に暮らしている事、幸せな事”を見せて御先祖様を安心させたい、という想いがあるように感じます。

お盆最後の日、皆様もご家族で落ち着いた時間をお過ごしになってはいかがでしょうか。