goo blog サービス終了のお知らせ 

座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

鎮物

2016年02月23日 | 神社知識・作法・歴史

予てよりお願いをしていた鎮物が社務所へと届きました。

届いたとは言っても今はまだ陶製の器に過ぎませんので、この後に御神札や稲穂等を入れて鎮物を奉製しなくてはなりません。

こちらは完成した鎮物とその中身です

『鎮物(しずめもの)』とは埋める事で奉るお供え物の一種で、例えば家を建てる時は家の真下に、池や井戸を埋める時は土と一緒に入れて使う事になります。

内容は様々ですが、当神社の鎮物には 御神札・稲穂・金物の人形や盾、矛・五色の切麻・南天の葉 といったものが込められています。 陶器に限らず、木箱や和紙で包んだ物など、所によって形は色々あるようです。

そもそも「祭」という字は“台の上にお供え物を置く”という意味の象形文字だそうです。 御米・御酒などの神饌に劣らず地鎮祭などでは欠かせない大切なものですので、丁寧に奉製して使わせていただきたいと思います。