座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

境内稲荷社初午祭斎行

2021年02月27日 | 神社祭事並びに行事予定

本日、三の午の日に境内稲荷神社の初午祭を斎行致しました。

当社には境内入って直ぐ左側と鳥居をくぐった左側と2つの稲荷社がございます。毎年三の午に両社の初午祭を斎行しております。

風が強い中の祭典となりましたが、今年も滞り無く納めました。明日は大安日曜日。多くの地鎮祭も予定されております。当社の御祈祷は予約制ではありませんので、9時から16時までにご来社頂けると順次、準備が整い次第ご案内させて頂きます。

お車でご来社の際は、参集殿入口に警備員を配置しておりますので指示に従って駐車して下さい。皆様の御来社お待ちしております。


境内の石灯籠

2021年02月26日 | 境内の様子

境内には電気式の赤い灯籠の他に、石造りの灯籠が大小幾つか置かれています。

神社以外では寺院や日本庭園などで装飾として良く置かれているようです。灯りが点いていなくても存在感があるといいますか、自然物と人工物の中間にあるような、風景の中に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

神輿庫の隣にあるのは境内で最も大きく新しい灯籠

中はくり抜かれていて、ここに油皿などを入れて灯すものと思われます

境内で一番古いと見られる灯籠

『文久二戌』と読めます。西暦で1862年、江戸時代です

今は灯りを点ける事もありませんが、点けたとしても辺りを照らすほどの明るさはなく、道を浮かび上がらせる位のもののようです。

しかし電灯ではない本物の火には心を落ち着かせる力があるそうです。何かの折に一度灯してみたいですね。

今の境内の灯籠は暗くなると自動で点く仕組み。便利です


山茱萸(さんしゅゆ)も見頃に

2021年02月25日 | 境内の様子

良く晴れて気持ち良い日和ですが時より吹く北風が冷たく感じます。

境内の山茱萸(さんしゅゆ)という花が見頃を迎えています。

梅の花の後ろに見える黄色い花が山茱萸(さんしゅゆ)です。

小さな花ですが、枝のあちこちに咲くので木全体が黄色く見えます。

秋には赤い小さな実をつけます。以前この小さな実は滋養強壮など薬用としても用いられたそうです。

三寒四温を繰り返しながら春本番を迎える事になります。

今年の桜は平年より早く開花するとの予報です。入学式ではなく卒業式に桜が咲く事になりそうです。


四ツ目垣の新調

2021年02月24日 | 境内の様子

境内の駐車場に面して2本の桜(ソメイヨシノ)が植えられていますが、その根元を囲むように竹の柵があります。

それが古びているという事で、本日職人の方により新しく四ツ目垣が作り変えられました。

四ツ目垣の名称は着物などの目結紋に由来するのでしょうか

古くなったものを取り去るだけならば素人の私達でもできますが、このように新しくとなるとやはり職人の方のお仕事にお任せする他ありません。

桜の咲く前に綺麗に作っていただきました。目立つ場所なので境内の雰囲気が明るくなりますね。


春の彩り

2021年02月23日 | 境内の様子

今日は天皇誕生日。各神社では天長祭が斎行されておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大の懸念から皇居での一般参賀、記帳なども中止されおり感染者数は減少傾向にあるもののまだまだ予断を許さない状況であると言わざるを得ません。

そんな中ここ数日春本番のような暖かな日が続き、境内の花々もひとつひとつ見頃を迎えています。

梅の花は何度かブログでもご紹介させていただきましたが、春の花として椿(つばき)もそのひとつかと思われます。

椿も色々種類があるようですが、伊豆大島で行われる椿まつりはこの時期にかと。

鐘撞堂の左側に咲いています

白い椿かと思われます

こちらは社殿の西側に咲いていて、蕾も沢山ある事からこれからのようです。

境内のあちらこちらに咲いています。

椿の花は花弁が落ちて散るのではなく花ごと落ちるので首が落ちる切腹を思わせる花として忌嫌われた時期もありましたが、椿の華やかな感じが今は多くの人々から愛されるようになったのではないでしょうか。

又、椿の種から採る椿油も食用や美容としての価値も高く珍重されていますね。

これから次々と色々な彩りが幾重にもなって境内を飾ってくれます。


境内の松竹梅

2021年02月22日 | 境内の様子

社務所の目の前にはちょっとした緑の空間があり、そこに松竹梅が植わっています。

ちょうど梅が満開の時期で、松竹梅も今が一番見ごたえのある時期ではないでしょうか。白梅のためか写真ではあまり威容が伝わりませんが...

松竹梅は寒さに耐えて青々と、また花を咲かせる姿が縁起が良いとされています。日本画などでも良く題材にされていますが、梅が咲いて松竹梅が本当に揃うのはこの春の一時だけです。

ことさらに松竹梅が持て囃されるのは厳寒の季節を過ぎて最初の景勝であるから、という事なのでしょうが、最近は急に春が深まったように暖かい日が続いています。

ただまた週末頃には寒気に見舞われるとの予報もあります。寒暖の差の大きい時期ですから、皆様もお気を付けてお過ごし下さい。


花粉症の季節

2021年02月21日 | その他

『東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ(菅原道真)』

暖かい東の風と梅の花が揃い、境内はもう春らしい景色へと変わってきました。しかしこの季節になると春のもう一つの側面、花粉症についても覚悟をしなければなりません。

神社職員にも症状の軽重はあれ花粉症の者が少なくないので、なかなか困った季節です。

マスクを着けて過ごす事が普通になりましたので、その分花粉症対策にもなるのでは...と思いましたが、マスクは目を守ってはくれません。また風の強い日は不十分な時もあり...やはりそろそろ薬を飲まなくてはなりません。

人前で、また御神前でお話しをするのが私達のお役目なので、あまりみっともない姿を晒すわけにもいきません。道具にも頼りつつ、気を引き締めて参りたいと思います。


境内稲荷神社のお祭り

2021年02月20日 | 神社知識・作法・歴史

当神社の境内には末社として2社の稲荷神社が鎮座しております。

先日の15日が二ノ午の日のためその日にお祭りが行われる予定でしたが、当日昼前後は大雨が降りましたので次の三ノ午、27日にお祭りが延期となっています。

元々参列者を招かない神職のみでのお祭りですから今日の様な快晴の日に行ってしまいたいところではありますが、祭日の決まっているお祭りですからそうもいきません。

境内の稲荷神社

稲荷神社のお祭りは『初午祭(はつうまさい)』と呼ばれ、“伏見稲荷大社の御祭神が和銅5年の初午の日に降臨した”という伝承に由来すると言われています。

そのため今でも全国の稲荷神社で初午祭が行われていますが、初午だけではなく二ノ午、三ノ午の日も祭日に数えられているのが面白い所です。これは全国に稲荷神社が多いために祭日がその分多くないと都合がつかないという実際的な理由もあるのではないかと思われます。

 

日本全国に稲荷神社は3万社以上あるとされていますが、各家庭や会社の敷地などにある祠を入れるともっと数は多くなるでしょうか。神道の中で、稲荷信仰は日本で最も広く信仰されていると言われています。

ここまで全国に広がったのは稲荷講など人伝えで信仰が広がったのは勿論、元々あった『田の神信仰(春に山から田へ神様が下りて恵みをもたらし、秋に山へお帰りになる)』と置き換わっていったなど幾つかの要因があると考えられています。

また家庭にあれば家内安全、会社にあれば商売繁昌、港町であれば大漁祈願と様々なお願い事を叶えてくれると言われるのも稲荷信仰の特徴でしょうか。今の時代段々と数を減らしてはいますが、皆様の身近にも稲荷信仰がまだあるのではないでしょうか?


竹島領土平安祈願祭

2021年02月19日 | その他

当社権禰宜が所属している、40歳以下の青年神職集まり、神道青年全国協議会の呼びかけにより、竹島をはじめ日本海の平安を祈る、『竹島領土平安祈願祭』を斎行致しました。

隠岐の島の「竹島之碑」に於いて、全国の多くの青年神職が集まりお祭りを執り行うのは、今の昨今は厳しいと判断して、現地での祭典の斎行と共に、各奉仕している神社に於いてもお祭りを同日の2月19日に心を一つにして執り行いました。

一日も早い平和的な解決と、竹島を始め日本海が安寧である事をご祈念申し上げました。


雨水

2021年02月18日 | 神社知識・作法・歴史

今日2月18日は二十四節季でいう『雨水』(うすい)にあたります。

この雨水は冷たい氷も解けて水となり、雪も雨と変わるという意味で雨水と呼ばれているそうです。

境内では春の足音が徐々に聞こえ始めております。

週末は気温も上がり暖かくなりそうです。常であれば春の足音を聞きにご来社下さいと言えるのですが、今は気軽に言えない事が何とも言えずに歯がゆいです。


祈年祭

2021年02月17日 | 神社祭事

本日、11時より祈年祭(きねんさい)を斎行致しました。

この祈年祭は、11月23日に収穫の感謝をお伝え申し上げる新嘗祭(にいなめさい)と対になるお祭りで、その年一年の五穀豊穣を祈念するお祭りです。

また、祈年祭・新嘗祭は古くより重んじられてきたお祭りでもございます。

宮司一拝

献饌(けんせん)

宮司祝詞奏上

玉串拝礼

氏子会会長に併せて参列者玉串拝礼

撤饌(てっせん)

宮司一拝

この祈年祭は、農耕儀礼から来ているのですがその歴史は古く、中国で行われていた大祀祈穀を参照して、675年に令制国家祭祀として行われたのが最初だと言われております。

それから欠かさず行われてきた祭祀ですが、室町時代後期には戦乱の為、断絶されていた時期もありました。

本格的な再興は明治2年(1869年)に再び斎行されるようになり、今日に至っております。

今は、この様な厳しい昨今ではございますが、この一年が皆様方も、農作物も実り多き一年となります事をご祈念申し上げます。


神奈川県神社庁相模中央支部理事会

2021年02月16日 | その他

昨日、この鈴鹿明神社を会場に神奈川県神社庁相模中央支部の理事会が行われました。

幾度か書いておりますが、この神奈川県神社庁相模中央支部とは座間市・大和市・綾瀬市・海老名市・厚木市・愛甲郡に鎮座する各神社神職の共同体で、県内で神社庁の下に10支部構成されているうちの一つになります。

本来であれば神職の祭式作法などの研修会を企画したり情報交換の場となるのが支部の役割であるのですが、昨年の初めての緊急事態宣言から大部分の行事が中止もしくは延期となっています。

今回の理事会でも春の研修会は行わないという事で決定致しました。来年度こそは徐々に元通りになってくれるのでしょうか...?


如月15日月次祭斎行

2021年02月15日 | 神社祭事

本日朝7時より、恒例となっております月次祭が本殿にて執り行われました。

早朝でしたのでまだ小雨の中での祭典となりました。既に境内は梅が咲き始めて霜柱の姿も無く、春も深まってきたように感じられます。

修祓。ご参列の皆様のお祓い

宮司祝詞奏上

昼頃が最も強くその後は急に雨脚が弱まってきました。今は正に春雨という静かな雨に変わりつつありますが、2月は過去に大変な大雪になったこともある月です。まだ寒暖の差がある時期ですので、お身体には気を付けてお過ごしください。


梅の開花

2021年02月14日 | 境内の様子

昨日は東北地方を中心に最大震度6強と大きな地震が発生し、被害を受けられたか皆様にお見舞いを申し上げます。住宅やライフラインのいち早い復旧を願うばかりです。

本日は境内の梅の開花状況をお知らせ致します。


神前結婚式

2021年02月11日 | 神前結婚式

本日、気持ちの良い天候に恵まれ、建国記念日に神前結婚式のご奉仕がございました。

新型コロナウイルス感染症の影響で結婚式が少なくなっている中、御親族様ご参列の元、厳かに執り行いました。

当社の参道整備後、初の神前結婚式となり、石畳の上を雅楽の音色を先頭に参進して本殿へお進み頂きました。

宮司の祝詞奏上の後、浦安の舞を奉奏し、誓杯の儀、指輪交換の儀、誓詞奏上、玉串拝礼と進みます。

誓詞奏上

新郎新婦玉串拝礼

親族代表による玉串拝礼

お二人の末永いお幸せを神職一同ご祈念申し上げます。本日は誠におめでとうございました。