座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

境内の木々

2011年10月31日 | 境内の様子

本日で10月も終わり、早いもので残すところ2ヶ月となりました。日中は過ごしやすい日々が続いておりますが、夜はうって変わって肌寒いくなっております。

境内の木々も徐々に色を付けて参りました。落ち葉の掃除が大変な時期でもありますが、木々の変化を伺いながらの掃除ですので気持ちを落ち着かせてくれます。

いちょうの木も銀杏を落ち、葉っぱが黄色に変わってきました。

桜の木も赤く色を変えてきております。

今年の紅葉は、台風の影響で葉っぱが飛ばされ、例年よりは葉っぱの数が少ないような気がいたします。

鐘突堂脇の梅の木も黄色くいろ付いてきました。

正月巫女奉仕の募集終了させて戴きました。多くの皆様の応募ありがとうございました。現在面接を行い選考を致しております。応募戴きました皆様今しばらくお待ち下さい。

明日から、11月七五三詣をはじめ多くの皆様の御参拝をお待ち致しております。明日のブログで11月の予定表を掲載いたします。


本日のご奉仕

2011年10月30日 | お正月

本日は七五三詣をはじめ初宮詣と社頭が賑わいを見せました。また、外のお祭りでは地鎮祭奉仕と祝い事が重なりました。

午前中は大変天候も良く、嬉しそうなお子さまのお顔を拝見することが出来ました。

本殿前、朱傘の下での記念撮影!

本殿にてお子さまの健康と今後のご成長を御祈願いたしました。誠におめでとうございました。

またの御参拝をお待ち致しております。


脱穀しました!

2011年10月29日 | 神社祭事

本日は、お天気も良く七五三シーズンに入り多くのご参拝を戴きました。

七五三をはじめ初宮詣をお迎えになりましたお子さまの健やかなる成長をご祈念いたします。本日はおめでとうございました。

社頭の賑わいとはまた別に、神田にて天日干しをしておりました稲穂の脱穀と年末に奉納される注連縄の穂の精製を鈴鹿明神社注連縄奉納同志会の会員19名が集まり作業を行いました。

まず、脱穀を機械で行い。今年の収穫を致しました。

機械での脱穀でしたので、あっという間に終わってしまいました。

休憩後、注連縄用の藁を足踏み脱穀機を使い精製致しました。

手慣れた様子で、次から次へと注連縄用の藁が出来上がりました。

当社禰宜が一緒に作業をさせていただきましたが、その傍らで新嘗祭に奉納する、稲穂を作り出来上がりました。

注連縄奉納同志会の皆様本日はお疲れ様でした。12月中旬に境内にて注連縄づくりを行います。その様子はブログにて報告致します。


神奈川県神道青年会研修事業

2011年10月28日 | 社外活動

昨日、神奈川県内40歳以下の神職で構成致します、神奈川県神道青年会の研修事業に参加致しました。川崎市川崎区に鎮座致します稲毛神社にて行われた今回の研修は、外部より講師をお招きし、実務研修を行いました。

今回の講師は、公益社団法人日本青年会議所 徳溢れる心醸成会議の議長、副議長、メンバーの皆様4名にお越しいただき、この会議体が作成致しました『家訓プログラム』を受講させて戴きました。

このプログラムは、この家訓プログラムを実施することで、心の荒廃の背景にある数々の問題を個人の視点から見つめ直し、誇り高き精神性と美意識を次世代に受け継ぐ取り組みとして行われているとのことで、全国約50箇所ほど約2000人が受講したとのことでした。

この家訓プログラムを受講し、このプログラムの趣旨にありました日本人としてのもともと持ち備えた誇り高き精神性と美意識を見つけ直し、祖先より受け継いできた正しく生きる心、徳溢れる豊かな心を身に付け、これからの子供達のためにしっかり日本人としての誇りであったり伝統を受け継がなければならないと改めて実感致しました。

講師の先生の話の中に、創業200年以上の会社はどこの国が一番多いでしょう?と言う質問がありました。やはり日本だそうです。またこのような長く続く会社のは「社訓」があるとのことでした。

神社も長年その地域に氏神として鎮座しております。日本の伝統文化を次世代に受け継いでいくことが神社、神職の使命の一つだと考えております。この家訓作りのプログラムに参加し、守り伝えることの大切さを学ばせて戴きました。

この経験生かし、日々の神明奉仕に神社職員一同務めて参ります。


境内の紅葉

2011年10月27日 | 境内の様子

本日も、暖かく過ごしやすい日となっております。秋ともなると、境内の木々に様々な変化が現れます。銀杏は、緑の葉から鮮やかな黄色に色を変え境内を明るくしてくれます。同じように紅葉も緑から紅色へと秋から冬に向けての風物詩として境内に彩りを添えてくれます。

当社境内にも紅葉がございますが、まだ、緑の葉を付けており、これから紅色へと変化をする準備段階といった感じです。

また、色を変えてきましたらブログにてお知らせいたします。

本日は当社禰宜が所属しております、神奈川県神道青年会の研修事業が午後4時より行われます。今回の研修内容は、公益社団法人日本青年会議所 徳溢れる心醸成会議の皆様をお招きして、「道徳教育の再興にむけて」と題しまして、「家訓づくりのプログラム」の講義を受けて参ります。明日その講義の内容をお知らせできると思います。


玉串奉奠の作法について

2011年10月26日 | 神社知識・作法・歴史

最近日中は過ごしやすい日が続いておりますが、日が落ちるとグッと肌寒い日となりました。体調管理に十分に注意をする時期となったようです。

さて、本日は、玉串奉奠の作法についてお話しをさせて戴きます。ご祈祷をお受けになりました皆様が神様に奉るものを玉串(たまぐし)と言います。玉串とは、榊の枝に紙垂(しで)と麻を付けた物で、この玉串の語義、由来については様々な説があると言われております。もともと、神霊の依代(よりしろ)であったとする説が有力とされております。語義については、国学者、本居宣長は、手向串(たむけぐし)の意味とし、賀茂真淵、平田篤胤などは玉などを着けたということで玉串としており、諸説様々な語義が存在いたします。

この玉串奉奠の作法

まず、玉串を戴いたら右手で茎先、玉串の先端近くを左手を添え、胸高に両手で持ちます。

次に、神前で約45度くらいの礼を行い、玉串を立ててこの玉串に祈念を込めます。

祈念を込めましたら、玉串を時計回りに回し、茎先をご神前に向け、案(台)の上に捧げます。

その後、二礼二拍手一礼の作法にてお参り戴きます。

神社にお参りの際は、同様に二礼二拍手一礼の作法にてお参り戴きます。


千歳飴

2011年10月25日 | お正月

七五三では、千歳飴を食べてお祝いをします。

千歳飴は、江戸時代の元禄・宝永の頃、浅草の飴売りが売り出したのが始まりとされております。

千歳飴は、親が自らの子に長寿の願いを込めて、細く長くなっており、縁起が良いとされる紅白それぞれの色で着色され、鶴亀や松竹梅などの縁起の良い描かれた千歳飴袋に入れられております。

当社でも、お子さまが健康に成長されますよう御祈願しました、千歳飴を授与しております。

初穂料 五百円


歳時記

2011年10月24日 | 境内の様子

境内の清掃は毎朝必ず行っていますが、秋になりますと落ち葉だけでなく木の実なども見かけるようになります。ついこの間までは銀杏の実が熟して強い香りを放っていましたが、今朝の掃除ではドングリが落ち始めているのに気がつきました。

この実は以前この社務日記でも掲載した「スダジイ」の実かとおもわれますが、見ると沢山落ちているものです。ドングリは稲作が始まるまで古代人の主食として食べられていたといいますので、日本人には馴染みの深い木です。

調べると天皇陛下の植樹祭で植えられたのも同じスダジイの木で、大きく繁るため神社では良く植えられる木なのだそうですね。

十月も末に近づきました。境内は紅葉一歩手前、といった風情ですが、段々夜が長くなるのを実感しています。ご参拝の皆様が健やかにお過ごしいただけますことをご祈念しております。


神事芸能

2011年10月22日 | 神社知識・作法・歴史

神社で行う神事芸能は「神楽」「舞楽」「風流」「猿楽」「田楽」とあり、これらは神々との交流から生まれてきたものであります。

その中で神楽の起源は、天照大神様が天岩戸にお隠れになられたときにアメノウズメ命が舞を踊ったことから始まり、平安時代に書かれた「古語拾遺(こうごしゅうい)」はアメノウズメ命の子孫、猿女君(さるめのきみ)が宮中で行った鎮魂儀(たましずめのぎ)を神楽としており「鎮魂の儀はアメノウズメの遺跡」と記しています。鎮魂儀とは衰弱した魂を体の振動などによって復活させることをいいます。宮中においてなされた御神楽は、天皇や皇后のみたまを復活させるための招魂といえます。

宮中での御神楽に対し、今日神社で巫女が舞う神楽(巫女神楽)は、鈴などの採物を手に優雅に舞われますが、もとは神がかり・託宣に至るため、周囲の人々の囃子に合わせて舞った動作が次第に洗練していったと考えられています。

 

鈴鹿明神社巫女舞


親子で親しむ日本の神話

2011年10月21日 | その他

神道の神様は「八百万の神」と呼ばれ、全国津々浦々の神社にお祀りされており、その大半は「古事記」「日本書紀」に登場する神々であります。これら「記紀」は神道でも重要な「神典」とされ、そこにみえる神話を「記紀神話」と呼んでいます。

記紀神話には個性豊かな多くの神々が登場し、その出生から事積、物事の起源などが記されています。

神奈川県神社庁では日本の神話に親しんでいただけるよう、県内の神主さんが「語り部」となり神話の読み聞かせをしています。

神社のお祭り、小学校、幼稚園、保育園をはじめ地域のイベント等の集まりにおいて公演を行っており、美しい日本の神話を次世代へ伝承すべく、お子様そしてお父さんお母さんを対象に活動しております。

出張公演も承っておりますので、詳しくは神奈川県神社庁までお問い合わせ下さい。


伊勢神宮崇敬会だより「みもすそ」

2011年10月20日 | その他

先日、伊勢神宮崇敬会より崇敬会会報「みもすそ」が届きました!この伊勢神宮崇敬会とは、日本の総氏神さまである。天照大御神さまをお祀りする伊勢の神宮(125社)の崇敬会です。

この崇敬会に加入すると、崇敬会だより「みもすそ」が送られてきます。このたよりにはお伊勢さんの歳時記をはじめ、神宮に纏わる様々な記事が掲載されております。

今回は、特集で御料の野菜果物を育てると題しまして、神宮御園のお話が掲載されておりました。皆様のご承知かと存じますが、神宮でお供えされる神饌は全て自給自足でございます。神宮では、1年365日の朝夕、天照大御神さまにお食事を供える「日毎朝夕大御饌祭(常典御饌)」をはじめ神嘗祭を軸とする年中の祭典や遷宮諸祭にもここで作られた神饌がお供えされると記載されております。神社にとって神饌は最も大切だと考えております。

また、平成25年の式年遷宮に向けて、新御敷地で御造営工事が始まったとの記事も記載されておりました。20年に一度の式年遷宮に向けて様々な動きが進められているとの事です。平成25年に執り行われる御白石持行事には、是非とも参加したいと考えております。

最近、気温がぐっと下がり、肌寒い日が続いておりますが、体調に留意し、風邪を引かないようにお身体ご自愛下さい。

今週末は、大安日曜日です。七五三などの問い合わせが多くきております。七五三をはじめ初宮詣などで社頭が賑わいを見せそうです。

また、10月23日日曜日午後2時から神前結婚式がございます。1時50分から2時30分までご祈祷の皆様には少々お待ち頂くことになると思いますがご了承下さい。


稲刈り

2011年10月19日 | 神社祭事

6月15日に田植えを行いました御神田にて本日、鈴鹿明神社 注連縄奉納同志会の皆様のご奉仕を賜り、稲刈りを行いました。

自然の恵みをうけ成長した稲を一束づつ刈り、天日干しをするためハサガケを行いました。

稲刈り

ハサガケ

 

12月の中旬には本日刈りました稲を使い、境内の注連縄を編み奉納致します。

また、注連縄製作の様子はブログでお伝えしたいと思います。

注連縄奉納同志会の皆様、本日はお疲れ様でした。

 


平成24年版鈴鹿暦

2011年10月18日 | その他

来年用の新しい暦、『平成24年鈴鹿暦』が出来上がりました。内容は毎年のものを踏まえていますが、今回は表紙の写真を春にし、装いを改めてみました。実際の頒布はまだ先のことになりますが、ご報告をいたします。

日本の昔ながらの『暦(こよみ)』は、今のカレンダーとは趣が異なります。日本には6世紀頃に中国から伝わったといわれており、日付を確認する、というより農業や漁業の時期を見極めるために使われていました。明治時代に「太陽暦」が採用されて、今のカレンダーの日付が標準になりましたが、それまで長い間「太陰太陽暦」が使われていたのも、その方が農作業に適していたからだといわれています。

この鈴鹿暦も日本の暦の流れを汲んだものです。古い「旧暦」の記載をはじめ、季節の変わり目を知るための「二十四節気」、大安や仏滅などその日の吉凶を記した「六輝」、はてはその日何をしてはいけないかを示す「十二直」など、色々な季節の知識が載っています。ご興味のある方はどうぞお尋ね下さい。

ちなみに今は暦の上では「霜降(そうこう)」の前頃にあたり、冬の気が段々強くなり霜を結び始める、という時期です。ここ数日は暖かい日が続いておりましたが、季節の境ということです。お身体ご自愛いただけますようご祈念申し上げております。


弁天池の亀

2011年10月17日 | 境内の様子

池がある神社でしたらどこでもいると思いますが、当社にも亀が5匹います。

ミドリガメやイシガメなど様々ですが、参拝のお子様連れの中には餌を持参される方も多く、鯉に餌を取られながら食べようと必死になっている姿が愛らしいようで子供達は亀に声をかけながら餌を与えています。

少し前までは1~2匹でしたが、家で飼っていたものが飼えなくなってこっそりと池に放す人もあるようで少しずつ増えてきています。

当社の神池の陸地は先日ブログにも載せました龍神の頭の上しかありませんので、現在いる5匹の亀は折り重なるように日陰干しをしております。なかには龍神の頭に上がってこようとする亀に、先に上がっていた亀が足で落とそうとこともあります。

秋に入ると日陰干しをすることもないのでそのようの様子をお見せするは出来ませんが、また機会がありましたらブログで紹介させていただきます。