座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

御朱印

2016年04月30日 | 御祈祷・授与品

もう昨日からゴールデンウィーク、という方も多いのではないでしょうか。

普段は土日祝日になると参拝の方は増えるものですが、このような大型連休になると人が集中する事も少なく、今日も境内は穏やかな人通りであったと思います。

ただ近年、曜日に関係なく御朱印を受けに来られる方が多くなっているように感じます。

 

こちらで頒布している御朱印帳

『御朱印(ごしゅいん)』とは元々、お寺に写経を納める時にその印としていただくものだったそうですが、やがてお経を持参しなくても参拝の印としていただけるようになり、それが神社でも行われるようになって現在に至ります。

最近は雑誌などで紹介されることもあり、若い方々の間にも広がっているようです。

稀に参拝をせずに御朱印だけ受取る、という方がいるのは感心しませんが、神社に関心を持っていただけるようになるのは嬉しい事です。 当神社では曜日に関わらず朝9時から夕方4時30分が受付時間となっております。 ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。


鈴鹿明神社氏子会 定例総会開催

2016年04月29日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

4月29日『昭和の日』は “激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす” という意義の祝日ですが、当神社においては毎年氏子会の総会が開催される日でもあります。

雨も昨日で止み、本日は氏子会員、御来賓の皆様合わせて約80名の大勢のご出席をいただき例年通り総会を執り行う事ができました。今回は役員改選の時期ではございましたが、現役員が再任され無事に総会は終了致しました。


雨降りの日に。

2016年04月28日 | 境内の様子

今日は朝から雨。

気温も17度位と昨日までと比べると少しヒンヤリしているような気がします。

昨日参道を清掃していたら、完熟バナナと言うかメロンのような香りがしていました。

もうカラタネオガタマの花が咲いている事に気が付きました。

神輿庫、駐車場入り口付近に咲いています。

カラタネオガタマ

花が少し地味なので香りがしないと咲いている事も判らないかもしれません。

香りも夕方の方がより香ります。

今日は雨が降っていて気温も低いのであまり香りもしないと思います。

明日からのゴールデンウィーク前半は、比較的天気も安定しているので行楽日和となりそうですね。

カラタネオガタマを楽しむのも明日以降の方が良いかもしれません。


祭式研修会開催

2016年04月26日 | その他

本日、神奈川県神社庁相模中央支部主催による祭式研修会が当社参集殿にて開催されております。

相模中央支部は、厚木市、海老名市、綾瀬市、大和市、座間市、愛甲郡に鎮座する神社神職の会です。

毎年、この時期に神奈川県神社庁の祭式講師をお招きして、神社祭典に於いての所作など基本祭式と言われるものを講義や実義を交えて1日の研修会を行っております。

午後8時半より受付、9時より当社にて正式参拝を行いました。

小野講師玉串拝礼

引き続き受講生を代表して山口支部長の玉串、一同拝礼。

参集殿に場所を移して開講式、のち講義となりました。

講義ののち基本祭式の実義となりました。

この後、昼食を挟んで地鎮祭などの建築儀礼の講義と実義を行い、午後4時頃閉校式を行う予定です。

本日は、当支部神職のほか相模原支部の神職も受講され、15名程の参加となりました。

 


ツツジとサツキ

2016年04月23日 | 境内の様子

毎日境内に出入りしていてもまだまだ知らない事があるもので、今の時期花を咲かせるツツジ、実はツツジとサツキと二種類境内にあるそうなのです。

サツキはお隣の海老名市の「市の花」にもなっていますが、実は両方とも“ツツジ科ツツジ属”で園芸品種が多い事もあり、遠目で見分けをつけるのは(素人には)難しい所です。

片方はまだ花が咲いていませんが、葉の大きい方がツツジ、小さい方がサツキ、のようです

季節の花が咲いていると参拝の方にも喜んでいただけるものですが、それだけにご質問を受ける機会も多くなります。

奉仕する神域の事ですから、こういったことについても勉強に努めていきたいと思います。


藤の花

2016年04月22日 | 境内の様子

このところ境内の落ち葉や桜の花軸などがたくさん落ちて掃き清めるとかなりの量になります。

風が強く吹く日が多い為かもしれませんが、昨年より量が多いように感じます。

境内を清掃していると季節の移り変わりが本当によく判ります。

毎日毎日境内の花の話ばかりになって仕舞いますが、次から次へと色々な花が咲いてゆきます。

少し前まで弦しかなかった藤棚に新しい葉が生い茂り、藤棚の下を清掃していると紫色の花がぽつぽつと落ちていて、ふと見上げると

もうこんなに咲いていました。

夏から秋に掛けて弦が色々なところに絡み出すので頻繁に切っていたら数年前までは全く咲きませんでした。

剪定を極力おさえて冬に延びた弦を切る事にしたら、その年からちょっとだけ花を付けつようになりました。

地面に着くほどの藤をテレビ等で見かけますが、まだ当社の藤はひよ子ほど。

いずれは藤棚から長く下がる藤をお見せ出来るよう手入れをしていきたいと思います。


オガタマノキが咲きました。

2016年04月21日 | 境内の様子

今日は朝から風も強く、境内の清掃も掃いては元通り言った感じになっています。

日中の気温も20度前後と過ごしやすい気温となっています。

一昨年、鳥居の右側に植えたオガタマノキが見頃を迎えています。

オガタマノキ

オガタマノキ名前の由来は、招霊(オギタマ)から転化したものと言われています。

オガタマノキは、古事記にある天照大御神が天の岩戸に御隠れになった際、岩戸の前で天鈿女之命が舞った時に持っていたものとも言われています。

常緑樹なので榊の育たない地域の神社では、榊の代わりに玉串として用いているところもあるようです。


穀雨

2016年04月20日 | 

今日は二十四節気でいう『穀雨(こくう)』、春雨が作物を潤わせる、という時期に当ります。

昨日今日と雨は降らず快晴の一日になりましたが、日曜日の大雨で大変な思いをしましたのでもう暫くは雨に降られたくない、というのが正直なところです。

寄贈いただいた百日紅だけはまだ定期的な水遣りが必要との事です

穀雨の次は立夏。 桜を見届けたばかりで信じ難いですが、もう夏の行事を気にしなくてはいけない時期になりつつあります。


祇園守紋

2016年04月19日 | 神社知識・作法・歴史

それぞれの家に伝わる家紋のように、神社にも『神紋(しんもん)』というのがあるのはご存知でしょうか?

確認されている御神紋は約120種だそうで、7000種を超えるといわれる家紋には及びませんが、これは氏族と違い里村の神社は他と紋で区別する要がなかったためと言われています。

しかし御神紋もその神社の由来や歴史を映すものです。 当神社では『祇園守紋(ぎおんまもりもん)』という御神紋を主に使用しております。

祇園守紋

この祇園守紋は文字通り、京都祇園の八坂神社と繋がりのある神社で用いられている紋です。

独特の造形ですが実は謎の多い紋でもあります。 中央の交差した棒(巻物)が原型とされていますが、その周りの装飾は鎌・雲・銀杏にも見えるものの由来はよく判っていません。

この鈴鹿明神社は神社由緒に弘治2年(1556年)八坂神社を合祀したとありますので、その御縁で御神紋をいただいたのだと考えられています。 今では神社の装飾や夏の例祭の法被、御朱印などにも御神紋を使用しています。

本殿の装飾や社名碑にも御神紋が見えます

御神紋には家紋に見られない変わったものも多数あります。 神社にお参りの際は気にされてみてはいかがでしょうか。


風が強い日が続いております

2016年04月18日 | 境内の様子

昨日今日と強い風が吹いていて、楠の葉や桜の花のじくなどが次々と木々から落ちてきています。ここ最近は風の強い日が多く感じます。葉の落ちる時期の強風は、掃いても掃いても元通りになってしまうので掃除をしていても少し寂しくなりますが、掃き掃除のあとの境内がすっきりしていると心も晴れやかになります。

 

風が強かったりすると地鎮祭など外のお祭りの祭はお供え物や大麻、玉串などが案から落ちないよう気を遣います。


大雨・大風

2016年04月17日 | 境内の様子

今朝本殿を開ける頃にはほんの小雨だったものが、あっという間に大風を伴い、昼前には大雨にまで発展しました。

境内は木々が多いために普段から外よりも風が和らいで感じるものですが、今日は本殿の戸が絶えず音を立てるほどで、嵐のような天気でした。

地鎮祭のお約束や、昨日書いたように兼務神社のお祭りもありましたので生憎の天気ですが、午後になりようやく晴れ間がのぞくようになりました。

雨風は写真では伝わりにくいのですが

ただ今日一日は天気が崩れたままと聞いておりますので、まだ外出の際は注意が必要のようです。


入谷諏訪明神 例祭準備

2016年04月16日 | 神社知識・作法・歴史

明日、兼務神社の内の一社である『諏訪明神』の例祭が執り行われる予定です。

私達神職が神具や祝詞、お供え物の準備をするのは当然のことですが、諏訪明神の御社殿においても氏子総代の皆様のご奉仕で清掃や準備が行われていました。

幟はお祭りに欠かせません

もう長年の事で、自然と分担して作業されており、皆様のお力添えによって神社がやっていけているのだと実感します。

例祭は明日の午前11時から。 氏子会の皆様、またどうぞ宜しくお願い致します。


4月15日月次祭斎行

2016年04月15日 | 神社祭事

毎月1日・15日は月次祭(つきなみさい)の日です。

朝本殿にて月次祭の神事を行い、また境内の小さい御社“末社”へお供え物をして、しめ縄も新しく紙垂を取り換えます。

晴天にも恵まれそれぞれ滞りなく行えましたが、普段と違うのは宮司が小田原報徳二宮神社例祭に“助勤”で出向いている為、代わって神事を斎行したという所です。

『助勤(じょきん)』とは一種の業界用語だと思うのですが、要するに他の神社のお祭りを手伝いに行く事を指します。

祭典においては祝詞を奏上する“斎主”をはじめ、お祓いをする役、玉串を渡す役、司会進行の役など種々の役割があります。

一人で何役も兼ねるよりも多くの人で奉仕する方が祭典が盛大なものになりますので、実は日常的に各神社同士で助勤が行われているのです。 この鈴鹿明神社でも毎年8月1日の例祭には数社より助勤の方に来ていただいています。

もう花の季節から若葉の季節に変わりつつありますが、神社界は今、春祭の時期を迎えています。


上棟式の棟札

2016年04月14日 | 神社知識・作法・歴史

家を建てる前には氏神様や土地の神様に工事の安全などを祈願する地鎮祭(とこしずめのまつり)を執り行います。

当社でもお伺いしてご奉仕させていただくのですが、稀に上棟祭(むねあげのまつり)のご依頼もあります。

昔はお菓子やお餅などを撒いて近所の人にもお披露目を兼ねて上棟祭を執り行う事が多くありましたが、今は本当に少なくなってしまいました。

祭典は建築を請け負ったものが主役となって行う神事が多く、大工の棟梁と言われた方が祭典を取り仕切って行われていました。

今はその作法を知る人も少なくなり、また手間を省くため上棟祭は徐々に少なくなっていきました。

上棟祭のお祭りには棟札を用意します。

棟札には上棟祭日に施主名、施工業者名と祭典を奉仕した神社名が記入されます。

 

棟札の裏面(通常は奉書紙を巻いているので見えません)

建てられた家の持ち主がいつ頃こういった建築業者によって建てたという証しでもあります。

棟札は、普段上がる事のない屋根裏の棟木に取り付けておきます。

建てられてからかなりの年月を有する社寺や100年以上住んでいる家などは修復の折に棟札を上げて、いつ頃どのような人がこの建物のどこをどのように改修したかなども記入されて納められることが多々あります。

特に社寺などの改修にはその棟札を確認してから工事が進める手順を考えるようです。

今は個人でも複数回建て替えを行うことも多くなり、棟札としての役目を果たせなくなっているのも事実です。


梅丸絵馬

2016年04月13日 | 御祈祷・授与品

実はここ一月ほど、神社にあるものを全て出してしまい授与品の絵馬をお頒けできなかったのですが、昨日ようやく新しい絵馬が届き社頭に並べる事ができました。

絵馬は裏側に自分の名前と願事を書いて奉納する木札の一種で、当神社ではお正月には五角形の干支絵馬を、通年では円形の絵馬を頒布しています。

書いた絵馬は「絵馬掛け」に奉納します

馬は人や物を運んだり、農作業に使役されたりと貴重な財産の一つでしたので、昔は権威付けの為に馬を神社へ奉納するという事が行われていました。 今でも大きな神社で『神馬(しんめ)』と呼んで馬を飼っているのはその伝統があっての事です。

しかし馬は大変高価なものですので、代わりに馬を絵に描いて奉納したのが絵馬のはじまりと言われています。

 

ここ数日は“絵馬はないのですか”と尋ねられる事もあり、その節はご迷惑をお掛けしました。

また他の授与品に関してなどもご不明な点がありましたら、お気軽に社務所へお問い合わせください。