座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

月次祭の備えて

2018年02月28日 | 境内の様子

今日は陽射しも暖かく春を感じさせてくれる日和になっています。

2月も今日で終わり。境内のしめ縄と紙垂を新しいもの交換して明日の月次祭の備えます。

拝殿前

鐘撞堂

手水舎

神池

忠魂碑前

摂末社などの紙垂も全て交換しました。

明日は明け方から午前中にかけて天気が崩れ、春の嵐になるかもしてないとの予報もでています。

雨風が止むと一気に気温が20度位まで上昇するようでともすれば暑さを感じるかもしれません。

春一番が吹いてスギ花粉が大量に飛ぶと花粉症の方にとっては嫌な季節がやってきました。

三寒四温を繰り返して桜の咲く春本番となりそうです。


土均し

2018年02月27日 | 境内の様子

境内を箒で掃く、というのはいつもの事ですが、時にはそれだけで済まない事もあります。

箒を使うと境内の落ち葉とその下の砂利、また砂や土もわずかながら動かすことになります。 勿論それほどの量ではありませんが、毎日掃除をしていると“落ち葉を集める地点”というのが似通ってしまうようで、一年二年と経つとその部分だけが小山の様に盛り上がってしまうのです。

特に砂利の少ない境内の忠魂碑前はその傾向が顕著でした。 来月には慰霊祭を控えている事もあり、今日は土を均す作業に着手しました。

ただ山になっている所を散らして平らにするだけなのですが、長年の間に木の根が張ってしまったようでなかなか捗りません。

幸いまだ使うまでに時間がありますので、今日は途中で打ち切る事にしました。 ここに限らず、境内の各所に目を配りたいと思います。


ランドセルお祓い式のご案内

2018年02月26日 | 神社祭事

もう間もなくで3月となり、卒業、卒園式も近づいて参りました。

また、来年度から新一年生となりランドセルを購入される方もいらっしゃるのではないでしょうか?当社では三年前に参拝者からの御依頼があり、新一年生の勧学祭(かんがくさい)・ランドセルお祓い式を行っております。

人生の節目である小学生への進学。大神様に小学生に進学するご奉告と6年間無事に楽しく小学校生活が過ごせます様お祈りし、ランドセルをお祓いを致します。御予約等は要りませんので9時~16時半までに神社へ直接ご来社下さい。

【対     象】  平成30年4月に小学校・幼稚園へご入学されるお子様

【当日の準備】 ランドセルを背負ってお越し下さい。

【初   穂   料】 お子様一人につき3,000円お納め下さい。

【授   与   品】 御守と小学生低学年用鉛筆等

この時期の境内の様子もお楽しみください。


写真の季節

2018年02月25日 | その他

もう梅の花も随分開いて、天気の良い日など写真を撮りに訪れる方がいらっしゃるようになりました。

境内の風景もこの社務日記で度々お見せしていますが、私自身は写真は少し不得手な方ですので… 今回は色を変えて“絵のように撮った写真”というのを掲載してみます。

本殿近景

手水舎

巫女舞の練習

梅の花

写真撮影の技術というのは数多くあると思うのですが、素人でもこういった写真が携帯電話から撮れるようになったのですから、昔のフィルムカメラと比べると信じられないくらいの変わりようだな、と感じます。

梅の花の次は桜の花、それを越えると若葉の季節と、今年は寒い日が続いた分これからの華やかな季節は皆様も楽しみにしておられる事と思います。 境内には花の咲く木が多くありますので、ご参拝の際はぜひ目を向けてみてください。


御神籤掛けの撤収

2018年02月24日 | 境内の様子

先日結ばれていた御神籤をお焚き上げした境内の御神籤掛けも、今年のお役目を終えたという事で本日外す事になりました。

同じ場所に建てられていた節分祭の芳名板も撤収され、境内が急に広くなったような気もします。

御神籤掛けは白木の単純な作りではありますが、間違って折れたり倒れたりしないよう頑丈なものになっています。 三人でようやく持ち上げ、片付ける事ができました。

金属製の物にして一年を通して置いておく…というのも一つの手ですが、こうして時と場合に応じて出し入れをするのもハレとケを分けるという事で意義のある事ではと思います。 次の出番はもう今年の末になります。


七十二候 霞始靆(かすみはじめてたなびく)

2018年02月23日 | その他

今朝も空気がとても冷たく、朝のうち座間は時折雨が降っていました。

昨日、今日と寒い日が続いていますが、明日から季節をあらわす七十二候は『霞始靆』(かすみはじめてたなびく)となっています。

神社の境内から見える阿夫利山や丹沢の山々は、雲か霞によってかうっすら見えています。

霞(かすみ)とは春でる霧の事で、霧やもやのため遠くの山や景色がほのかに現れては消え、山野の情景に趣きが加わる頃と言われています。

ちなみに春の夜にでるかすみを朧(おぼろ)と言うそうで春の空にかすんで見える月をおぼろ月などとも言うそうです。

今日はまだ青空が所々に見えています。

この後、日曜日の深夜から月曜日の午前中にかけて天気が崩れるそうです。

場所によっては雨が雪に変わる所もありそうで今後の気象情報には注意が必要です。


御正月用提灯の整理

2018年02月22日 | その他

御正月には境内の装飾として、沢山の提灯が使われています。

しかし喉元過ぎれば熱さを忘れると言うように、まだ忙しい中に片付けたという事もあってか、提灯に破れや汚れがあるままに片付けてしまっていました。 今日は改めてその提灯を取り出し、手入れを行いました。

提灯には「謹賀新年」「一陽来復」「厄除け明神」などとあります

紙ではなくビニールでできているため普通の提灯と比べて丈夫なものではありますが、外に吊るすものですので痛んだ部分も見受けられます。 ですが実際には境内に高々と上げるので間近に見る事はありません。 あともう少し頑張ってもらう事になろうかと思います。

なかなか暖かい日が続きませんが、境内の梅はもう満開近くまで開いた木もあります。 名実ともに「新春」を迎えられるのももうすぐですね。


古御神籤のお焚き上げ

2018年02月21日 | 境内の様子

御正月は一年で最も多くの方がご参拝にいらっしゃる時期です。 それはつまり多くの方々が御神籤(おみくじ)を引かれる時期でもあり、境内には御正月用に御神籤を結ぶ御神籤掛けが増設されています。

ですが節分も終わり、段々と普段通りの境内に戻りつつある頃です。 今日は増やしていた御神籤掛けの縄をお焚き上げのために外しました。

枠だけになった御神籤掛け。この木組みも後ほど外す事になります

通年で置いてある御神籤掛け。本殿に向かって右側にあります

御神籤を境内に結んで帰るのには、良い結果なら“実を結ぶように”、悪い結果なら“悪運を神様に引き取って貰えるように”という意味があります。 しかし持って帰って時折見直しても良いとも言われていますので、そこはご本人のお気持ち次第という所でしょうか。

これで境内に増設した御神籤掛けはほぼ片付いた事になりますが、一つだけは一年を通して設置してあります。 境内の樹木の枝等に結び付けると植物を痛める事にもなってしまいますので、御神籤を引かれる方は今後こちらへお結びください。


境内の様子

2018年02月20日 | 境内の様子

本日は晴天に恵まれ一日を過ごさせて頂きました。夕刻には社務も落ち着き境内をゆっくりと点検しながら春の訪れを探しつつ写真に収めてきました。

また、神社の前の県道では現在拡幅工事と歩道の整備工事が行われ今年度中には完成するようです。

実は神社東側からの県道は下り坂でカーブになっており、横断歩道から車が見えにくく大変危険な場所でありましたが、今回の工事で遮られるものが撤去され、歩行者にとって大変見えやすくなり、東西に延びる歩道がこれですべて同じ幅で繋がり、安全な通学路としての機能が十分に発揮できると思います。完成後はまたブログにアップさせて頂きます!


二ノ午の日

2018年02月19日 | 神社祭事

今日は立春を迎えてから二回目の午の日、『二ノ午』と呼ばれる日です。

初午の日でも触れましたが、“京都伏見稲荷大社の御祭神が稲荷山に降臨されたのが和銅4年の初午の日だった”という伝承に基づき、この初午の日が全国の稲荷神社の祭日とされています。

しかし十二支で決まるため毎年日付も曜日も変わり、特に会社でお祀りされている稲荷神社などはどうしても準備ができない年もあります。 そのためか初午に続いて二ノ午(年によっては三ノ午の日)もそれに準ずる祭日とされています。

今日は毎年お伺いしている企業の稲荷神社、またこの鈴鹿明神社の境内に鎮座されている稲荷神社2社にてそれぞれ祭典が執り行われました。

御祝のお祭りですので、ご参列の方々の表情も晴れやかです

こちらは境内末社の稲荷神社での祭典

ちなみに稲荷神社には油揚げをお供えするのが決まりのようになっていますが、これは稲荷神の使いであるキツネが好物であるため(元々は肉の揚げ物だったのが仏教の影響で油揚げになった?)とか、米俵に似せて作られたのが「稲荷寿司」で、それから御神前に油揚げがお供えされるようになったとか諸説あるようです。

今年は三ノ午の日がありませんのでこれで初午祭は全て終わった事になります。 皆様のお近くにも稲荷神社がありましたらご参拝されてはいかがでしょうか。


絵馬掛け

2018年02月18日 | その他

 今朝も冷え込みが厳しくとても寒く感じました。

節分祭の関係で境内西側に設置されていた芳名板を今朝一部撤去いたしました。

通常は設置から撤去まで地元の工務店に依頼していますが、今回は全体の撤去日が3月3日になるという事で一部だけ職員で片付けました。

芳名板が設置されていたことで絵馬掛けが見えずらくなっており、参拝者が絵馬を奉納するのに分かりにくくなっていました。

社殿西側のスロープ近くに絵馬掛けがあります。

写真下部の方にまだ芳名板の足場が残っておりますのでお足元には充分ご注意下さい。


平成30年祈年祭斎行

2018年02月17日 | 神社祭事

本日12:00より、神社本殿にて今年の『祈年祭』が斎行されました。

この祈年祭は今年一年の豊穣を祈る大切なお祭りで、古く天武天皇4年(675年)に、それ以前からの春の農耕儀礼と中国の「大祀祈穀」という儀礼を元にして国家祭祀として定められたのが始まりとされています。

神職・参列者参進して昇殿

宮司祝詞奏上

神前神楽「浦安の舞」奉奏

御神前に上がった神饌

午後に入って段々と風が強くなってきましたが、この祈年祭の時間までは陽射しも暖かく大変穏やかな天気の下神事を執り行う事ができました。

今日の空の様にこれからの一年が穏やかに過ごせますように心よりお祈り申し上げております。 お集まりの皆様、本日は誠にご苦労様でございました。


祈年祭に向け神饌の準備

2018年02月16日 | 神社知識・作法・歴史

明日は8月の例大祭・11月の新嘗祭に並ぶ大祭である『祈年祭』が執り行われます。

祈年祭は今年一年の田畑の安全と豊作が祈念される、大変重要なお祭りです。 普段も御神前には海の物・山の物とお供えされているのですが、こうした大祭にあたってはそれに加え特別なお供え物を差し上げています。

やはり目を引くのは魚の王様、鯛の姿です。 お祭りではできる限り新鮮なものをお供えするものですので、新しいものをご用意するのは勿論ですが、更に写真のように麻で体や鰭を起こして、生きている姿に近づけてお供えをしています。

明日の祈年祭では一揃いの海の物・山の物に加えこの鯛、一升分の糯米を使った御餅、そして氏子の方から御奉納いただいた野菜を併せてお供えする事になります。

なんとか種々の準備もできました。 あとは明日、しっかりと神事が奉仕できるよう努めて参りたいと思います。


2月15日月次祭奉仕

2018年02月15日 | 神社祭事

本日朝7時より、本殿にて月次祭が執り行われました。

月次祭は毎月1日と15日に御神前へ感謝を申し上げるお祭りです。 ただし1月1日の元旦と8月1日の当神社例大祭の時だけはそちらを優先しています。

もう2月も半ばですが前回が節分祭直前だったこともあり、ようやく落ち着いて月次祭がご奉仕できるようになった感があります。

今の頃はその年によって大分雰囲気が違うような気がします。

平成26年、この2月15日は記録に残るような大雪でした。 その年は2度大雪があり、その度に雪かきに追われた事を覚えております。

昨年は逆に暖かい日が続き、15日頃には梅の花が満開になっていました。

今年はそのちょうど中間位の天気ですが、来週も朝に気温が零下まで下がる日がしばしばあるそうですので、まだ寒さ対策は必要ですね。

平成26年2月15日の雪

翻って昨年2月15日の梅


一粒万倍日

2018年02月14日 | 

神社にいますと大体一日に一度くらいは暦に目を通すようになります。

バレンタインデー…についてはあまり神社で語る部分はありませんが、今日はそれに加えて『一粒万倍日』に当たっていました。

“一粒万倍”とは稲の別称でもあります

一粒万倍日はその日の吉凶を表す「暦注」の一つで、“良い事も悪い事もその日始めた事は増えて帰ってくる”という意味がある日だそうです。 そのため種まきや仕入れ・投資などの仕事を始めるには吉、逆に人に何か借りたりするには凶の日とされています。

一月は丑と午の日、二月は寅と酉の日というように月毎に規則が変わるようですが、新暦と旧暦で少しずれがあるようですので暦を見る方が確実です。 普通のカレンダーにはなかなか載っていませんが、暦や日めくりカレンダー等詳しいものには時々記載されているのを見ます。

今日の次は19日、二ノ午の日が一粒万倍日に当たっています。 少しずつ春らしさが感じられるようになった頃です。 何か新しい事を始めてみるのもいいかもしれませんね。