座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

地鎮祭

2012年05月31日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日は、友引と言うこともあり、地鎮祭のご奉仕が重なりました。

地鎮祭は、工事を始める前にその土地の神様に、工事の安全と変わらぬ守護を願うお祭りです。とは言いましても一生のうちに1度ないし2度あるかと言うお祭りかもしれません。これから、地鎮祭を行う方に地鎮祭の式次第についてお話し致します。

当日は、地鎮祭開始の約30分前に現地に到着し、祭壇を舗説致します。(忌竹、祭壇、神饌、盛砂など)その後、お施主さん、施工(設計)会社の皆さんがお揃いになられましたら式を開始致します。
式の次第は下記の通りです。

一、修祓(しゅばつ)
    神饌、玉串、参列者をお祓いいたします。
一、降神の儀(こうしんのぎ)
    神様をお迎えいたします。
 一、献饌(けんせん)
    神様のお食事をお供えいたします。
一、祝詞奏上(のりとそうじょう)
    神様に工事の奉告ならびに工事の安全を祈願いたします。
一、四方祓の儀(しほうばらえのぎ)
    土地、地縄の四隅をお祓いいたします。
一、地鎮の儀(じちんのぎ)
    土地に鎌・鍬・鋤を入れます。
      刈初の儀(かりそめのぎ) 鎌・・・・・・設計者
      穿初の儀(うがちぞめのぎ) 鍬・・・・・お施主さん
      鋤入れの儀(すきいれのぎ) 鋤・・・・・施工会社
一、鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)
    土地の神様へのお供え物を土の中にお埋めいたします。
一、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
    玉串をお供えし拝礼します。
一、撤饌(てっせん)
     お供えした神饌をお下げします。
一、昇神の儀(しょうしんのぎ)
    お迎えした神様をお送りいたします。
一、神酒拝戴(しんしゅはいたい)
    参列した皆様で、お下げした神饌(御神酒)を戴きます。

地鎮祭は、開始から約30分のお祭りとなります。日程等が決まりましたらお早めに神社へご相談下さい。
また、当社では地鎮祭が終わりましたら一連の説明をお施主様にさせて頂いております。その時使用する冊子が、神社本庁より発行されております「氏神さまと建築儀礼」の本を使用させて頂いております。大変わかりやすく記されております。地鎮祭が終わりましたらお施主様にお渡ししております。

神社本庁発行のしおり

地鎮祭の次第が絵付きで記されております。

本日、地鎮祭をお迎えになりました皆様誠におめでとうございます。竣工まで安全に進みまして、お家が完成しますことお祈り申し上げます。

神塩をお頒け致しております。

2012年05月29日 | 御祈祷・授与品

昨日と同様今日も天候が不安定と言われています。

座間は、午前も午後も比較的陽差しがあり暑く感じられますが、風が強い分過ごしやすい一日となっております。

今日は、神塩の説明をさせていただきます。

この頃、ご来社の参拝者から家の不浄な所や気になる所をお祓いする、お清めする塩を求める方があります。

以前は、当社でもそのような事に用いる為の塩を準備しておりませんでしたので、その旨お伝えしてお帰りいただいておりました。

しかし、そのようにお困りの方があるならばと、今まで一般の方にお頒けしていないお供えのお塩を特別にお出ししたらと考えました。

このお塩は毎朝の神饌として、神様にお供えしたものです。

頒布できる数は少ないですが、よろしければ当社御守頒布所にてお出ししておりますのでご覧下さい。


神社検定

2012年05月28日 | その他

とうとう第1回神社検定が6月3日日曜日に実施されます。

この神社検定のホームページに、プチ検定という項目があります。今回は参級の問題が出て来ます。神道の基礎を知る上では大変勉強になると思います。皆さん挑戦してみて下さい。


座間市消防団長就任奉告祭を執り行いました。

2012年05月27日 | その他

本日も昨日と同じくらい良い天気となりました。

朝から車の交通安全や初宮詣でなどのご祈願があり、大勢の参拝者がありました。

午後には座間市消防団の方50名ほどが参列されて新団長の就任奉告祭を執り行いました。

消防団の方には日頃防災活動にご尽力頂いております。

また、当社禰宜も消防団の団員として所属しており、新しい団長のもと地域の防災活動に神社も協力していきたいと考えております。

新団長殿ご就任おめでとうございます。

 


初夏を感じさせてくれます。

2012年05月26日 | 境内の様子

今日はとても良い天気です。

陽差しが強く風が穏やかで過ごしやすい一日となっています。

この季節、早朝より御朱印帳を持参の参拝者や歩こう会の方々が来社されます。

落ち葉も少なくなりました。

御朱印帳を見ると近隣の神社を次々とお参りされていることがうかがえます。 

このあと、相模川や谷戸山公園で昼食をとられる方が多いようです。

座間では、あともう少しで田植えが始まります。当社の御田植え祭も6月中旬に行われる予定です。

御田植えが終わると夏本番、当社の御祭礼(8月1日)に向けての準備がせわしなくなります。

神池の鯉も気持ちよさそうに泳いでいます。

湧き水から流れてきている水が注がれているため神池は比較的きれいな状態を保っています。

湧き水にはザリガニや小魚などがいるので、小学生などがこの季節になると毎日のように用水路にやってきます。


安産戌の日

2012年05月25日 | 御祈祷・授与品

本日は、5月最後の安産戌の日となりました。安産祈願のお参りを戴いております。少しずつ定着してきましたが、腹帯をお持ちの方はご持参下さい。御祈祷時に本殿でお祓いさせて頂きます。

また、当社でも腹帯を準備しております。この腹帯は、ストレッチタイプの腹帯で特殊加工により洗剤にもおかされず、長期間使用可能で、巻き終わりは差し込むだけで止まります。

初穂料3,000円

腹帯は、俗に岩田帯と言い(結肌帯のつゞまったもの)我が国では、古来より妊婦の健康と胎児の安全を神様に祈念し、5カ月目の戌の日を選んで、腹帯を着用する風習があります。腹帯を着用することは、身体にも大変有益とされ、特に胎児を守り安産に大きく影響することは、医学的にも推奨されております。

当社にて授与の腹帯は、妊婦の安らかなお産をご神前に祈祷し、安産の御守を付しております。御守は腹帯の端に縫い付けの袋の中に納めてお着け下さい。

本日、ご祈願を受けられた皆様のご健康と産み月にあられましては無事元気な赤ちゃんがお生まれになりますようお祈り致します。


神棚・神札について

2012年05月24日 | 神社知識・作法・歴史

本日も大変よい天気に恵まれ気持のよい一日となっております。

今日は、神棚・神札についてお話しいたします。

神棚は大きく1社造り、3社造りに分かれます。1社造りとは、神棚の御扉が1つの神棚、3社造りは御扉が3つのものです。(下の絵は1社造り)

先ずは、神棚の設置する位置について記します。神棚は、目線より高い位置に、また、神棚の下を通らないような場所で、神棚の正面が東か南に向くように設置いたします。もし、神棚がない場合は、タンスや本棚の上を整えて敷物(半紙など)を敷いてお祀りしましょう。

神札の順位は、1社造りの場合、一番手前に天照皇大神宮、次に、鈴鹿明神社(氏神神社)、次に崇敬神社(氏神様以外の神社の神札)の順に重ねてお祀りします。(下図左側)、3社造りの場合は中央に天照皇大神宮、向かって右側に、鈴鹿明神社(氏神神社)、左側に崇敬神社(氏神様以外の神社の神札)をお祀りします。(下図右側)

 

次に、神社によく神棚・神札についてお問い合わせがある事項について記します。

Q 神札の薄紙ははがすものなのですか?

A 薄紙に包まれている場合は、包装紙ですから、はがして神棚に納めますが、尊いお神札ですので、着けたままでも構いません。

 

Q 神棚にお寺のお札を祀ってもよいのですか。

A 一般的には、お寺のお札は仏壇がある場合は仏壇に、ない場合は神棚の隣などにお祀りします。


Q 神札はなぜ毎年新しくするのですか。

A  新しい神札に換えることにより、神様の新しいお力、御神徳を戴き、新たな気持ちで1年を迎えられるように毎年新しい神札を戴くとよいとされて   おります。

Q  神棚の前ではどのようにお参りすればよいのですか。

A  神社でのお参りと同様に、2拝2拍手1拝でお参りください。


※神社で参拝者の皆さまからお受けした質問を主に記させて頂きました。これからも、お受けした質問をブログにて紹介して参ります。


六曜の説明

2012年05月23日 | 神社知識・作法・歴史

本日は、穏やかな晴天に恵まれましたね。

さて、本日は暦の説明を少しさせて頂きたいと思います。

暦のはじまりは、古代中国から伝わったもので、人は季節の移動と変化を知り、予知法の発達により耕土、播種、施肥、収穫など農耕生活の年中計画を樹立しました。太陽や月、星など天文、天象を観測して季節の移動を知ることが、民族や集団のリーダーとしての重要な役割になっておりました。

暦をみて皆様が特に気になるところは六曜かと思います。

六曜にはそれぞれ吉凶があり、

先勝・・・万事急ぐこと。訴訟等は吉、午後何事にも凶。

友引・・・祝い事吉、正午は凶。仏事、葬礼は大凶。

先負・・・万事控えること。公事、急用は待つべし。午後は吉。

仏滅・・・万事について凶の日。

大安・・・万事について吉の日。

赤口・・・万事について凶の日、ただし正午のみ吉。

とあります。

この他にも、十二直、二十八宿の吉凶があり、例えば、婚姻・建築・種まきの吉日など、それぞれ相応しい日が記されております。

当社でも、神社暦を授与しておりますので、ご参考にして頂ければと思います。

 


神社Q&A

2012年05月22日 | 神社知識・作法・歴史

本日は大安ということで地鎮祭、井戸祓いと外でのお祭りをご奉仕させて頂きました。

今日は日頃より参拝社者の皆様より質問多い項目についてご説明させて頂きます。

Q 身内のお葬式からどれくらいで神社にお参りに来て良いのですか?

A 服喪(ふくも)とは、家族・親族の喪に謹慎する一定の期間を言います。「正月迎えの神札」「神社参拝」は、同居親族は50日です。地方によっては35日で喪があけるところもあります。尚、服喪期間内にあって、結婚式、旅行、神事、各種行事等に参列、参加する場合には「忌明けのお祓い」を受けるのが通例です。

  

Q 暗剣殺、八方塞がりって何?

A (その年の方位吉凶において)暗剣殺とは、他動的、他発的に、他からの作用・影響による破壊の災難を受けやすい年と言われている一種の厄です。本業以外のことで他から害を受けやすいと言われる年回りとなります。

A (その年の方位吉凶において)八方塞がりとは、自分の生まれた年の星が、真ん中(宮中)に来るため周りを囲まれた状態のことで、出口がなく、じっと我慢の年。精神的・ストレスに注意する一種の厄です。

 

Q 御祈祷料の表書きはどのように書けばよいのですか?

A 表書きは「初穂料」(はつほりょう)、「玉串料」(たまぐしりょう)とお書きします。「初穂料」はその年の初めに収穫された稲穂の代わり、「玉串料」は玉串や榊の代わりに供える意味です。

その他、神道についてのご質問、ご意見がございましたら、ブログのコメント、お電話にてお問い合わせ下さい。お答えできる範囲で答えることが出来ると思います。


小石川大神宮崇敬会正式参拝

2012年05月21日 | その他

金環日食のニュース日本中が盛り上がっております!残念ながら当社からは見ることが出来ませんでした。

本日、東京都文京区小石川に鎮座いたします小石川大神宮宮司様を始め崇敬会の30名の皆様が正式参拝にお見えになられました。

この崇敬会は、昭和41年に発足し、昭和49年より毎年二回、日帰り参拝バス旅行を行っており、今年で75回目を数える旅行となっているとのことです。

小石川大神宮崇敬会の宮司様とはともに神青協一都七県協議会(関東の40歳以下の神職で構成される会)の事務局としてともに活動させて頂いているご縁もございまして、今回当社への正式参拝となりました。

先ず、正式参拝を行い、その後、参集殿にて、当社の説明をさせて頂きました。

小石川大神宮崇敬会正式参拝

当社の由緒や氏子会組織について講義をさせて頂きました。

小石川大神宮崇敬会の益々の御発展と崇敬会会員の皆様方のご健勝ご多幸をお祈り致します。本日は、ようこそお参り下さいました。


本日の社務

2012年05月20日 | 御祈祷・授与品

本日は、大変天候に恵まれ、初宮詣を始め交通安全祈願等、また地鎮祭のご奉仕もあり、多くのご参拝を戴きました。

本日も晴天に恵まれました!

初宮詣おめでとうございます!

駐車場が満車になりご迷惑をお掛け致しました。

いよいよ明日は173年ぶりの金環日食の日です。神奈川県は7時半ぐらいと報道でなされております。直接見ると目に支障を及ぼしますので、専用のグラスにて拝見下さい!ラジオで言っておりましたが、173年前は、大塩平八郎の乱があった年だそうです。一生の内に1度の金環日食楽しみです。

また、明日は東京都文京区小石川鎮座「小石川大神宮崇敬会」様が正式参拝にお見えになります。正式参拝後、40分程講義をとのことです。明日のリハーサルを行いながら、今日はゆっくり休み明日に備えたいと思います。

 


座間の湧水

2012年05月19日 | その他

本日は気持ちの良い晴天に恵まれ、午前中より初宮詣など社頭が賑わっております。

弁天池の鯉、亀も気持ちよく泳いでおります。この弁天池に注がれる湧水は、神社から東側にある、龍源院の境内より湧き出ております湧水が、当社の境内を通り、弁天池に注がれております。

龍源院から湧き出る湧水

当社の境内を通る水路

弁天池に注がれる湧水

皆様もご承知かもしれませんが、この座間市は湧水、地下水が豊富な市であります。

座間市のホームページで、平成19年の座間市の地下水利用量(届出井戸に限る)は、日量で38,032立方メートルで、その内訳は水道用が33,916立方メートル(89パーセント)、商工業用が3,346立方メートル(9パーセント)、米軍用が770立方メートル(2パーセント)の地下水を利用しているとのことです。

座間市の水道は地下水を主水源としておりますが、水源を多方面に求めることにより、将来にわたって安定して水を供給できるよう、平成19年の日給水量38,925立方メートルのうち6,200立方メートル(16パーセント)を神奈川県企業庁から受水しているとのことです。

自然の恵みを頂いている感謝をしながら、人にとっても、植物、動物にとっても必要不可欠なこの水を大切にしていきたいものです。

とうとう、当社のパンフレット(由緒書)が完成致しました。久しぶりのリニューアルとなります。社務所にてお受けできますので、お声掛け下さい。

表面

裏面


神社Q&A

2012年05月18日 | その他

よく社頭にて、様々なご質問をお受け致します。

その中で、いくつか質問にお答えしたいと思います。

 

Q:「神様同士が喧嘩することはないのですか?」

A:神様同士が喧嘩することはありません。むしろ古典の祝詞には「神議りに議り(かむはかりにはかり」と見えるほどです。

これは「神々が協議をなさった」という古事記・日本書紀の神話と同じ考えに基いています。

神様は互いに緊密に連絡を取り合いなさっているというのが、古来の日本的な考えであるといえます。

 

Q:「古い神札やお守りはどうすればいいのですか?」

A:神社に持って行くと「古札納め所」があります。ここに収められた神札やお守りなどは「お焚き上げ」を致します。

他の神社で受けられた、神札やお守りも納めて頂いて構いません。

また、神札やお守りは受けられてから一年過ぎるか又は、願意が成就なさいましたら神社にお納め下さい。

 

Q:「おみくじは、おみくじ掛けに結んだほうが、よいのですか?」

A:おみくじは、もともと占いの一種にあたり、吉凶や運勢などが書かれております。

その中で、良いことが書かれていましたら、おみくじ掛けに結んで願いが叶いますように、

良くないことが書かれていましたら、おみくじ掛けに結んで開かないように、お祈りをします。

 

上記以外にも、様々なご質問などあるかと存じます。

ご参拝の時でも、またブログでも構いません。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


オガタマノキ

2012年05月16日 | 境内の様子

本日は、先日の雨とうってかわって晴天に恵まれました。境内の木々も緑一色で大変気持ちの良い日となりました。

今月のブログでもお伝え致しましたが、あまりにも良い香りがするので、もう一度オガタマノキを紹介致します。

当社の神輿殿の左側にはオガタマノキが植樹されております。

このオガタマノキはモクレン科オガタマノキ属の木で、「招霊の木」と書き、昔からこの木は祭事に用いられ、神霊を招き寄せる意味の招霊(ヲギタマ)の木が転じてオガタマノキとなったと言われております。

写真だけ見ていると、なかなか目立たない木ですが、この花からは、大変甘い香りが致します。別名バナナツリーと呼ばれバナナの甘い香りがすると言われております。私的には、バナナよりメロンの香りがするのは気のせいでしょうか?

このアガタマノキは5,6月で花が散ってしまいます。時期にしか味わえないので、お早めに香りを楽しんで下さい。

これからも、少しでも多くの境内の木々の様子をお伝えできたらと考えております。


「古事記」講座のご案内

2012年05月15日 | その他

今年は「古事記」撰上から1300年にあたり、全国各地で公開講演会や講座が開催されております。

「古事記」とは、和銅5年(712)に成立した日本最古の典籍であり、また日本書紀とあわせ神道でも重要な「神典」とされ、そこにみえる神話を「記紀神話」と呼んでいます。

國學院大學研究開発推進機構では「千三百年目の古事記」と題した連続講座を6月に國學院大學渋谷キャンパスにて開催されます。

参加は無料ですが、お申込みが必要になりますので、下記の詳細をご確認ください。

 

開催日、講座名

・6月2日「外国人が見た古事記」

・6月9日「世界の神話と古事記」

・6月23日「出雲と古事記」

・6月30日「古事記の反乱物語」

時間

・午後1時より3時半まで

会場

・國學院大學渋谷キャンパス百周年記念館4階

定員

・各講座400人

申込み・問い合わせ

・國學院大學研究開発推進機構事務課

〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28

電話 03-5466-0162