座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

散り始めてしまいました。

2018年03月30日 | 境内の様子

明け方から吹いた強い風のせいで楠などの葉が大量に落ちるのと同時にソメイヨシノが散り始めてしまいました。

咲き始めから満開まであっという間でしたが、散るのも早く今週末がやっとの状態です。

大量の花びらが雪のように降り積もってきます。

少し掃いただけでも

枝垂れやヤマザクラはまだ散ってはいませんが、ソメイヨシノだけがかなり散っています。

今日明日は少しひんやりするようですが、今週末から来週にかけてはまた20度越えの日が続くようです。

毎年各地で行われる桜まつりの日程と桜の開花とのずれが生じてしまい、主催者は日程の設定に毎年苦慮しているとの事。

科学が進んでもやはり自然には勝てないということですかね。


梅の実も

2018年03月29日 | 境内の様子

今日は境内の清掃をしていると首筋が日焼けしそうになるくらい強い直射日光を感じました。

最高気温も25度と夏日となるとの事。

境内の楠などの常緑樹から葉が沢山落ちて掃除が徐々に大変になってきました。

今月半ばからは桜の開花と共に梅の実も徐々に膨らみ始めてきました。

まだまだ小さい実ですが、少しずつ膨らんできています。

梅の木が弱ってきたのか、みつばちの数の減少が影響しているのかわりませんが、年々梅の実の収穫量が減少しているように思われます。

6月初めには収穫の時期。それまでは風や雨などの影響がないよう願うばかりです。


満開の桜

2018年03月28日 | 境内の様子

この時期になると桜の話題ばかりで申し訳ないのですが、花が満開になり天気も快晴となれば触れずにはいられないというのが正直なところです。

雨や風に見舞われる事もなく、境内の桜は満開の半歩手前というところ、泡が天に昇っていくような見事な姿を見せています。

ご家族やお友達同士でお写真を撮りに訪れる方も増え、こちらとしても嬉しくなります。

当神社の御朱印帳の表紙はこの桜の風景を刺繍にしたものです

まだこれから咲く木もあります

平安時代の前までは中国文化の影響で「花」と言えば梅を指していたようですが、やがて国風文化が隆盛すると共に桜が人気を集めるようになりました。

現在では日本全国に何らかの種類の桜が植えられていると言われており、日本を象徴する花、最も身近な花となっています。

 

桜を題材にした和歌も多く残っていますが、個人的に好みなのは有名な次の一首(と反歌)です。

 “世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし(在原業平)”

  “散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき(反歌、作者不詳)”

 

〈訳〉世の中に全く桜が無ければ、(いつ咲くかいつ散るかと思い患う事無く)春を過ごす心はのどかであっただろうに。

    散るからこそ桜は素晴らしいものです。この世に永遠に続くものなど何があるでしょうか。


祝詞の読み上げ方

2018年03月27日 | 神社知識・作法・歴史

「直階」に始まる神職資格というものがあり、ほとんどの神社では神職になるにあたってこの資格を持っていることが求められます。

そう言うと全ての作法を修めた状態で神職になるのかと思われますが、実際には “神職になってからその神社のやり方を学ぶべし” という事で踏み込んで習わずに来るところも少なからずあります。

祝詞の読み上げ方もその一つではないでしょうか。

月次祭での祝詞奏上

私が感じる所では、祝詞の読み上げ方はその神職・神社のお考えによって幾つかに分けられるかと思います。

 ①微音で奏上する …周りの人には聞き取れないくらいの小さな声で奏上する方法で、神様以外に内容が聞こえないようにという意味があります。 読み終えた祝詞は人の目に付かないようにお祭りの後お焚き上げするという作法もあったようなので、祝詞奏上の古い型を残したものなのかもしれません。

 ②節をつけて奏上する …一様ではないのですが、例えるなら和歌の読み上げをする時の様に音階や調子をつけて奏上する方法です。 神様に言葉をお供えするものとして、装飾する意味で行われるものと思います。

 ③淡々と奏上する …節を付けるのとは逆に、音を平らかに奏上する方法です。 ②と比べこちらは作為のない素直な言葉を申し上げるという意味があります。

 ④大きく奏上する …大声でというと語弊がありますが、他の人に聞こえるように奏上する方法です。 ①と逆に、祝詞は参列者を代表して読み上げるものであるから皆に聞こえるようにという意味があります。

 

私の浅い見聞で語るのもお恥ずかしい事で、勿論どれが正しいというものでもなくこれが全てでもないのですが、それぞれ意味があってのものと伝われば幸いです。 祝詞を聞く機会があれば気にしてみてはいかがでしょうか。


お宮参り

2018年03月26日 | 御祈祷・授与品

今日は大安。朝から暖かな陽射しが降り注いでいます。

地鎮祭などの外の御祭も暖かくてとても気持ち良くご奉仕が出来ました。又、生まれたお子さんの誕生を祝うと共に神様に御奉告するお宮参りもご奉仕させていただきました。

お宮参りを行う目安は男の子なら生後31日頃、女の子なら33日頃ですが、地方によってその日にちは様々です。

今はご家族のご都合にあわせて執り行うのが一般的となっているようです。

この頃になると平成30年生まれのお子さんが多くなってきていますが、平成29年生まれのお子さんもまだまだみえられます。

お子さんが無事生まれた事のご奉告と感謝申し上げると共に今後のご加護を祈念してお参りをする気持ちが重要です。

境内の桜も見頃を迎え、桜や御社殿を背景にお写真を撮られる方が殆ど。今週は天気も良く暖かい日差しと枝垂れや山桜、ソメイヨシノと様々な桜が次々と咲いています。

この時期はお宮参りにとっても最高の時期と言えますね!


平成29年度 神輿保存会入谷睦 総会開催

2018年03月25日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

本日午後3時より、神社参集殿において鈴鹿明神社神輿保存会『入谷睦』の今年度の総会が執り行われました。

「睦(むつみ)」という字はよく神輿会のお名前で使われる字ですが、友人や同僚というよりは親族や同志のような強い結びつき、仲の良さを表す言葉です。 入谷睦の皆様には文字通りの団結で、例大祭をはじめ年間の各祭事へと御力添えをいただいております。

総会に先立ち安全祈願祭

その後、会場で総会が開催されました

議事等も滞りなく、無事に総会は終了したとの事です。

入谷睦の皆様、本日は誠にご苦労様でございました。 もう間もなく新年度となりますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。


長寿の御祝

2018年03月24日 | その他

天気も良く暖かく気持ちの良い一日となりました。

昨日も紹介致しましたが本殿前の枝垂れ桜が綺麗に咲き誇っている為お参りにいらした方が桜の前で写真を撮っているのを多く見受けました。

今日はタイトルにもあります、長寿の御祝にふれたいと思います。

古くから中国では゛敬老思想゛の影響から長寿を祝い詩を贈り合う習慣があり、それが日本に伝わり平安時代以降貴族などの上流階級を中心に長寿を祝う儀式が広まったといわれております。

祝う歳は当初、40、50、60と10刻みでしたが鎌倉時代以降になると60、70、77、80、88、90、99、100という節目で祝われるようになりました。

祝宴の前では御神前に於いて゛算賀祭゛さんがさい や ゛祝賀奉告祭゛しゅくがほうこくさい を行う事が習わしであったといわれており、長寿の御祝は命の営みを神様に感謝し、年を重ねる喜びや、家族・友人を大切に思う心を確認し合う節目の儀式です。

また年齢は数え年・満年齢のいずれで数えても差し支えはありません。


今週末が見頃です!

2018年03月23日 | 境内の様子

18日に入ったお彼岸も明日には明けにはいり時間の経過が早く感じます。

暑さ寒さも彼岸までと昔からよく言われておりますが、今週末から気温も上がり春の陽気になるそうです。゛春゛の言葉で連想されるものの一つに桜があるかと思います。当社の桜も枝垂れ桜を始め山桜・ソメイヨシノと順番に花を開いております。

今年は3月に暖かい日が多くあったせいか、例年よりも10日近く桜が咲き始めるのが早いように感じます。

枝垂れ桜が綺麗なピンク色の花をつけ境内を賑やかに彩っております

参集殿前のソメイヨシノの花を開き始めました

本殿前の枝垂れ桜は今週末が一番見頃になりそうです。丁度お天気が良いようですので、お時間がありましたら是非ご家族揃って花見を楽しみ来てみてはいかがでしょうか?

 


平成29年度 座間市戦没者慰霊祭 斎行

2018年03月22日 | 神社祭事

本日10時より境内の忠魂碑前にて、この座間市の戦没者慰霊祭が斎行されました。

例年3月中頃に座間市遺族会の主催により執り行われる神事ですが、今年度は生憎の空模様で、テントを並べてのお祭りとなりました。

冒頭、忠魂碑に向かい一礼して神事が始まります

下からは見えにくくなってしまいましたが、正面には神饌と生花が献じられています

修祓

慰霊祭 祭詞奏上

神職による玉串奉奠

続いて遺族会、御来賓の方々による玉串奉奠

撤饌

そして黙祷を行い、慰霊祭はお納めとなりました

慰霊祭の後に休憩を挟んで追悼式が行われ、昼前には全ての行事が終了しました。

神社を開ける時には雨が止んでいましたので、先日忠魂碑前に入れていただいた白石がちょうど洗われたようで良かったと暢気に思っていましたが、その後雨風が戻って昨日に迫る寒い日になってしまいました。 ご参列の皆様がこの後暖かくして下さっていれば良いのですが…

 

ともあれ神事は例年通り滞りなくお納めする事ができました。 これからも御霊が平らかであります事と、お集りの皆様が健やかにお過ごしいただけます事を心よりお祈り申し上げております。


春分の日は雪。

2018年03月21日 | 境内の様子

桜も徐々には咲き始めて境内も賑やかになってきました。

今日は春分の日。お彼岸の御中日でもある春分の日は暑さ寒さも彼岸までと言われているように気温の境目。

4月下旬から5月を思わせる暖かい日が続いたと思ったら昨日からは気温もぐーっと下がって冬の気温に逆戻りとなってしまいました。

今日も朝方から冷たい雨が降っていましたが、午前10時前からみぞれ交じりの雨になり、10時半頃には雪に変わってきました。

みぞれ交じりの雨

午前10時半頃には雪に変わってきました。

南岸低気圧の動きがゆっくりな事から箱根や丹沢方面ではうっすらと積もる予想です。

気温も朝より昼間の方が下がるようで一層の寒さを感じるのではないでしょうか?

明日は座間市遺族会主催の戦没者慰霊祭が境内にある慰霊碑にて執り行われますので、今後の雪の降り方にも注意をしながら神社でも準備を進めて参ります。


桜の開花も順調に

2018年03月20日 | 境内の様子

今日は朝から冷たい雨。

しかし、昨日までの暖かさで境内の桜は順調に開花しています。

枝垂れ桜は半開きが一番綺麗です。

しだれ桜は見ての通り開いて直ぐは濃いピンク色ですが、開き切ってしまうと本来の白に近いピンクに変わってしまいます。

ソメイヨシノも徐々に開花しています。

明日までは気温の低い状態が続くようですが、週末になるにつれて気温も上昇し天気も回復するとの事。

学校も今週末から春休みのところが多そうです。

行楽地へお花見に行かれる方も多いのではないでしょうか。

社殿右側にあるしだれ桜は今週末が見頃ではないかと思われます。

お時間があればどうぞお越し下さいませ。


鈴鹿遺跡

2018年03月19日 | その他

歴史に詳しい方、興味のある方は思いの外多くいらっしゃるようで、時折「鈴鹿遺跡」についてご質問を受ける事があります。

これは縄文時代後期と見られる遺跡で、神社の縁起より更に昔のものという事になります。 場所は昔の本殿の下を含むーーとされていますから、現在本殿前の広場の下に当たるようです。

昭和37年に発見・調査されその後埋め戻したという事ですから、残念ながら今はこの遺跡を見る事はできません。 しかし住居跡となれば素人の目で分かるようなものでもないかもしれませんが...

この遺跡については本殿に向かって右手の案内板にくわしい事が書かれています。 ご興味のある方はこちらをご参照ください。


氏子青年会研修会開催

2018年03月18日 | 氏子青年会

今日3月18日は春彼岸の彼岸入りの日です。

明日からは雨模様のようで今日にお墓参りをされた方も多いのではないでしょうか。

神社では当社氏子青年会が毎年1回執り行われる研修会が開催されました。

氏子青年会は神社の諸祭事を通じて伝統文化を継承する事を目的として一昨年4月10日に設立された会で、昨年は当社名誉宮司より『当社の歴史や神道について』の講演があり、本年は当社氏子総代の𠮷川正昭氏による『座間市・入谷地域の歴史について』ご講演いただきました。

 

𠮷川氏は、神社の氏子総代のみならずお寺の総代や鈴鹿長宿街並なみ運営委員会、入谷地区連合自治会長などもされており、又座間市の伝統芸能でもある入谷歌舞伎会の会長もされており地域を知り尽くした人といっても過言ではありません。

神社の歴史は座間入谷地区の歴史とも呼応する部分も多く𠮷川氏のお話は大変有意義なものとなりました。

 

又、昨年講演の前に境内の説明を行いましたが、時間の関係上簡略したところもあったので今回も一部境内の説明も行いました。

 

講演終了後には氏子会・敬神婦人会役員などを来賓に迎えて神職も含めての懇親会を執り行いました。

氏子青年会会員の方には昨日の忠魂碑前整備の奉仕に引き続き、本日の研修ととなりました。

会員の皆さんお疲れ様でした。

 


忠魂碑砂利入れ奉仕

2018年03月17日 | 氏子青年会

朝から暑くもなく寒くもなく穏やかな天気に恵まれた一日となりました。

当社氏子青年会のご奉仕により境内西側にございます、座間市戦没者慰霊碑の清掃整備を行いました。

清掃に入る前に安全を祈念しお祓いを受けて頂きました。 

作業前の様子

トラック二台分の砂利を青年会員・神主の手で入れ敷均して参りました。

作業後の様子

こちらでは座間市内から出兵した271柱の御霊に捧げられた碑がございます。毎年この3月のお彼岸に座間市遺族会主催による座間市戦没者慰霊祭が斎行されており今年は3月22日に斎行予定です。

最後には青年会員揃って御霊のご安寧を祈念致しました。


枝垂桜、最初の一輪

2018年03月16日 | 境内の様子

今日は曇りましたが、春分も近づき大分暖かい日が続いています。

梅が散り始めてしばらく経ちますのでそろそろかと思っていましたが、今日本殿前の枝垂桜がほんの少し開いているのを見つけました。

狛犬の横に、少しだけ咲きました

他の蕾も大きく膨らんでいます

このホームページのトップ画面にも御社殿と満開の枝垂れ桜の風景が出ていますが、撮影した当時より桜の木も成長していますので、今年はより見ごたえのある景色になるのではないでしょうか。

柳緑花紅の季節ももうすぐです。