座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

鬼門札

2013年04月30日 | 御祈祷・授与品

本年度も社頭にて「鬼門札」の頒布を始めました。

鬼門札は家の玄関に祀り、外からの災いを防ぐための御守札です。また家の鬼門からの悪事を避ける、という祈願も込められています。

“鬼門”とは土地や家の方位のうち“艮(うしとら)”、つまり北東の事で、災いの出入りする方角と言われています。縁起が悪いとされる方角で、昔話などで絵に描かれる鬼が牛の角を生やし虎の腰巻を着けているのはこの艮から来ているそうです。

家相ではこの艮と逆の南西、“坤(ひつじさる)”は“裏鬼門”と言い、鬼門と並んで縁起の悪い方角です。反対に南東“巽(たつみ)”と北西“乾(いぬい)”は縁起の良い方角で、こちらは人の名字にもなっています。

この鬼門・裏鬼門を不浄にしておくと災いを呼びやすくするという話があります。家相はこの鬼門の考えで全てではありませんが、ご家庭の鬼門と裏鬼門、一度見直してみてはいかがでしょうか。


平成25年度鈴鹿明神社氏子総代会総会

2013年04月29日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

本日午後3時より当社参集殿にて、氏子総代会総会が開催されました。

また、役員は2年一期の為本年度は改選はありませんが、世話人変更の承認と議題審議がございます。

平成24年度事業報告、決算報告、平成25年度事業計画、予算、来月の研修旅行などと共に、総代、評議員の方々のご審議の元ご承認をいただきました。


御祭神と由緒について

2013年04月28日 | 神社知識・作法・歴史

本日は主権回復の日です。主権回復の日とは、日本との平和条約(サンフランシスコ講和条約)が発効し、日本が主権を回復した日となります。

今日は程よい風に境内にあるオガタマの花の甘い香りが漂っております。

多くの皆様にお参り頂いておりますが、当社の御祭神・由緒など改めてお話させて頂きたいと思います。当社の社務所前には、由緒書を無料で配布しております。下の写真左側が旧由緒書、右側が昨年に新しくなりました由緒書です。

写真(左)旧由緒書、(右)現由緒書

旧由緒書に一部

現在の社殿は平成5年に平成の大造営にて竣工した社殿でございます。旧由緒書は旧社殿の写真となります。

改めて当社の御祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)/素戔鳴尊(すさのをのみこと)の二柱の大神様をお祀りいたしております。

由緒として、鈴鹿明神社は、遠く第二十九代欽明天皇の御代に創祀せられ伝説によると、伊勢の鈴鹿郷の神社例祭に神輿が海上を渡御した折、にわかの暴風に襲われ、漂流して相模国入海の東峯に漂着し、里人が社を創立してこれを鎮守とし、鈴鹿大明神と崇め奉ったと伝えられています。また天平年間にこの地は鈴鹿王の所領で土甘(とき)郷と言った(正倉院文書)ところから、時人が王の御名を冠して鈴鹿の字名が発祥したとも推察されております。

これは新編相模風土記でも記されております。

鈴鹿明神社が記載されている新編相模風土記のページ

鈴鹿明神社は、往古、東南西方平坦な水田で、その中央一丈余りの高所に、はるばる大洋を望むかの如く鎮座し、境内は船の形、数十の樫の古木が繁茂し、参道中央に銀杏の大木があって、さながら船の帆の様でありました。その遠景を人は「舟形の森」「樫の森」と呼んで親しんだが、今はその銀杏もなく、地形も変動して面影はなくなっております。しかし神社の地形が前方後円墳にも似るところから、昭和三十九年に社殿の東側草地を発掘したところ、千五百年以前の地下式住居跡(約七坪)が発見され、また境内の樫の古木は最大のもので樹齢九百年といわれ、座間市原始林の一部であるところから、古代の祭祀遺跡埋蔵されている事も想起され、かすかに昔日をしのばせる。 

明治二年十二月、神奈川県下二十大区、二十七ヶ村(座間市入谷村、座間宿村、新田宿村、四ッ谷村、新戸村、磯部村、下溝村、上溝村、当麻村、田名村、大島村、下九沢村、上九沢村、相原村、橋本村、小山村、清兵衛新田、矢部村、同新田村、渕ノ辺村、鵜ノ森村、上鶴間村、下鶴間村、柏ヶ谷村、栗原村、上今泉村、下泉村)の郷社に列せられた。これは現在の座間市、相模原市の全域と大和市と海老名市の一部を占める広域なものであった。さらに昭和四十三年一月、神奈川県神社庁献幣使参向神社となり、現在に至っています。

明日は、当社氏子会総会となります。昨年度の事業報告・決算、今年度の事業計画・予算についての総会となります。明日のブログでお伝え致します。


ゴールデンウィークを前に!

2013年04月27日 | 御祈祷・授与品

本日は昨日の強風とは打って変わって、青天に恵まれ心地よい一日を過ごしていらっしゃるのではないでしょうか?今日より大型連休ゴールデンウィークに入られた方もいらっしゃるようですね。

神社は休みがないので、いつでもご参拝下さい!

ゴールデンウィークを前に新車の交通安全祈願にお見えになられる方が多くお見えになられております。また、連休で実家に戻られたのでしょうか市外にお住まい方もお見えになり初宮詣のご奉仕、記念写真撮影と境内が賑わいを見せております。

写真室でも初宮詣をお迎えになられました赤ちゃんの元気のよい鳴き声が響き渡っております。

写真室前

御祈祷は予約不要です。午前9時から午後4時半まで受付を致しております。記念写真については予約制となっておりますので、神社046-256-1122までお問い合わせ下さい。

御祈祷を行う本殿

さて、気持がよいので境内を散策していると、大きくなって参りました「梅」太陽の恵みを戴き、着実に成長しております。参道も緑一色!気持ちがよい風が吹き込んできますよ!

「梅の実」 成長しております。

緑一色の境内


相模国府祭(さがみこうのまち)

2013年04月26日 | 神社祭事

今日は少々風が強くなっておりますが、暖かい天候に恵まれました。本日は安産戌の日という事で、安産祈願のご参拝を戴きました。来月の戌の日は5月8日、20日となっております。

毎年、当社宮司と禰宜が相模国総社六所神社にてご奉仕させて頂いております相模国府祭(さがみこうのまち)の季節となって参りました。年に一度の国府祭お時間がございましたらお参り下さい。当日は、馬場公園にて一之宮寒川神社・二之宮川勾神社・三之宮比々多神社・四之宮前鳥神社・八幡宮平塚八幡宮・総社六所神社をお参り出来ます。

神奈川県無形民俗文化財

毎年五月五日に六所神社、神揃山、逢親場(馬場公園)にて斎行されるお祭り、神奈川県指定無形民俗文化財に指定されております。
平安の御代、都から各国々に派遣された国司は任国に着くとその国の平和や五穀豊穣を祈り国中の主な神々に祈願をしました。
国々の中心は国府と呼ばれ、国司を始め役人が常駐し行政の中心として繁栄しました、国司は国府近くに総社を設けて国の主な神々の御分霊をお祀りし、日々の祈願所といたしましたこれが総社の起源になりました。

そして、相模の神々は一年に一度、国府に一同に集まり、御分霊を相模の総社六所神社に納める事となりました。それと共に、国司と神々が相模の平和と五穀豊穣を祈願し、相模国中の豪族を交えての盛大な祭典が斎行されるようになりました、これが相模国府祭の起源です。
平安の御代から千有余年の歴史を重ね、江戸時代には数日に及ぶ大きなお祭りとして伝えられてきましたが、現在は五月五日終日に渡り斎行され各神社(一之宮寒川神社・二之宮川勾神社・三之宮比々多神社・四之宮前鳥神社・八幡宮平塚八幡宮・総社六所神社)の神輿渡御、様々な神事を始め多くの露店で賑わいを見せます。 (大磯 相模国総社 六所神社HPより

当日は鷺の舞奉納もございます。


メロンのような香りが漂います。

2013年04月25日 | 境内の様子

昨日までの天候から今日も雲の多い天気となっています。

朝方にはサーッと雨が降り風も強く吹いていましたが、午後には陽射しも出て昨日より暖かく感じられる一日となっています。

境内にはシャクヤクが蕾を膨らまして、さつきやつつじなどの花が咲いて誇っています。

 

そんな中に参道の脇、神輿庫の横に咲いているのがからおがたまの花です。

花は、クリーム色で目立たない花ですが、夕方になるとどこからともなくメロンのような香りが漂い始めます。気温が20℃以上にならないとなかなか香りが漂わないですが、暖かくなると夕方には良い香りがしてきます。参拝の際にどうぞご覧頂ければと思います。


邸内社としての稲荷社の現状

2013年04月23日 | 神社知識・作法・歴史

神奈川県の圏央地域ではまだ広い土地を持ったお宅が結構ありまして、邸内や畑などの角地に稲荷社がお祀りされているのをよく見かけます。

地域にもよりますが、明治前の神仏習合の名残から稲荷社の初午をお寺さんがご奉仕されているところも多いようです。

地域の開発と共に資産を維持していくためや相続などから稲荷社を廃祀されるケースもあると聞いています。

地域の守り神として、お稲荷様を信仰する人々が集まって講(こう)という組織を作って数軒或いは十数軒といった家で順番に役を決めてご奉仕したり、一族の守り神としてお祀りしたりと稲荷社がその場所へお祀りされてきた経緯は様々です。

しかしながら、神様はその地域の要望によってその地にお祀りされ、信仰を得てきました。

地域やお宅などにお伺いしてお祭りをご奉仕させていただき折などにちょっとお話をさせていただくと、稲荷社がお祀りされた経緯が解らなくなってしまい、何故か判らないけどそこに稲荷社があるからお祀りしているという状態も多いようです。

お稲荷様が商売の神様と思っている方が多くて、家は商売をしていないのでと言われる事もありお稲荷様の本当の御力、御加護は『衣・食・住』を司る神様であって決して商売だけではないのです。

『衣・食・住』という事は生活そのものを司るということなのです。

地域の安全や生活を護るそれが本義なのです。

又、お稲荷様はキツネだからあまり・・・。と言われる方もいらっしゃいます。

狐は、お稲荷様の御使いつまり神使で、神社の両側に犬のような獅子のような狛犬といわれるものと同じ働きをするもので、神様それぞれに異なった御使いがいるのです。

日本サッカー代表のエンブレムとして使われている八咫烏(やたがらす)も同じように神様に御使いするものです。

神使は、秘書のような役割というか神様に崇敬する人々の感謝の気持ちを伝えたりお願いごとの内容を伝えたりと様々の事をするものです。

思い違いなどで本来の意義からそれてしまい、せっかくお祀りされているのにその神様の御力、御神徳を戴かないばかりか神様から忠告をされてしまう事にもなりかねません。

身近な地域や家の守護神としてのお稲荷様に改めて信仰の念を思い起こしては如何でしょう。


藤棚とタケノコ

2013年04月21日 | 境内の様子

今日は午前中は雨が降りしきり寒い一日となりました。午後から雨が止み境内を散策してみると、うっかりしておりました。藤棚に鮮やかな紫色のふじが咲いておりました。

昨年は手入れ不足か咲きませんでしたが、今年は綺麗に咲いてくれました。桜も散ってしまいましたが、その時期時期で様々な顔を見せてくれます。 

社務所前のタケノコも祝詞でよく奏上させて頂きますがで『若竹の如くすくすくと・・・』まさに、タケノコの成長は早く、あっという間に背丈を越えてしまいました。

 境内もじっくりと散策すると様々な発見が出来ます。是非とも様々な目線で散策してみて下さい。


今年も植樹致しました!

2013年04月20日 | 境内の様子

本日、毎年恒例のJAさがみ座間支店農業ふれあい祭りが開催されました。神社の隣にJAさがみ座間支店ございますので毎年お伺いさせて頂いております。今年も昨年同様、植樹のため苗木を3本購入させて頂きました。

まず、1本目はオニツツジです。鮮やかなピンク色の花が咲きます。

2本目は、神道におきましても重要な木オガタマです。和名は神道思想の「招霊」(おぎたま)から転化したものであります。
日本神話においては天照大神の天岩戸隠れにおいて天岩戸の前で舞った天鈿女命が手にしていたとする説がある。榊の自生しない地域を中心に神前に供える玉串として古くから代用されたり、神木とされて神社の神域などに植栽されている例がみられ、当社にも参集殿入口の左手に植樹されております。

3本目はカイドウです。花期は4-5月頃で淡紅色の花を咲かせる。性質は強健で育てやすい。花が咲いた後の林檎に似た小さな赤い実は、食することができるが、結実しないことが多い木です。

まずオニツツジは、弁天池の正面に植樹致しました。

オガタマは、神社入口鳥居右わきに植樹致しました。

カイドウは、手水舎左手に植樹致しました。

 昨年は、利休梅を購入し、今年淡い白色の花を咲かせてくれました。毎年少しずつですが植樹することにより、鎮守の杜を守っていきます。今年も3種3本の仲間が境内に増えました。末永く見守っていきたいと思います。神社お立ち寄りの際、ご覧下さい。


年祭

2013年04月19日 | 神社知識・作法・歴史

皆様は『年祭』という祭事をご存じでしょうか?

神社では様々な祭事が執り行われます。最大のお祭りである「例大祭」を始め、2月の「節分祭」、秋の収穫期に行う「新嘗祭」、また一般の方をお迎えして行う「神前結婚式」「初宮詣」、厄年の方をお祓いする「厄除祈願」など、“祝福する” “祈願をする” のがお祭りの主な役割です。

その一方で、“人は亡くなれば神様になる(神様の世界へ帰る)” という考えから、「慰霊祭」「神葬祭」といった御霊に捧げるお祭りも神社で行われます。

「年祭」は仏教で言う「○回忌」と同じく、亡くなって一年目、三年目・・・と節目の時に真心を捧げるお祭りです。

神社の本殿はあくまでも神社の御祭神の為の建物ですので、

年祭はこうした別室の祭壇、或いはご自宅に祭壇を設けて行います

「千の風になって」という歌もありましたが、神様・人の御霊というのは一所にだけ居るのではなくて、常に近しい人を見守ってもいるのだと私達は考えています。

その繋がりを感謝し、また忘れないように行うのがこの年祭であり、神社のお祭りなのです。


境内が緑一色になりました!

2013年04月18日 | 境内の様子

本日は大安ともあって、外のお祭り「地鎮祭」のご奉仕が重なりました。少々風がございましたが晴天の中、地鎮祭のご奉仕を滞りなく斎行致しました。本日地鎮祭をお迎えになられました皆様、誠におめでとうございます。

土地の神様に土地に手を付ける前に奉告し、これから行われる工事の安全と変わらぬ守護を頂くためのお祭りが地鎮祭です。一生に一度あるかないかのこの地鎮祭。ご不明な点、分からない点、地鎮祭についてご質問がございましたらお気軽に神社までお問い合わせ下さい。

出張祭典について

地鎮祭・・・・・「とこしずめのまつり」や「じまつり」ともいいます。工事を始めるに当たって、その土地の神様に奉告し、土地を祓い清めて敷地の安定と工事の安全を祈念いたします。また、竣工後、その建物に災いが起きないように、神様のご加護を願います。

上棟祭・・・・・棟上(むねあげ)式ともいいます。棟木を上げるときに行う神事です。その土地の産土神(氏神)・建物の守護神・工匠の神を祀り、上棟まで進んだ感謝と竣工までのご加護を祈願します。

竣工式・・・・・落成式ともいいます。建物が無事に完成したことを奉告し、感謝の気持ちを捧げ新しい建物の堅固安全を祈願いたします。

入居清祓・・・火の神様・水の神様・氏神様へ建物完成の奉告と新居がいつまでも堅固でありますよう御祈願を致します。部屋をすべてお祓いし、特にご家族の健康のよりどころとなるキッチンや災いを招きやすいトイレやお風呂などの水まわりをすべてお祓いいたします。

井戸祓い・・・生命を養う井戸、生き物の住まう池に関わる工事は、古来より丁重に行われてきました。水の神様・井戸の神様へこれより工事を行う旨をご奉告し、工事に際しての障りがないよう祈願いたします。

その他の出張祭典・・・・・建物解体前のお祓い、神棚入魂祭、開店のお祓い等、上記以外のお祓いもおこなっております。

さて、本日の境内は緑一色となって参りました。

参道も緑のアーチになっており気持ちを落ち着けて本殿に向かう事が出来ますよ!

徐々に梅の実も大きくなりつつありますが、まだまだ収穫までは時間がかかりそうです。

社務所前の庭にはたけのこが顔を見せております。竹林になっていますので、そのまま成長させて、目を楽しませる竹林となってくれる事を願っております。


入谷諏訪明神 例祭斎行

2013年04月17日 | 兼務神社

本日11:00より、兼務社である座間市入谷御鎮座の諏訪明神にて例祭が斎行されました。

鎮座地はこの鈴鹿明神社の程近く、座間駅に向かう道の途中の石段を上がった林の中にあります。今は御社の周りまで住宅が広がっていますが、鳥居から一町位離れて“すわのまえはし”という小橋が残っており、かつては村を見下ろすように創建されたことを偲ばせます。

この日だけは門扉も開け放たれ、お祭りに相応しい飾りつけがなされます

御祭神は「建御名方神(たけみなかたのかみ)」。

神話では出雲の「大国主神(おおくにぬしのかみ)」の次男として登場し、父神や兄神と逆に自分達の出雲国が皇室の御先祖である「邇邇芸尊(ににぎのみこと)」に従う事にただ一人反対します。

そのため使者である「武甕槌神(たけみかづちのかみ)」と対決することになりますが敵わずに敗れ、追い詰められた信濃国の諏訪で降参します。そこで祀られるようになったのが全国の諏訪神社の元宮、諏訪大社であるということです。

神話ではこれ以上は語られませんが、諏訪神社は今は広く各所で祀られている神社です。反骨の気風以上にその人格・徳が慕われる神様であったように思います。


摂社・末社

2013年04月15日 | 神社知識・作法・歴史

今日は終日穏やかな晴天に恵まれ、春らしい一日になりました。

また15日、月次祭の日ということもあり、本殿や境内の紙垂の付け替えや「摂社(せっしゃ)」「末社(まっしゃ)」への神饌のお供えも行いました。

摂・末社とは境内(ときに境外)にある本社以外の小さな御社のことで、神社によって数・規模・歴史も様々です。“枝社”という言い方もされますが本社と上下関係にあるわけではありません。

明治時代の官国幣社の基準では、

 ①本社の神の御后・御子・他由緒ある神を祀った社

 ②本社創建以前に鎮座していた神を祀った社

 ③本社の神の荒魂(あらみたま。神の活動的な側面・御力)を祀った社

 ④本社の土地の地主神を祀った社

 ⑤その他特別な由緒があって祀られた社

以上5項目にあてはまるものを「摂社」、それ以外を「末社」と呼んでいました。ただし、現在は摂・末社の呼び名に区別の基準はないそうです。

この鈴鹿明神社にも大小併せ8所の摂・末社があります。ご参拝の際は探してみてはいかがでしょうか。

当社の摂・末社のひとつ、参道脇の稲荷社

3月に戦没者慰霊祭が行われる忠魂碑にも摂・末社同様のお供えをしています


新戸白山姫神社 例祭斎行

2013年04月13日 | 兼務神社

本日10時より、相模原市南区新戸御鎮座の白山姫神社にて、例祭が斎行されました。

この新戸では他にも「諏訪神社」「日枝神社」という2社がありますが、それぞれ氏子の方・神社委員会の方が協力し守っておられます。

この白山姫神社の御祭神は「伊佐那岐命(いざなぎのみこと)」「伊佐那美命(いざなみのみこと)」「菊理比売命(くくりひめのみこと)」の三柱の神々です。

「伊佐那岐命」「伊佐那美命」は夫婦神で日本の多くの神々の親神様として知られています。また「菊理比売命」は黄泉の国から逃げ帰った伊佐那岐命と黄泉の国に残った伊佐那美命が対話する際に、間に立って話をした神様です(この段は話せば長い神話になります)。氏子の方はなので縁結びの神様だ、というお話をされていました。

御祭神の三座それぞれに白餅をお供えする習わしです

この例祭では渡御はありませんでしたが、宮神輿もあります

今年は早々に桜が散ってしまいましたが、その代わり新緑の中で例祭をご奉仕することができました。例年通り盛大に挙行できたことと思います。白山姫神社氏子崇敬者の皆様方の御健勝、御家庭の弥栄を御祈念申し上げております。

 


伊勢神宮崇敬会だより「みもすそ」

2013年04月11日 | その他

本日、伊勢神宮崇敬会だより「みもすそ」第66号が届きました。伊勢の神宮におかれましては、今年20年に一度の第62回神宮式年遷宮が行われます。遷御(せんぎょ)の日程も天皇陛下より内宮10月2日、外宮10月5日と御治定(ごじじょう)賜りましたとの事です。

※みもすその写真は式年遷宮記念せんぐう館の遷御御列の模型と紹介されております。

伊勢の神宮は日本人の総氏神様として全国より崇敬されております。当社におきましても、7月に行われるお白石持ち行事に職員・総代で参加して参ります。

このように日本人の心のよりどころとして鎮座する神社。永年にわたり続けられる祭事を守り続けていかなければならないと思います。今まで、伊勢の神宮に参拝されていない方がいらっしゃいましたら、一度お参り頂くと清々しい気持ちになりますよ!

伊勢神宮崇敬会 平成25年度の行事案内も同封されておりました。

今日は予報と違って、小雨が降って参りました。暖かかったり寒かったりと天候不順でありますがお風邪をひかれないようお過ごし下さい。