座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

月次祭の準備。

2016年10月31日 | 境内の様子

今日で10月は終わり。

10月は気温は真夏日になったり11月下旬の様な寒さになったり気温の変化が激しく又、そのような中でも秋が深まる月でした。

明日からは霜月。秋から冬に季節が移り変わる時期でもあり、神社にとっては七五三の季節でもあります。

明日の月次に向けて紙垂や注連縄の交換や摂末社の供える神饌等を準備しました。

神池の周り

鐘 撞 堂

忠 魂 碑

紙垂や注連縄の交換は七五三等の御祈願の為夕方になってしましました。

摂末社の神饌も準備しました。

明日の一日は大安。

しかも神奈川県内の幼稚園は入園願書の提出日と言う事もあって平日ですが多くの七五三祈祷が予想されています。

天気もまずまず、気温もちょうど良い感じです。お気をつけてお越し下さい。


七五三の季節

2016年10月29日 | お正月

今日もまた、風の冷たい一日になりました。

先週と比べると随分天気も変わりましたが、もう七五三詣の季節となり、境内は御祝のご家族で賑わっていました。

カレンダーなどでは11月15日が“七五三の日”とされていますが、これは五代将軍徳川綱吉が子の徳松の祝儀を行った事にあやかっての事で、江戸時代から広まったと見ることができます。

それ以前の子供の成長祝いは地域や時代によって様々で、関西では十三歳になった子供が参拝する“十三詣(じゅうさんまいり)”の方が一般的であったとも言います。 ですが今ではこの10月11月に家族で御祝いをする、という形で定着しているようです。

もう10月も末になります。 紅葉も迫り、これから華やかな時期でもあります。


神宮大麻頒布の仕分け

2016年10月28日 | 御祈祷・授与品

昨日の陽気が一転して、今日は冷たい雨が降り続いています。

ちょうど室内での社務に充てる時間ができましたので、頒布の時期が近づいた新しい『神宮大麻(じんぐうたいま)』の仕分けなどを行いました。

神宮大麻とは文字通り伊勢の神宮の御神札で、“日本の総氏神様”、“国の守り神様”として全国の神社で頒布されているものです。

ただし、それぞれの神社で奉製・準備している他の御神札や御守と異なり、この神宮大麻は毎年神宮で数々の神事・お祓いを経て奉製されたものが各神社へと渡される仕組みになっています。

今日仕分けしたものも、今月に至ってこの相模中央支部の地域分を送っていただいたもので、来月2日の“神宮大麻暦頒布始奉告祭”という祭事の後に、新年のために各神社へ渡る事となります。

もう新年の事を話す時期になりました。 これから慌ただしい季節がやって来ます。

昨年の神宮大麻暦頒布始奉告祭の様子


七五三記念写真!

2016年10月26日 | お正月

10月も下旬を迎え、七五三詣のお祝いのお子様です週末は賑わいを見せ始めております。

今年、記念写真撮影としてお使い頂けるプレートを新調いたしました!2種類用意いたしましたのでお参りの際お使い下さい。


御神田の稲穂

2016年10月25日 | 神社祭事

今日は朝から曇り空。昼頃からポツポツと雨も降り出しました。

午前中には七五三の御祈願があり、境内での写真撮影に雨が降らないか心配しておりましたが難とか撮り終えてお帰りになりました。

先日、御神田で稲刈りと脱穀が行われ、新穀が奉納されました。

又本日は稲穂が奉納され、先日奉納された神奈川県神道青年会の稲穂と共に新嘗祭にお供えを致します。

はさがけして乾かされているので白っぽく見えますが。

この稲穂も穂先だけに整えてお供えを致します。

神社周辺の田圃もほぼ刈り入れが終わりました。

スーパーなどでも様々な地域の色々な新米が出揃ってきました。

秋の味覚も次々と食卓にのぼり、秋本番を迎えています。


鳥居

2016年10月24日 | 神社知識・作法・歴史

神社にお参りされる際に必ずと言っていい程鳥居を見ると思います。神社の地図記号に使われるように、鳥居というのは神社の象徴的な存在です。神社の神域の入口を示す¨門¨としての役割。また複数設けられている場合は本殿に近づくにつれて聖性が高まるごとに鳥居が設けられております。

鳥居には他にも「神明鳥居」「靖国鳥居」「三柱鳥居」等様々あります。 神社にお参りの際は鳥居の形などもご覧になると新たな発見があるかもしれません。

当神社の鳥居は¨明神鳥居¨というものです

また今晩から明日の朝方にかけて冷え込むみたいですので、風邪等引かれぬよう温かくされてお過ごし下さい。


御神田、新米の脱穀

2016年10月23日 | 神社祭事

6月に御田植祭を行った御神田でも収穫の季節を迎え、今月15日に稲刈り、そして本日脱穀作業が行われました。

暦の上では今日で『霜降(そうこう)』、段々と寒さを増す時期ではありますが、昼まで暖かな晴天に恵まれ良い日和になったかと思います。

この社務日記でも触れたとおり、しめ縄に供する稲藁を取るのが目的でしたが、もち米の一部は神社に御奉納をいただきました。

脱穀にあたられた皆様、本日は誠にご苦労様でございました! 収穫祭となる来月23日の『新嘗祭』も近づいてきましたね。


狩衣の衣更え

2016年10月22日 | その他

少々遅ればせながら、本日本殿祈祷で使用する狩衣の衣更えを致しました。

衣更えは“10月1日”か“立冬(今年は11月7日)”で行われる習いではありますが、地域やその年によって寒暖の差がありますので、神社ごとに衣更えの時期が違うのが実際のところです。

こちらが新しい冬用の装束

今日までの夏用。比べてみると大分質感が異なります

夏用と冬用で上下の差はありませんが、やはり冬用の方が糸も多く色も鮮やかで、装束ならではの美しさをより感じることができます。 夏用に変わる時は“ようやく薄い着物になる”と喜んでいましたので不思議なものですね。

今日は朝から思いのほか肌寒く、季節の歩みを感じました。 もう少しで境内も紅葉の時期です。


絵馬

2016年10月20日 | 御祈祷・授与品

本日は絵馬のお話をさせて頂きます。日本では古くから馬が神様の乗り物として神聖視され、御祈願やお祭りの際に神様の降臨を求めて馬を奉納されておりましたが、それが次第に簡略化され馬の形をした物に変わり、板に描いた馬へと変化していった。

絵馬を奉納する習俗はすでに奈良時代からあったとようで、当初は馬の絵が描かれた物であったが、室町時代から馬の絵以外の物が出始めたと言われております。

表には梅の絵 

裏面は記入用です

※社頭にてお頒けしております

また、当社では七五三のご祈祷を受けられた方に授与品と一緒に七五三用の絵馬をお頒けしており、専用の絵馬掛けもございます。

絵馬に願い事や感謝の気持ちを託し、神様のお恵を頂戴し日ごと麗しくお過ごし頂けたら幸いです。

 


御初穂

2016年10月19日 | 神社知識・作法・歴史

先日、当神社宮司が神奈川県神道青年会の主催する稲刈り行事へ参加し、稲穂を神社へ持ち帰りました。

本日選別をし形を整えましたが、これが来る11月23日の『新嘗祭(にいなめさい)』にて御神前へ奉納する“初穂”となります。

まだ青々とした稲穂です

葉を除いて整えるとこのような姿に

稲穂、白米、酒、餅など御米にまつわるものはお供え物の中でも特に格の高いものです。

現在でも御祈祷などの際に神社に納めて頂くお金を“御初穂料”と呼びますが、これには“初穂(御米)をお供えするところを、代わりに御金をお供えする”という意味があります。 いかに神社(日本)の伝統の中で、御米が中心にあるかを示していると言えます。


狛犬

2016年10月18日 | 神社知識・作法・歴史

神社にお参りされる際によく狛犬をご覧になる事があるかと思います。狛犬は神様の通り道(正中)を左右一対で守護していると言われております。よくご覧になる狛犬は石で造られたものが多いかと思いますが、古い時代の狛犬はほとんどが木で造られておりました。古い時代の狛犬は、屋内でお祀りされておりその建物も木造のものだった為狛犬も木で造られたものがほとんどでした。時が経つにつれ狛犬が建物から出て屋外になった際、雨風にさらされても良いように石造りなったと言われております。

狛犬は¨胡麻犬¨・¨高麗犬¨ともいいその起源はエジプトやインドにあると言います。高麗(こうらい・こま)とは朝鮮半島を指しており朝鮮半島を経由してきたから、或いは外来のものを朝鮮半島を代表してこの様に呼んだと言われております。

神社にお参りの際は、狛犬にも目をむけてみてはいかがでしょうか。


神嘗祭

2016年10月17日 | 神社知識・作法・歴史

昨日とはうって変わり冷たい雨の降りしきる一日となりました。本日10月17日は伊勢神宮に於いて神嘗祭(かんなめさい)というお祭りが斎行されております。本日はその神嘗祭について簡単では御座いますが、お話させて頂きます。神嘗祭とは、全国の神社に先立ちましてその年の最初に収穫された稲穂(初穂)を伊勢神宮にお祀りされている天照大御神にお供えをする収穫感謝のお祭りにあたります。神話の天照大御神が天上の高天原で初穂を食された事に由来します。旧暦では、9月17日に斎行されており改暦後、新暦の9月17日では稲穂の成長が不十分な為、現在の10月17日に改められたと言われております。また、伊勢神宮以外での神社では、新嘗祭(にいなめさい)と言い11月23日に同様にその年に収穫された物を大神様にお供えをし、その年の新穀の実りを感謝申し上げるのお祭りを致します。神嘗祭・新嘗祭この二つのお祭の名称に共通してある¨嘗¨(なめる)は味わうという意味が御座います。この収穫を感謝する代表的な稲作儀礼として、その起源は稲作が始まった弥生時代ではないかと言われております。

※今年の当社の御神田の様子

 実りの秋とは言いますが、大神様のお恵みを感じながらお食事されると普段と違った味わいがあるかもしれません。


人生儀礼

2016年10月16日 | 神社知識・作法・歴史

本日の気持ちの良い秋晴れの一日となりました。

今回は七五三の時期という事もあり人生儀礼について簡単ではございますが、ご説明させて頂きます。

・初宮詣…生まれた子供を連れ初めて神社にお参りし、氏子の仲間入りの奉告・無事成長の祈願をします。生後30日頃に行うことが多いですが、地域によっては生後100日に百日詣として行う所もございます。

・十三参…旧暦の3月13日(今は4月13日)に13歳の男女が知恵を授かる為にお参りするもので、13歳は丁度十二支が一巡した区切りの年にあたります。虚空蔵菩薩にお参りする仏教行事から来ておりますが、近年で神社で希望される方もいらっしゃいます。

・成人式…大人の一員になった事を記念する儀式で古くは元服(げんぷく)といい、この頃は年齢が定まっておりませんでしたが、現在は20歳が成人の年となっております。

 

七五三詣につきましては後日改めて更新致します。どの御祈願も当社で承っております。また予約は承っておりませんので、9時~16時30分の間でしたらいつでも結構で御座います。

 


秋晴れの中

2016年10月15日 | その他

本日は秋晴れの中、七五三詣を始め初宮詣、交通安全の御祈祷の方で境内が賑わいをみせました。

また、本日は御神田で注連縄奉納同志会・氏子青年会の皆様の手により稲刈りがとり行われました。

一つ一つ皆様の手で刈って頂きました。来週に脱穀を行う予定でいます。今干してある藁を使って年末に境内に使わせて頂く注連縄を奉製して頂きます。本日は皆様お忙しい中ありがとう御座いました。


月次祭の前に

2016年10月14日 | 境内の様子

朝のが15℃位まで下がってくると境内を清掃していても汗をかかないので清々しい気持ちで行えるようになってきました。

10月に入ってもう半月を迎え、明日は月次祭。

明日は大安の土曜日とあって外の御祭や七五三、初宮詣りなどが予定されています。

夕方も西日は眩しいくらい境内に差していて各所の紙垂を交換する際には白い紙垂がキラキラと光を受けて光っています。

神池の周りにの紙垂

境内末社の紙垂も西日に光って見えます。

慰霊碑前の紙垂は少し厳かにも見えます。

明日の月次祭は早朝に行い、社殿では初宮や七五三の御祈祷準備を少し早めに行う予定です。

今週末の天気はまずまずのようです。運動会もほぼ終わったようですので小さいお子さんをお持ちのご家庭ではこれからが七五三のピークとなってくると思われます。