座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

兼務神社の御幣

2023年03月30日 | 神社知識・作法・歴史

4月は兼務神社での春祭が始まる季節でもあります。

その準備も進めている最中ですが、その中の一つが『御幣(ごへい)』の奉製です。

御幣とは御神前にお供えするもの。写真にあるように木製の幣串に飾り切りした紙を挟んで垂らしたものが一般的な形です。

元々は布・反物をお供えする時に串に挟んで奉ったのが始まりと言われています。時代とともにやがて布が紙に変わり、その両脇に紙垂を下げるようになり、色も白色だけでなく金銀や五色なども使われるようになりました。

用途もお供え物としてが最初にありますが、或いは社殿の奥深くに立てて御神体として、或いは参列者に向けた祓具として用いたりもします。歴史があるゆえに変化や分化が起きた結果と言えるでしょうか。

ちなみに今回奉製した御幣は3本1組を台座に立てて全部で3組、祭典当日に御神前にお供え致します。


勧学祭

2023年03月29日 | 御祈祷・授与品

年度の変わり目、新生活に向け期待と不安が入り混じりながらも準備がありと、慌ただしく過ごされているのではないでしょうか?

御祈祷は厄除けや初宮詣などたくさん種類がございますが、当社では、この時期になると勧学祭のご奉仕もしております。

4月から新入学入園のお子様や保護者の皆様にとっては新たな一歩を踏み出す、大きな節目でございます。

本殿にて、これから毎日背負う事になる、ランドセル・通園バックをお祓いし、お子様の交通安全と学業成就を神様にご祈念申し上げます。

・初穂料は3,000円

・受付時間は9時~16時30分

となります。

この1週間が桜の見頃となっておりますので、お祓いの後に桜と一緒に記念撮影をされてみてはいかがでしょうか?


雨上がりに

2023年03月28日 | 境内の様子

本日は朝から雨が降っておりましたが、お昼過ぎになると雨も上がり、日差しが差し込みました。

朝の清掃が雨で出来ていなかったので、晴れてから改めて清掃を行いました。

しかし、落ち葉が濡れているので日に当たるとこで集めた落ち葉を乾燥させて、後日取ることにいたしました。

桜が満開になる頃は強風や雨が続く印象がございます。しかし、境内の桜はまだ花をつけて境内を彩っています。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


さくらの日

2023年03月27日 | その他

調べると今日は『さくらの日』だそうです。

“3×9(さくら)=27の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開(さくらはじめてひらく)」が重なる時期だから、という理由で1992年に日本さくらの会が制定”とあります。少々強引な気もしますが、今年はこのさくらの日に合わせるかのように境内各所の桜が満開となっています。

枝垂桜は満開で、枝が重そうなほどに花弁をつけています

参集殿の内側からは額付きの絵画のように見えます

境内には枝垂桜・山桜・吉野桜と各種あり、その年の天候等によっては開花の早い遅いで足並みが揃わないこともありますので、その意味では今年一斉に見頃を迎えているのは実に幸運です。

惜しむらくは昨日一昨日の週末が雨であまり人が見に来られなかったことと、今日も隙間のない曇天で桜の花が映えないことでしょうか。折角の桜ですから、多くの人にご覧頂きたいものではありますが…


祭具の手入れ

2023年03月26日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

昨日、特に午前中はずいぶん強い雨風になりました。

大安吉日だったという事もあり幾つかの出張祭典、地鎮祭等のお約束もあったのですが、やはり天気のせいで祭典後の片付けの時には各祭具に泥はねが。今日も雨ながら外のお約束はありませんでしたので、今の内にと汚れた祭具の手入れなどを行いました。

地鎮祭で用いる神事用の鎌・鍬・鋤

泥を落とし、白紙と麻を巻いて準備します

思えば神社で用いる道具というのはほとんどが木と紙でできています。

注連縄やそれにつける紙垂などは、汚れず雨にも強い化繊のものならば何度も使えて便利ではありましょうが、やはり昔からの道具を綺麗にしながら“常に清浄であろうと意識する”事も神道では大切なことと思います。

多くの場合地鎮祭や清祓を受ける方にとっては、神職を招いての神事は滅多にない、或いは一生に一度の事です。神様へも参列者の方々へも失礼のないよう道具から整えて参ります。


春雨

2023年03月23日 | 境内の様子

今日は予報より早めに、朝から雨が降り始めました。

しかし十日前のような地面を叩く強い雨とは違い、また昨日の暖気の名残と合わさってたいへん柔らかい雨です。

辞書で『春雨』と引くと“春の雨。特に若芽の出る頃、静かに降る細かい雨”と出ます。正に今日の雨を表すような言葉です。

ただ当初の予報では“西から雷を伴う雨雲が…”というような表現でしたので、午後は雨脚が変わるかもしれません。

雨の日を含めしばらくは寒暖の差の大きい日が続くようですので、皆様も体調管理には十分ご留意ください。


旧閏月

2023年03月22日 | 

カレンダーの今日の部分を見ると、「旧閏2月1日」という見慣れない表記があるのに気が付きました。

現在広く使用されている新暦(太陽暦)では4年に一度、本来はない2月29日「閏日(うるうび)」が登場するというのはご存じのとおりです。

これは地球が太陽の周りを一周するのに365日5時間48分46秒かかるため、この端数が積み重なって実際の季節と暦がずれてしまうのを調整する必要があるからです。

一年365日の新暦と比べて旧暦(太陰太陽暦)は一年354日ですから生じるずれも大きく、丸々一月の「閏月(うるうづき)」を挿入する、という事だそうです。

しかしこの閏月「3年に1回」「8年に3回」「11年に4回」「19年に7回」と方法が幾つかあり、また一年のどこに挿入するのかも暦によって差がありました。暦を見るだけの一般人には少々難しい話です。

“ずれが生じる前に微調整”ではなく“ずれてから大きく調整”という印象でしょうか。今の新暦の扱い易さがうかがえますが、これも暦というものが改良を加えられてきた歴史を表している、とも言えるでしょう。


春分の日

2023年03月21日 | 境内の様子

今日は春分の日。

空には雲が広がり、時折薄日が差す程度で朝方は少しひんやりとしていました。

春のお彼岸で暦の中では一粒万倍日と天赦日が重なる休日とあってお宮参りや七五三のお参りがあり、枝垂れ桜の付近で記念写真を撮られている様子が多々見受けられました。

社殿前の枝垂桜も濃いピンクと見頃になっています。

これから週末にかけて天気は下り坂。しばらく雨模様でようで菜種梅雨となりそうです。

気温も週末は少しひんやりして桜の花も来週以降までもちそうです。


桜開花 状況

2023年03月20日 | 境内の様子

今日も昨日と同様に暖かな散歩日和となりました。

本殿前の枝垂れ桜も咲き乱れ、もう間もなく満開を迎えるところです。

今日(3月20日)現在の桜の開花状況を写真でお伝えさせて頂ければと思います。

本殿前枝垂れ桜

参集殿前の染井吉野

2輪3輪と咲き始めました

駐車場入口の枝垂れ桜

丁度5分咲きといったところでしょうか?

手水横

各所で様々な色を付け始め、春の装いと変わりこれからが楽しみであります。しかしながら明日から暫くは天候が崩れるそうです。

少しでも長く、この春の美しさを楽しみたいものです。


大安吉日

2023年03月19日 | 境内の様子

昨日の冷たい雨が降りしきる一日とはなりましたが、今日はうって変わって気温も上がり穏やかな気候につつまれ一日となりました。

境内の枝垂桜も大分花をつけ綺麗な桃色となり、境内を明るく彩り春の訪れを感じる所でもございます。

また、今日はこの暖かさに誘われてかお参りにいらっしゃる方が多く見受けられ、枝垂れ桜の前で撮影されておりました。

今日は暖かくありましたが、まだまだ寒暖差の多い時期でもございます。体調崩されぬようご自愛ください。


彼岸入り、寒の戻り

2023年03月18日 | 

今日は春分の日を中心とした一週間『お彼岸』の初めの一日です。

お彼岸というのは仏教の言葉ではありますが、神道においても春分の日は『春季皇霊祭』の日。宮中の皇霊殿にて歴代天皇・皇后・皇親の御霊に対しお祭りが行われます。

一般の家庭においてもお彼岸の間は墓参してご先祖様を拝む時期で、これを彼岸参りと呼びます。

昨日までそして明日以降も日中は暖かくなるそうですが、今日だけ冷たい雨の一日になる見込みです。

“暑さ寒さも彼岸まで”と言いますが、正にお彼岸直前の寒の戻りとなりました。

ちょうど週末でもありますので、仕事でなく延期できる外出予定ならば今日は屋内で体を休める方が賢明かもしれません。


マスクの着用について

2023年03月17日 | その他

先日の3月13日に“これ以降マスクの着用は個人の判断に任せる”旨、政府より発表がありました。

元々罰則のあるようなものではありませんでしたが、“原則として屋内はマスク着用推奨”から“医療機関や混雑した電車、バス等に入るときに推奨”と文言が大幅に緩和されています。

当神社でもご参拝の方へ向けたマスク着用願いの看板は下げさせていただきました。ただし他の部分、検温器や消毒液の設置、職員側のマスク着用等の感染症対策は継続して行う予定でおります。

マスク着用当初の月次祭の一場面

思えば感染症流行の初期は紙製マスクの不足もあり、「白紙や白布で祭事用の面覆いを作る」「距離が確保できる場合は事前にご説明した上で、神事中のみマスクなし」などの試行錯誤がありました。

神主にはマスクを着けたまま祝詞を奏上するという事への体力的・心理的な抵抗もありましたが、衛生面や長く着けることを考えて結局市販の不織布マスクを常時着用する、という事で落ち着きました。

個人的には花粉症の事もあり不要と言われてももう少しマスクを着けていたいところ。しかし段階的にコロナ禍前の状況に戻していこうというのは意義ある事と思います。このまま大過なく各祭典の無事斎行に繋がっていく事を祈っております。


参道を綺麗に

2023年03月16日 | 境内の様子

暖かく、晴れやかな晴天に恵まれました。

午後から御祈祷の合間に高圧洗浄機を使って参道を綺麗に致しました。

見た目は汚れも目立たないのですが、高圧洗浄機を使うと砂埃などで汚れているのがわかります。半日を使ったことで参道がとても綺麗になりました。

枝垂桜も満開に近づき、神社を訪れる方もたくさんいらっしゃるので皆様が気持ちよく参拝できるように境内美化に努めて参ります。


弥生十五日月次祭

2023年03月15日 | 神社祭事

本日、7時より皇室の弥栄と氏子崇敬者の皆様のご繁栄を祈念し、月次祭を斎行致しました。

この月次祭では神職が交代で、簡単な講話をさせて頂いております。

本日の講話の一部をご紹介させて頂きます。

「武士道とは死ぬことと見つけたり」とうい言葉が江戸中期にかかれた『葉隠』の一説にございます。

これは死を迎えるまでひたすらに頑張れとういう事ではなく、死を思いそして今というこの瞬間を生きろという意味です。

過去・現在・未来という時間の流れに生きていて、私たちは現在にしか生きる事ができず、その後の未来は今の自分が(現在)が築くものです。

人生には迷いもあり、ためらいもあります。しかしながら迷っているうちに時は刻々と過ぎていきます。

今が人生で一番若い時、あれこれ言い訳を考えている時間があるなら、三日坊主でもいいので行動に移してみて下さい。

それだけでも、言い訳をして何も動かない人よりも3歩前に進んでいます!

無駄な努力は何一つないと先人は良く言われます。

今は丁度年度替わりです。お忙しくお過ごしの事とは思いますが、新たに目標を立ててこの一年を実り多き一年にして頂ければ幸いです。


令和5年【春詣】

2023年03月14日 | 御祈祷・授与品

数日の暖かな陽気に誘われてか、本殿前の枝垂れ桜が一輪二輪と花を咲かせ始め段々と春めいて参りました。

この春の知らせを受け、数量限定にはなりますが『春詣』の御朱印を3月18日(土)よりお出しする事となりました。

毎年デザインを刷新しております

外に出やすい気候になりました。是非桜を目で楽しみ心癒されにいらしてみて下さい。

皆様のご参拝をお待ち申し上げます。