座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

大雪

2012年02月29日 | 境内の様子

本日は関東甲信地方で大雪になっております。

境内も積雪5センチほど積もっており、いつもと違った風景になっております。

お参りの際には、本殿の雪が度々、落ちてきますのでお気をつけください。

また、雪による交通障害などにも十分注意してください。

少しずつ暖かくなってきておりますが、まだまだ寒い日が続きそうです。

お体に気をつけ、ご健勝にご多幸にお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。

 

 


閏年(うるうどし、じゅんねん)

2012年02月28日 | その他

明日、2月29日は「閏年(うるうどし、じゅんねん)ですね。

ご存じの通り、暦と太陽または月の運行とのずれを補正するために約4年に1度、挿入されております。

日本においては、閏年の算定は神武天皇即位紀元(皇紀)によって行うことが法令により定められておりこれによりますと、

1.皇紀年数を4で割って、割り切れる年を閏年とする。

2.ただし1.であっても皇紀年数から660を引いた数を100で割って割り切れる年で、かつその結果が4で割り切れない年は平年とする。

とあります。

今年は、皇紀2,672年になりますので上記に当てはまりますが、必ずしも4年に1度とは限らないようです。近年でいうと、西暦1900年と2100年は調整年のため、閏年ではないようです。

また、閏秒というものもあり、調整のため1秒追加または削除されることもあるようです。

国際的には色々と閏年について議論があるようですが、日本では皇紀を基準に考え閏年を定めているところは、日本の伝統や歴史、神道が深く根付いていると感じられます。

境内の梅は少しずつ開花してきておりますが、まだまだ1分咲きといった感じです。

開花情報はブログにて報告しますので楽しみにしていてください。

 

 


境内稲荷社のお祭り

2012年02月27日 | 神社祭事

全国に稲荷神社は数多くありますが、この鈴鹿明神社の境内にも2社の稲荷社が鎮座しています。毎月1日と15日の月次祭の日にはお供えをしていますが、今日は今年の三ノ午(さんのうま)日にあたるため、それぞれ祭典を執り行いました。

すべての神社には年に一度、例祭日(れいさいび)という日が決まっています。その神社の由緒に深くかかわる日、いわば誕生日にあたる日が多く選ばれていますが、稲荷神社では「稲荷大明神が午の日に現れた」という言い伝えがあるため、節分を過ぎてからの午の日にお祭りがおこなわれています。

すべての神社に祭日があるというのはとても大切なことです。普段見過ごしてしまうような小さな御社にも深い歴史があることを忘れてはいけませんね。


大安吉日!神前結婚式

2012年02月25日 | お正月

本日は大安土曜日。朝より地鎮祭、御祈祷また、午後に神前結婚式のご奉仕がございました。

朝は勢いよく降り続いた雨も上がり、神前結婚式参進の時には晴れ間も顔を覗かせました。

晴れてきました!

参進の様子です!雨も上がり外からの参進ができホッとしてます。

浦安の舞では皆さん写真撮影!

新郎さん 誓杯の儀

新婦さん 誓杯の儀

夫婦揃っての誓詞奏上

神前にて申し上げた誓詞のように、お互い力を合わせこれからも末永くお幸せにお過ごし下さい。本日は誠におめでとうございました。


小池白髮弁財天

2012年02月24日 | 神社祭事

本日発刊のタウンニュース座間版2月24日号に小池白髮弁財天の社殿御造営のニュースが掲載されました。毎年3月3日の例祭に当社宮司がご奉仕させて頂いております。

 

タウンニュース座間版2月24日号より

今回、62年ぶりの御造営ということで、解体前の御霊移しから、土地のお祓い、本殿遷座祭とご奉仕させて頂き、今回、3月3日の例大祭に合わせ、竣工奉告祭を執り行ないます。氏子も皆様と約1年にわたり打ち合わせを行い、此度素晴らしい社殿が完成致しました!

打ち合わせで是非とも新しい社殿にて舞をお願いしたいとご相談があり、今回この例大祭の祭典で舞もご奉仕させて戴くこととなりました。

毎年曜日に関わらず3月3日がこの小池白髮弁財天の例大祭でございますが、今年は土曜日ということもあり、多くの皆様が参列できるのではと思います。

この様に、地域の鎮守様を守って戴いております氏子の皆様に感謝致します。当日多くの皆様方のご参列お待ち致しております。


山梨県神道青年会60周年記念式典

2012年02月23日 | 社外活動

本日は、雨も降り大変静かな一日でした。

21日当社禰宜が、山梨県神道青年会の創立60周年記念式典に参加致しました。

各県に40歳以下の神職で構成する青年会があり、当社禰宜も神奈川県神道青年会として式典に参加致しました。

本来なら、昨年の3月に執り行われる予定でしたが、未曾有の東日本大震災があり、無期延期となっておりました記念式典が1年後の21日甲府の富士屋ホテルで行われました。

記念式典後は、記念講演として「素晴らしい日本」と題し、日本将棋連盟会長米長邦雄先生の公演を拝聴させて頂きました。

山梨県神道青年会設立60周年おめでとうございました!

神道青年会では、この様な式典や自己研鑽として、勉強会、神社祭式研修、禊錬成などを行い日々の神明奉仕に繋がる活動を行なっております。また、神道青年会の様々な活動もブログにてお知らせできたらと思います。


梅の開花

2012年02月22日 | 境内の様子

今日は一日晴れのような曇りのようなといった空模様でしたが、ふと境内に目を向けると、ようやく梅の花が咲き始めたのを見つける事が出来ました。

紅梅・白梅それぞれに開花が!

といっても1・2輪位しか開いてはいなかったのですが、初めて目で春の兆しを見られたようでほっとします。調べると小田原など神奈川県内では一昨日頃から開花が始まっているようです。

あまり目立たないかもしれませんが、境内には松竹梅がそろっている場所があります。松・竹・梅とも古くから厳寒に耐える姿が立派だと賞されて、絵画や造園に取り入れられてきました。今ではめでたい風景を代表するような印象がありますが、やはり花が咲いてこそ雰囲気が出るというものです。こちらの見ごろもあともう少しですね。

社務所前の松竹梅


本殿の造り

2012年02月21日 | 神社知識・作法・歴史

穏やかな日差しに恵まれ、久しぶりに「暖かいな」と思える一日になりました。今日はお宮参りのご家族など、心なしかお参りの方も多いように感じられます。

さて、神社に来た方は本殿の前で鈴を鳴らしてお参りをされますが、本殿の中がどのような作りになっているのかご存知の方は多くないかと思います。この鈴鹿明神社の本殿は『権現造(ごんげんづくり)』という形の建物ですが、実は三つの建物が合わさった構造になっています。

まず一番手前に位置するのが『拝殿(はいでん)』。文字通り礼拝をする、お参りをするための場所で、人が入れるよう最も大きなつくりになっています。お宮参りや厄除けのお祓いでいらっしゃった方に入っていただくのはこの部分ですね。

次に一段高いつくりにになっているのが『幣殿(へいでん)』。「中殿」「石の間」とも呼ばれますが、ここはお供え物を置く為の場所です。食べ物である神饌・多くの威儀物が置かれていますが、我々神主の祝詞も「捧げもの」ですので、この幣殿で祭祀を行います。

最後が『本殿(ほんでん)』、神様のお住まいになる場所です。鈴鹿明神社では幣殿の奥、御簾・階段・御扉を隔てた一際高い所にあり、ここは神主といえどみだりに足を踏み入れる事はありません。

本殿のつくりは神社によってさまざまです。古いお祭りの形を残すため拝殿がない伊勢の神宮や、山そのものが御神体なので逆に拝殿しかない大神神社などの特別な例もありますが、それぞれ歴史を持ったつくりです。神社にお参りの際は一度気をつけて見てみてはいかがでしょうか。


当社御祭神「伊邪那岐命」

2012年02月20日 | 神社知識・作法・歴史

本日は大安ということで、神社では初宮詣、車のお祓いなどの、また、外のお祭りでは地鎮祭、入居のお祓いをご奉仕させて頂きました!お宮参り地鎮祭、入居清祓をお迎えになられました皆様、誠におめでとうございました。

当社は2柱(神様の単位は柱となります。)の御祭神をお祀りしております。本日は、当社の御祭神であります「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」についてお話させて頂きます。

伊邪那岐命は、ご存じの方のいらっしゃると思いますが、伊邪那美命(いざなみのみこと)とともに記紀神話(日本書紀・古事記)における実質的な創造神です。

神話の中で伊邪那岐命は、わかりやすく言うと日本の国土を作り、また、この伊邪那岐命が「竺紫の日向の橘の小門の阿波岐原」において身を清めるために禊ぎ祓いを行い、その清めた左目から天照大御神、右目から月読命、鼻から当社の御祭神でもあります素佐之男命が生んだ親でもございます。この3柱の神は、もっとも尊い神、三貴子として神話に記されております。

神話に記されているほんの一部をお伝えいたしましたが、この様に伊邪那岐命は、日本で最初に心と体を兼ね備えた神として受け継がれております。

古事記・日本書紀自体難しいとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、今は解りやすく解説付きの本もございます。一度ご覧になっては如何でしょうか?

また、神奈川県神社庁では、お子様向けの「みんなの神さま」という絵本を出しています。非常に解りやすくて、小さなお子様には良いと思います!詳しくは神奈川県神社庁のHPをご覧下さい。

伊邪那岐命・伊邪那美命      天照大御神・月読命・素佐之男命

 上記の写真が神奈川県神社庁で配布しているものです。


安産戌の日

2012年02月19日 | 御祈祷・授与品

本日は、安産戌の日で多くの皆さんがお参りを戴きました。神社でも腹帯(岩田帯)を授与しておりますが、事前にお持ちの方は、お持ち戴きお預かりしてお祓い後にお渡しさせて戴いております。来月の安産戌の日は、3月2日(金)、14日(水)、26日(月)となっております。

本日お参り戴きました皆様、出産日には元気なお子様がお生まれになりますようお祈り致します。

 

昨日、神職資格についてお話しさせて戴きましたが、その資格のことも含め、今月号の「日経おとなのOFF」に入門ニッポンの神様と題しまして、神道の様々なことが掲載されております。大変わかりやすい記事となっておりますので皆さんご覧になっては如何でしょうか?

以前にもブログでお知らせ致しましたが、神社検定ですが当社のブログにおいても多く検索されております。先日、神社庁よりこの神社検定のポスターが送られてきましたので、神社社務所脇の掲示板に貼らさせて戴きました。

今回は参級のみの検定となるようです。第一回目の検定のテーマは「神社と神話の基礎」となるようです。近年パワースポットなど神社がクローズアップされることが多いような気がします。神社について以外とわからないことなど多いかと思います。

これを機会に少し神社について学んでみると、また違った角度から神社を参拝することが出来ると思いますよ!


神職の資格について

2012年02月18日 | 神社知識・作法・歴史

本日は大変寒い一日となりました。本日は神職の資格についてお話致します。神職にも資格がございます。全国のほとんどの神社は神社本庁に所属しており、神社本庁規定に基づき神職資格が与えられます。

神社本庁が授与する神職資格には、浄階(じょうかい)、明階(めいかい)、正階(せいかい)、権正階(ごんせいかい)、直階(ちょっかい)の五段階があります。

 この神職資格を取得は、大学では國學院大學、皇學館大学の高等神職養成機関や普通神職養成機関として養成所を持つ神社や両大学で行われている検定試験講習会など様々な形で、その課程を終了する必要があります。

また、神職身分など様々な決まりごとがございます。神職の袴の色も身分によって異なります。先ずは白袴、浅黄袴、紫袴、紫(紋付)袴、白(紋付)袴とがございます。

 

神職の資格を取得してから、様々な講習会(座学)、研修会(祭式や禊など)を積み重ね身分も上がっていくわけです。


祈年祭斎行

2012年02月17日 | 神社祭事

本日、鈴鹿明神社では午前十時より祈年祭(きねんさい)が斎行されました。祈年祭は『としごいのまつり』とも呼ばれるこの一年の豊作を祈念する祭事で、秋の収穫祭である「新嘗祭(にいなめさい)」と対になる春祭として、古くより大変重んじられてきました。祈願をする、というよりは毎年の実りの感謝を申し上げる、という事に大きな意味がありますが、今年も氏子会の方々のご参列をいただき、無事お納めすることができました。

半月ほど開花が遅れるようです

本来ならば明日で「雨水(うすい)」という時期を迎えますので、徐々に空気や雨が温み草木が成長する、という頃なのですが、今年はまだまだ寒さが抜けないようです。境内には梅の木が多く植わっているのですが、昨年開いていた蕾も今年はまだ固く閉じたまま。夕方近くには弱くですが雪も降り、花見の季節までは大分待つことになりそうです。

 


敬神婦人会初集会・初参り

2012年02月16日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

本日、小雪が舞い散る中、神奈川県敬神婦人連合会の初集会・初参りがございました。当社鈴鹿明神社敬神婦人会「鈴華の会」も27名が参加し、今回の初参りが行われます、川崎市柿生に鎮座致します琴平神社へ出発致しました。

まず、正式参拝を執り行ない、昨年御造営いたしましたご本殿を見学させて戴きました。

 

こちらのご社殿には、琴平神社宮司様がお描きになられた63枚の天井画がございます。この天井画は江戸時代後期の文人画家渡辺華山が描いたと伝えられる天井画を宮司様が復元したものとのことです。このブログにてお伝えできないのが残念ですが、大変素晴らしいの一言です。

昼食は、新百合ヶ丘に場所を移し、楽しくお食事を戴きました。

 

初集会、初参り後は岡本太郎美術館を拝観させて戴き、本日の予定を終了致しました。下の写真は、館内は撮影禁止でございますので、美術館へ向かう写真です。

本日は大変寒い一日でありましたが、敬神婦人会の皆様お疲れ様でした。また、琴平神社宮司様を始め職員の皆様大変お世話になりました。


敬神生活の綱領

2012年02月14日 | 神社知識・作法・歴史

本日は大安です。本殿では交通安全祈願祭をはじめ諸祈願、外のお祭りで、地鎮祭、井戸のお祓い、兼務させて頂いている神社の遷座祭等のご奉仕がございました。

本日は、神社界において必ず唱和致します『敬神生活の綱領』についてお話を致します。会社や家でも「社訓」や「家訓」があるところも多いと思います。

神社界でも、様々な式典などでは必ず、『敬神生活の綱領』を唱和致します。この綱領は、昭和31年の神社本庁設立10周年記念大会で、神社本庁がめざす精神的な規範ともいうべき方針が定められました。これが、敬神生活の綱領となります。

 


敬神生活の綱領

神道は天地悠久の大道であって、崇高なる精神を培い、太平を開くの基である。

神慮を畏み祖訓をつぎ、いよいよ道の精華を発揮し、人類の福祉を増進するは、使命を達成する所以である。

ここにこの綱領をかかげて向ふところを明らかにし、実践につとめて以て大道を宣揚することを期する。

 一、神の恵みと祖先の恩とに感謝し、明き清きまことを以て祭祀にいそしむこと

 一、世のため人のために奉仕し、神のみこともちとして世をつくり固め成すこと

 一、大御心をいただきてむつび和らぎ、国の隆昌と世界の共存共栄とを祈ること


※大道=人が行うべき正しい道。根本の理念。※精華=すぐれて美しいもの

※みとこもち=天神からもたらされた御言を伝え、実行していくこと。

 

この綱領を基に、意味を十分に理解し、神職として日々の神明奉仕を行っております。

 


交通安全祈願

2012年02月13日 | 御祈祷・授与品

本日、日頃より当社を崇敬頂いております、企業様の社用車の交通安全祈願祭を執り行わせて頂きました。

交通安全祈願祭におきましては、先ず本殿にて運転における安全を奉告し、その後、車内外のお祓いを行い、この車に大神様の新たな御神徳をお授け致します。

 

大神様のお力を頂きまして、御社が益々ご隆昌されますことご祈念致します。本日はお寒い中長らくのご参拝お疲れさまでした。

日頃、何気に運転している車かもしれませんが、仕事におかれましても車や道具等様々なお力を頂いているわけでもございます。全ての物事に感謝しながら日々過ごしてみては如何でしょうか?