明日は、夏越大祓を午後3時より斎行致します。
先ず、参列の皆様に切麻(切麻と人形)をお渡しし、宮司がお祓いを始めるにあたり、祓いを促します。その後、神職が大祓詞(下記参照)を奏上致します。その後、大麻(おおぬさ)、塩湯(えんとう)にてお祓いし、参列者の皆様の人形(ひとがた)を回収致します。その後、八針神事により、布を8つに切り裂き、大麻の元を折り、次に末を折り、人形を納めている辛櫃(からひつ)に大麻を納めます。
※郵送にてお預かり致しました人形、車型も一緒に辛櫃(からひつ)に入れてお祓い致します。
次に、神職と参列者の皆さんとともに、茅の輪をくぐります。くぐり方は先ず、左回り、右回り、左回りの順に茅の輪をくぐり、本殿へ進みます。
その後、本殿内で祈願祭を行い、大祓式が終了致します。
最後に、その人形を清浄な川に流す事によって、それぞれについた罪穢れを祓います。
言葉で説明してもなかなか分かりづらいと思います。時間がある方は、是非明日の大祓に参加してみては如何でしょうか?
【大祓詞(おおはらいことば】
高天原に神留り坐す 皇親神漏岐 神漏美の命以て 八百萬神等を神集へに集へ賜ひ 神議りに議り賜ひて 我が皇御孫命は 豊葦原瑞穂國を 安國と平らけく知ろし食せと 事依さし奉りき 此く依さし奉りし國中に 荒振る神等をば 神問はしに問はし賜ひ 神掃ひに掃ひ賜ひて 語問ひし 磐根 樹根立 草の片葉をも語止めて 天の磐座放ち 天の八重雲を 伊頭の千別きに千別きて 天降し依さし奉りき此く依さし奉りし四方の國中と 大倭日高見國を安國と定め奉りて 下つ磐根に宮柱太敷き立て 高天原に千木高知りて 皇御孫命の瑞の御殿仕へ奉りて 天の御蔭 日の御蔭と隠り坐して 安國と平けく知ろし食さむ國中に成り出でむ天の益人等が 過ち犯しけむ種種の罪事は 天つ罪 國つ罪 許許太久の罪出でむ 此く出でば 天つ宮事以ちて 天つ金木を本打ち切り 末打ち断ちて 千座の置座に置き足らはして 天つ菅麻を 本刈り断ち 末刈り切りて 八針に取り辟きて 天つ祝詞の太祝詞を宣れ
此く宣らば天つ神は天の磐門を押し披きて 天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて 聞こし食さむ 國つ神は高山の末 短山の末に上り坐して 高山の伊褒理 短山の伊褒理を掻き別けて聞こし食さむ 此く聞こし食してば 罪と言ふ罪は在らじと 科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く 朝の御霧夕の御霧を 朝風 夕風の吹き払ふ事の如く 大津辺に居る大船を 舳解き放ち 艫解き放ちて 大海原に押し放つ事の如く 彼方の繁木が本を 焼鎌の敏鎌以ちて 打ち掃ふ事の如く 遺る罪は在らじと 祓へ給ひ清め給ふ事を 高山の末 短山の末より 佐久那太理に落ち多岐つ 速川の瀬に坐す瀬織津比賣と言ふ神 大海原に持ち出でなむ 此く持ち出で往なば 荒潮の潮の八百道の八潮道の潮の八百會に坐す速開都比賣と言ふ神 持ち加加呑みてむ 此く加加呑みてば 気吹戸に坐す気吹戸主と言ふ神 根底國に気吹き放ちてむ 此く気吹き放ちてば 根國 底國に坐す速佐須良比賣と言ふ神 持ち佐須良ひ失ひてむ 此く佐須良ひ失ひてば 罪と言ふ罪は在らじと 祓へ給ひ清め給ふ事を 天つ神 國つ神 八百萬神等共に 聞こし食せと白す