今日も陽射しが強く日向にいると暑さを、ときどき吹く風が本当に心地よく日蔭は涼しく初夏を感じさせてくれます。
境内も実りの時期を迎えていて、先日ご報告させて頂いた梅もあと二週間位で収穫となります。
又境内には艶やかに色づいた果実もあります。
桜の咲く時と同じくして開花したこの花は、桜の一種と考えられますが、なんという樹木なのかはっきりはわかりません。
神社の参道を入ってすぐの藤棚と鳥居の間にひっそりと植えられており、派手ではありませんが可憐な花をさかせます。
3月下旬に開花
5月下旬になると赤い実をつけます。
昨年は数個しか実を付けませんでしたが、今年は沢山の実を付けました。
この実は食用で、甘酸っぱくて美味しいんですよ。
さくらんぼのような感じなのですが、申し訳ありませんが良くはわかりません。
しかし、有る地方では昔よく食べられた果実だそうで、懐かしそうに見ていかれる人もいます。
昔はこの近辺でも養蚕を広く盛んに行われて、桑を栽培しているところもあったと聞いています。
その頃の桑になる実は、紫色で甘みも強く特に美味しかったと記憶しています。
今のように色々なお菓子が有る時代と異なる時には、この赤い実も同じように小さい子供の大切なおやつとして食べられていたんでしょうね。