まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

『聲をきく』

2022年07月25日 | 日記

久しぶりの六本木です。
東京ミッドタウンにやって来ました、
地下鉄の駅からそのままエレベーターを乗り継いで
地上に上がった途端にムッとする熱気です。
ヤレヤレと思いつつ天井のガラス窓を見上げると・・・

さらさらと水が流れています。
一瞬とまどいましたがなかなか洒落てますねえ。
ビル街の「打ち水」効果でしょうか。
見るからに涼し気でさすが東京ミッドタウンです。

富士フィルムの写真サロンです。
これまでにも評判の写真展が開かれるたぴに
何度も訪れてきましたがひちらも一年ぶりでしょうか。
私のお気に入りスポットの一つです。

日本を代表する自然写真家・鈴木一雄さんの写真展。
展覧会のタイトルが『聲をきく』です。
実はこのタイトルに惹かれてやって来ました。
代表作の「尾瀬」や「裏磐梯」などで知られる写真家ですが
その作風には神秘的で奥深い精神性があって
私は大好きな写真家なのです。

 あなたには 私たちの聲が きこえていますか
 と 大地が 問う

どの作品も鈴木さんがひっそりと耳を傾けた
大地の鼓動を思わせる写真ばかりで
何度もその前で立ち止まることが多かったです。
『聲をきく』
実にいい言葉だなあと感心しました。

 


酷暑に清流あり

2022年07月24日 | 日記

暑い、暑い、と呪文のように唱えながら
少しでも風が欲しくて表に出ると
どこかからか子供たちの歓声が聞こえて来ました。
何事ならんと声の方向に歩いていくと・・・
思いがけず涼し気な光景が広がっていました。

公園内に張り巡らされた人口の水路が
夏休み期間中は子供たちの「水遊び場」として開放され
大勢の家族連れで賑わっていました。
都内のプールはどこもかしこも満員のせいでしょうか
夏場はこの「流れるプール」が大人気で
無料ですから午前中から子供たちの歓声が絶えません。

ご覧の通り水深もひざ下程度と浅くて危険もありません。
コンクリート造りの水路ですから
大自然の中の清流というわけにはいきませんが
木漏れ日の中で爽やかな水音を聞いていると
ひととき汗が引くような心地がします。

水路のひときわ奥まったところに
次々と水が湧き出る「水源(?)がありました。
ザーザーという水音を聞いていると
まるで深山幽谷の渓流に迷い込んだような
吹く風も気のせいか冷たいような
どちらも錯覚とは思いながら
ひととき涼しい気分になった酷暑の昼下りでした。

 


ああ、夏休み

2022年07月23日 | 日記

夏休みになりました。
オジサンにとっての夏休みは
もう遠い日の郷愁になってしまったけれど
その言葉の響きを聞くだけでワクワクして来ますねえ。
出来ればあの頃に戻りたいものですが・・・

さっそく「昆虫少年」登場です。
いかにも夏らしい風景で涙が出て来そうです。
オジサンも子供の頃は虫取り網を手に
朝から晩まで原っぱを駆けまわったものです。
うーん、見たところマスクしてないようだけど大丈夫?
え、暑くて息が苦しくて・・・?
そうだよね、マスクなんて鬱陶しいよねえ。
こんなに広々としたところなら感染の心配もないだろうし
ま、この際ノーマスクでいっか?
いまの子供たちは本当に可哀想で同情するよ。
オジサンの頃の夏休みはねえ・・・ま、昔話はいいか。(笑)

 


入道雲

2022年07月22日 | 日記

空高くモクモクと湧きあがる入道雲。
ほのかに夕陽を浴びて雄大なベランダ風景です。
高さはおよそ3000メートル。
まるでタコ入道のような大男を思わせることから
その名がついたと言われています。

気象学的に言えば「積乱雲」です。
まあ、そう言われてみれば確かにそうですが
昔の人は空に浮かぶ雲一つ見ても想像力を働かせつつ
さまざまに名前をつけてきました。
「ひつじ雲」とか「うろこ雲」とか「かさ雲」とか
それぞれ情緒があっていいですねえ。
最近は「線状降水帯」などと恐ろし気な名前も加わって
何やら気が滅入るような雲ばかりです。
入道雲を今風に言い直せば
さしずめ「感染爆発雲」とでも言うのでしょうか。
このとろの感染増加ペースは明らかに今までの常識を超えていて
東京もついに三万人台に突入しました。
大空にモクモクと湧く入道雲がとうとう爆発したような
私の周囲にも次々と感染者が出ています。
ワクチン二回しか接種していない私もさすがに焦ります。
うーん、困った、どうすべきか?


映画「ひまわり」

2022年07月20日 | 日記

花屋の店先で「ひまわり」を見かけた。
「ああ、夏だなあ、どこかへ出かけたいなあ~」と
ついつい旅心を誘われる花でもある。
そして、真夏の空に屹立するひまわりの大輪を見ると
ウクライナの大地を思い浮かべるのである。

ひまわりはウクライナの国花である。
最近になって初めて知って大いにうなづいた。
名匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督が
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニを主演に
ヘンリー・マンシーニ音楽で描く名作「ひまわり」。
スクリーンいっぱい揺れるひまわりの映像は
今も強烈な印象として記憶に残る。
あの映画のロケ地となったのはウクライナ南部の農村
ヘルソンのひまわり畑だと言う。
世界有数のひまわり油の生産地として知られるだけに
まさに国の花・国花であるのも頷ける。
ロシアのウクライナ侵攻以降この名画は全国各地で上映され
多くの観客が涙していると言う。
50年以上も前の映画が今も人々の心を捉えて離さないのは
戦争が今も地上の現実であるという事実で
こうしている間にも多くの民の命が奪われ続けている
どうしようもない悲しみの連鎖を思う。