まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

国葬(?)

2022年07月18日 | 日記

不幸にして凶弾に斃れた安倍元首相の業績に対し
国を挙げての「国葬」で報いてはどうかと岸田首相が言い出した。
万事に優柔不断な人らしからぬ英断と思えたが
いったいどのような忖度なのか深謀遠慮なのかよくわからない。
当然、反対の声は多いだろうなと思っていたら
案の定、世間の声は予想以上に厳しいものだった。



 

 

私もたまたま聴いていたのだが
TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」でリスナーに賛否を聞いたところ
なんと95%の人が反対と答えたので驚いてしまった。
単なる反対も多かったが皮肉まじりに
「ホテルニューオータニで会費制でやったらどう?
 5000円で仕切ってくれれてサントリーも無償で酒を提供してくれる」
などという意見もあって思わず笑ってしまった。
そもそもこれは民主主義への攻撃などではない!
安倍さんの功罪を検証しないで国葬にすると神格化につながる!
などなど、反対のオンパレードであった。

一方でこんな興味深い指摘もあった。
ご遺体を乗せた霊柩車が国会周辺を回り大勢の人が見送った。
その群衆のほとんどがスマホを手に競い合うように写真を撮っていた。
これは私も目撃したのだが異様な光景だった。
まるでアイドルに群がる熱狂的なファンのようで目を疑った。
結局この程度の国民なのではないか?
政治も民主主義もその時の気分やムードだけで決める
付和雷同の国民性ではないのかと、心底、失望してしまった。

統一教会と関係のあった議員の名が次々と明らかになる。
長年、被害が指摘されながらこのカルト宗教と癒着を繰り返してきたのが
他ならぬ自民党という政党であった。
最初は思い込みによるテロ事件とばかり思っていたが
この長年にわたる負の歴史を見ると「因果応報」ではないかと思う。
もちろん暴力を容認するわけではないが
一家離散に追い込まれた容疑者の苦悩と孤独を思うと
心底、同情の念を禁じえない。
安倍元首相の国葬にはもちろん大反対である。