今日は「海の日」だそうです。
知りませんでした。
世間の人は祝日で休みなら別に何の日でもいいのでしょうが
残念ながら私は今日も仕事です。(泣)
そう言えば・・・
もうしばらく海というものを見ていませんねえ。
昨日も一日中ずっと雨でした。
強い雨ではないものの休みなく降り続いていました。
仕方がなく谷内六郎さんの画集を眺めながら
雨の休日を過ごしました。
週刊新潮の表紙でお馴染みのイラストレーターです。
谷内さんのイラストにはなぜか海の絵が多いような気がします。
郷愁と安らぎに満ちた日本の原風景と言えばいいのか
谷口さんのイラストを見ていると
ささくれだった心が凪いで行くような気がしますねえ。
これなんか大好きな絵の一つです。
子供たちの浴衣姿、民家の灯り、岬の突端を走るバス・・・
泣きたくなるような絵ですねえ。
世界の数ある国の中でも「海の日」を国民の祝日にしているのは
確か日本だけだったような気がします。
四方を海に囲まれた日本は名だたる海洋国家であり
海の恩恵に感謝する行事や神事も多く
海はまさに国民の「心のよりどころ」であり「文化」そのものでした。
ああ、そんな国なのに、海なる国なのに・・・
国民の一人として「しばらく海を見ていない」というのは
なんとも非国民ではないでしょうか。
心もすっかり干からびて痛切に「海」を欲しています。