まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

たまたま通った俳優座前で・・・

2020年05月12日 | 日記
六本木の交差点の角に
堂々たるピルを構えているのが俳優座劇場です。
ご存じ劇団・俳優座の本拠地ですねえ。
日本を代表る劇団として映画界、演劇界、テレビの世界にも
数々の名優を送り込んできた名門の一つです。



土曜日だと言うのに
玄関にはシャッターが下りて閑散としています。
いつもの週末なら朝から熱心な演劇ファンが列をなして
公演の開始を待ちわびているのですが・・・
これもやはりコロナの影響かとガッカリしてしまいます。
私も一時期、芝居の脚本や演出も手掛けたことがあるだけに
他人事ではなくて心が痛みますねえ。
わずかばかりのアルバイトで必死に糊口をしのぎながら
芝居への情熱だけで生きているような
若い劇団員たちの苦しい生活をを痛いほど知っているだけに
大変だろうなあと同情を禁じえません。



先々の公演スケジュールが張ってある掲示板にも
ポスターが一枚もありません。
劇場も映画館も「密」の典型のような場所だけに
公演中止は仕方がないにしても
若い情熱や才能はこれからどうなってしまうのだろうと
心底、心配になってしまいます。
コロナは命を守る戦いであると同時に
大切な「文化を守る」戦いでもあるんですねえ。
一日も早い終息を祈るばかりです。


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2 コメント

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文化を守ろう (雫石鉄也)
2020-05-12 10:07:32
>コロナは命を守る戦いであると同時に
>大切な「文化を守る」戦いでもあるんですねえ。

まったく、おっしゃる通りです。大きく同意します。
私の大好きな上方落語も、繁昌亭も喜楽館もお休み。
落語会もまったくありません。NHK「上方落語の会」では無観客で収録して放送してました。
上方落語協会のアンケートによれば、協会所属の落語家なの70パーセントがこの数か月またく無収入だそうです。戦後絶滅の危機にあった上方落語を先代文枝、先代春団治、松鶴、米朝の四天王が復活させた上方落語がたいへんに心配です。
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お久しぶりです。 (まろ)
2020-05-13 03:36:10
落語好きの雫石さんには
居ても立ってもいられない心境でしょうか。
さしもの四天王もまさかこんな日が来るとは
想像もしなかったに違いありません。
こちらの落語家さんたちも寄席はすべて閉鎖ですし、危機感が日ごとにつのっています。
コロナが終息すればすべては解決でしょうが
それがまったく見えません。
踏ん張ろうにも踏ん張りようがありません。
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