午前中は寒かったのに
午後になると南風が吹き始めて
一気にポカポカと春の陽気になって来ました。
公園のコブシの蕾もふくらんでます。
昔から漁師さんは
南から吹く風を「はえ」と呼んで
天候が急変する兆しとして警戒したそうですね。
案の定、やわらかな南風はやがて強風に変わって大荒れでした。
東京湾岸の高速道路が通行止めになったりして
大変だったようですが
まさか「春一番」なんてことはないですよね?
そんな中で絵を描く人がいました。
いや、ついきっきまでいたのにトイレにでも行ったのでしょうか。
ベレー帽の上品なオジサンでした。
よく見ると竹製の筆立てといい水筒型の水差しといい
なかなかの「風流人」のようです。
ひょうたんに編み笠をかぶせたこの道具はなんでしょうか?
描いておられる絵もなかなかお上手です。
うーん、これはただ者ではない!
ひょっとして高名な画家の先生でしょうか。
でも、強風でイーゼルが何度も倒れそうになってハラハラ。
おーい、早く帰って来てくれ~!(笑)
南風の吹く日は心もざわつく日でした。
ガラにもなく来し方行く末に思いをはせる日でした。
南風 吹いて人生 波高し (杉作)
うーん、どうしても川柳になってしまいますねえ・・・
今日もあたたかですね。気持ち悪くなるくらい。
こう寒暖の変化が激しいと、体調崩しそう・・・
ところで、写真の菅笠とヒョウタンにちょっと見覚えあり!
だいぶ前に巾着田にヒガンバナの群落を見に行った時、絵を描いているおじさんがいて・・・
ひょっとしてこの人なんじゃないかと。行動半径広いんでしょうかね。
↓
http://tabinome.exblog.jp/16910268/
うーん、そうかも知れませんねえ。
絵のタッチもよく似ていますし、何より菅笠とひょうたんが動かぬ証拠です。(笑)
ブログにあった「画仙」という言葉がピッタリですねえ。
私も巾着田の彼岸花を描いたスケッチがあったのですが、どこかへ行ってしまいました。