秋の味覚で一杯

秋は食べ物が美味しい季節です。
食いしん坊の私は「秋の味覚」などと聞くと
小躍りしたくなって来ます。
小躍りどころか大踊りでもしたいような気分です。

ギンナンをいただきました。
公園のイチョウの木にはもう銀杏の実が鈴なりで
先日の台風で落ちた実が香ばしい〈？〉臭気を放っています。
但し、これは公園の銀杏ではありません。
どうです、このルビーのような水晶のような淡緑の輝き！
ちょっと塩をまぶして齧ると
ほのかな甘みと苦みが口中いっぱいに広がって
ついつい日本酒がすすみます。
なんとも魅惑的な秋の味覚ですねえ。

焼きナスもいただきました。
母がつくったナスビの煮物も大好きでしたが
焼きナスもオツなものですねえ。
昔から「秋ナスは嫁に食わすな」などと言いますが
あれは美味しい秋ナスはもったいないから嫁に食わすなという
意地悪な嫁イビリの諺でしょうか。
うちの嫁はナスが嫌いなのですすめても食べません。

サンマをいただきました。
一度は塩焼きにしようかと思ったのですが
ご主人の「今日のサンマは新鮮だよ！」という言葉に誘われて
思い切ってサンマの刺身にしてみました。
身の甘さにビックリしました。
大海を泳ぎ回って来ただけに脂ものって身も締まって
なんとも奥深い味がしました。

普段はビール党の私ですが
秋の味覚は日本酒に合うつまみが多いですねえ。
私も久しぶりに「八海山」の辛口でノドを潤し胃袋を満たし
ホロ酔い気分で機嫌よく家路につきましたが
残念ながらマッタケは未入荷でした。