朝から雨が降り続いています。
泰山木の葉っぱが雨の雫に濡れて光っています。
水も滴るいい男・・という言葉がありますが
なかなかの男っぷりに見えます。
昔から泰山木という木が大好きなんです。
泰山木の木を見ると
なぜか「泰然自若」という言葉を連想します。
物ごとに動じない、自分を見失わない堂々とした人間のことですが
いつもバタバタ、オタオタばかりしているだけに
そんな人立派な間に憧れるのでしょうか。(笑)
共通するのは「泰」という字だけなのに・・・
泰山木はこれから初夏にかけて大ぶりの白い花を咲かせます。
空に向かって大きな盃を広げたような純白の花です。
この大きな花に並々と酒を注いで祝杯を上げたら美味いだろうなあ・・・
いつも決まってそんな気分になるのです。
この盃を受けてくれ どうか並注がしておくれ
花に嵐の例えもあるぞ サヨナラだけが人生だ
井伏鱒二のそんな名詞があったことを思い出す。
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