中村哲医師がアフガニスタンで凶弾に斃れてから
今年の冬でまる三年が経つと言う。
私など縁もゆかりもない人で一度もお会いしたことはないが
日本にとって「国際貢献」とは何かを
身をもって教えて下さった尊敬すべき人だった。
あの中村さんにもう一度会いたいと思う。
中村さんが亡くなってから三年・・・
戦後７０年、一度も他国と戦火を交えたことなかった日本は
この間、急速に「戦争をしたい国」へと変貌した。
軍事力増強が声高に叫ばれ反撃能力などという物騒な言葉が飛び交う。
もし中村さんが生きておられたら
そんな日本の現状をどう思っておられるのか聞いて見たい。
「軍事力があれば身を守れる」という考えがが迷信に過ぎないことを
誰よりも見抜いておられたのが中村さんだったし
「我々を守ってくれるのは武器ではなくむしろ憲法９条だ」と
固い信念で戦火のアフガニスタンを飛び回っておられた。
そんな中村さんに今こそ会って話を聞きたい。
聴く耳を持たない首相に中村さんの言葉を届けたいと思う。