嫌われ者と変わり者

自民党総裁選たけなわである。
菅首相の不出馬表明でがぜん混戦レースだが
結局、誰がなっても同じだよという
冷ややかな見方もあって
それはその通りだとは思うのだが・・・

私は以前から石破茂推しである。
わが島根県のお隣り鳥取県の出身ということもあるが
自民党では数少ない良識派だと思っている。
腐敗しきった安倍一強体制にも忖度せずにモノが言えるし

モリカケ問題の再調査も必要性だと言ってきた。
過去の総裁選でも党員票では常にトップで国民人気も高い。
私はずっと「石破立つべし！」と思ってきたが
なにせ議員票では人気がなく党きっての「嫌われ者」らしい。
そんな石破が総裁選出馬を断念して
今回は「河野支持」を決めたと聞いて無念である。
勝負はやってみないとわからないのに・・・

河野は党内一番の「変わり者」と言われる。
派閥に忖度しない姿勢は同じだが
常識が通じない感覚の持ち主で派手なパフォーマンスも多い。
官僚を容赦なく罵倒するような激情型の面もあり
その振幅のブレについて行けない守旧型の政治家も多いと聞く。
しかし、国民的人気は高く地味な岸田とは違う。

「嫌われ者」と「変わり者」がタッグを組むとどうなるか？
ちょっと楽しみになって来た。

ススキ

　♬　俺は河原の　枯れススキ
　　　同じお前も　枯れススキ

　　　どうせ二人は　この世では

　　　花の咲かない　枯れススキ

森繁久彌さんが歌「船頭小唄」でしたか・・・

公園もススキが風にそよぐ季節です。
とても風情があって大好きな光景なのですが
ああ、秋だなあと思いつつも
うらぶれた枯れススキはどこか我が身を見るようで
つい身につまされてしまいます。

　　♬　死ぬも生きるも　 ねえお前
　　　　水の流れに 　何かわろ
　　　　俺も お前も 　利根川の
　　　　船の船頭で　 暮らそうよ

歌っているうちに陰々滅滅としてきて
オジサンはつい涙ぐんでしまう有り様でした。(笑)

どうも湿っぽくていけません。