まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

雨降りの屈託

2021年06月19日 | 日記
朝から雨がシトシトと降っています。
さほど強い雨ではありませんが
午後からは豪雨などと天気予報が言っています。
梅雨に入ったので仕方ありませんが
気温もひんやりと肌寒くてちょっとブルーな気分です。


フランスの詩人の一節を思い出します。
ヴェルレーヌだったかランボーだったかは忘れましたが
堀口大学の名訳だったことは覚えています。

  巷に雨の降るごとく
  わが心にも涙降る。
  かくも心ににじみ入る
  このかなしみは何やらん?

なんとも物憂くてやりきれない気分の詩ですが
今の私の気持ちにピッタリでしょうか。
最近は何をやってもうまくいかず
心も身体も「屈託」だらけで気分が晴れません。
まさに梅雨空状態ですねえ。
わが心にも涙降る・・・
とまでは行きませんが時には泣きそうにもなります。
言わば「老いの屈託」というやつでしょうか。
この歳になると気力も体力もドンドン衰えて
自分にやれることとやれないことが
残酷なくらいドンドンと明確になって来て
その現実に失望して立ち尽くすことがめっきり多くなりました。
まあ、それが老いというものでしょうが
それを真正面から受け止める勇気が足りないのでしょうねえ。
雨降りの朝に屈託だらけのオジサンです。(笑)