まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

病葉(わくらば)流れて

2020年11月14日 | 日記
五反田の橋の上である。
下を流れるのは目黒川である。
毎朝、この橋の上でコンビニコーヒーを飲むのが
私のささやかな朝の行事になっている。
身が切られるに寒い。



目黒川は桜の名所だが
桜の葉っぱが枯れ葉となって次々舞い落ちる。
病気や害虫のせいで赤や黄色に変色した葉っぱのことを
よく病葉(わくらば)などと呼ぶが
秋に散る落ち葉は寿命を終えただけの健康な葉っぱだろうか。
昔、仲宗根美樹という歌手が「川は流れる」という
ヒット曲をを歌っていたことを思い出す。

  病葉を 今日も浮かべて
  街の谷 川は流れる
  ささやかな 望み破れて
  哀しみに 染まる瞳に
  黄昏の 水のまぶしさ

  思い出の 橋のたもとに
  錆ついた 夢のかずかず
  ある人は 心つめたく
  ある人は 好きで別れて
  吹き抜ける 風に泣いてる

病葉というのは失恋したり人生に敗れたり
心に傷をもつ人たちの象徴だろうか。
わが来し方を振り返りながら
川面に流れゆく「病葉」を眺めやる朝である。
さあ、仕事、仕事!(笑)