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まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

昆虫少年だった頃

2023年07月18日 | 日記

いよいよ夏休みに突入。
子供たちが待ち兼ねたように
手に手に虫網を持って草むらや野原を駆けまわる。
ああ、今年もまたこの季節が来た、夏だ!
暑い暑いとボヤキまくっていた夏バテ気味のオジサンも
この光景には元気が出て来るような気がする。

買ったばかりの真新しい昆虫網。
セミやトンボや蝶だけでなくカブトやクワガタだって欲しい。
公園デビューの昆虫少年の胸は大いに高鳴るのである。
昔、昆虫少年だったオジサンも昆虫採集に精を出したものだが
せっかく出来上がった標本を新学期の登校途中
転んでバラバラに崩壊したことがあって
あの時の泣きたいような気持は今も忘れられないのである。

昔、昆虫少年だっオジサンを森で見かけた。
見るからに「ただ者ならぬ」雰囲気を漂わせながら
年季の入ったプロ仕様の昆虫網で素早く獲物を追う動きに無駄がない。
むむむ、おぬしできるのう・・・
思わずそう声をかけたいような迫力があった。
私と同年代かちょっと上か。
少年の頃から変わらずずっと夢追って来られたのだろうか。(笑)
そんな筈はないよなと苦笑しながら
長袖長スボンにキャップという正しい昆虫採集が
眩しいほどであった。


ほっといてやれよ!

2023年07月16日 | 日記

テレビで何度か見かけたことがあるが
名前までは知らないでいた。
モデル出身の人気タレントで「愛されキャラ」だったと言う。
若者文化の代弁者などと持て囃すムキもあったらしい。
私のようなオジサンでさえ軽やかに時代を疾走する感を覚えていたが
そんな彼(彼女?)が突然、命を絶ってしまった。

もちろん自死の理由はわからない。
当然、成功者や人気者に対するヤッカミや妬みもあったはずだ。
子供の頃から「性同一性障害」の違和感に悩んできたが
数年前に、同じモデル出身の若い女性と知り合って結婚、長男も生まれた。
そのあたりの経緯もSNS上で発信してさらなる人気者に。
ところが最近になって突然、その彼女との離婚を発表して渦中の人に。
「身勝手すぎる」「子供が可哀そう」「無責任」「最低」
事情を知らない人からの誹謗中傷が相次いだと言う。
別に本人同士で話し合って決めたことならいいではないかと思うのだが
それは世の中に疎いオジサンの世迷言に過ぎず
SNSの悪意に満ちた「おせっかい」と「正論」はそれを許さなかった。
こんな心無いバッシングが常態化したのはいつの頃からか・・・
ヒマな奴が多いねえ、ほっておいてやれよ!
と思うのだが世の中の「正義」はそうはいかないらしい。
いったいいつまでこんな悲劇が繰り返されるのか・・・
生きにくい世の中になったものだと思う。
投稿者たちは騒ぎになると素早く自分の足跡を消したと言う。



汚染水

2023年07月15日 | 日記

新聞を何度読んでも納得がいかない。
福島第一原発からとめどもなく吐き出される放射能汚染水。
これに業を煮やした政府はとりあえず海水で薄め
あれこれ化学処理を加えて「処理水」などと言いくるめてみたが
濃度は薄まっても汚染水であることに変わりはない。
それをこともあろうに海洋に放出するというのだから呆れ果てる。

他に方法はなかったのかとあらためて思う。
風評被害を心配する漁業関係者が猛反対するのは当然である。
政府はIAEAの報告書を「国際基準に合致している」としきりに喧伝するが
IAEAの調査は本当に信用できるのか?公平中立の立場なのか?
聞けば日本のIAEへの拠出金は世界で一、二だそうだが
大事なスポンサーに遠慮や忖度はないのか?
事務局のスタッフにも東電の出向者が多いのも気になる。
それより何より肝心の漁業関係者への「理解」は本当に進んでいるのか。
何かにつけて国民の反対の声に向き合おうとしない
最近の岸田内閣の姿勢に大きな危惧を抱くのは私だけだろうか。
言うまでもなく海は世界とつながっている。
まさしく運命共同体である。
自分の国だけよければいいという身勝手は通用しない。
本当に他に方法がなかったのか、今こそ人類の英知を期待したい。


美術館を散歩する

2023年07月09日 | 日記

久しぶりに上野を歩いた。
久しぶりに国立西洋美術館を覗いた。
とくに観たい展覧会があった訳ではなかったが
たまには散歩がてらに絵を見るのもの悪くないなと思いつつ
500円だけを払ってのんびり所蔵展を鑑賞した。

最近はやたらにバカ高い「特別展」ばかりで
安い値段で気軽に絵を愉しむなんてことも少なくなったなあ。
などと文句をいいながら常設展の内部をグルリ。
モネ、ピカソ、ルノアール、ルーベンス、ゴーギャンなど
世界屈指の名画たちをわずか500円で心ゆくまで堪能できて大満足。
そんな常設展ある休憩室で見かけた一組の夫婦の後ろ姿。
まさに夫唱婦随の美術館散歩といった感じで
ああ、いいなあ、二人とも絵が好きなんだなあ・・・
まさにそこらを気軽に散歩でもするような軽やかさがあって
夫婦の信頼感のようなものを感じた。



木槿咲く

2023年07月04日 | 日記

白地にピンクのあざやかな花が咲き始めました。
その名も「木槿」(むくげ)です。
この花が咲き始めると「ああ、夏が来たなあ」と
決まって思ってしまいます。
お隣の韓国では国の花である国花にもなっていて
ムグンファと呼ばれています。

朝に咲いて夕方には散ってしまう「一日花」です。
以前、二度ほど韓国を旅したことがあって
かつて朝鮮が「朝の鮮やかなる国」と呼ばれたように
ソウルでもプサンでも夏はこの花が決まって風に揺れていました。
もちろん日本でも昔から馴染みの花で
芭蕉や一茶たちも有名な俳句を残していますねえ。

   道のべの 木槿は馬に 食われけり (芭蕉)

   それがしも その日ぐらしぞ 花木槿 (一茶)

 

木槿は生活に根ざし心に根ざした鮮やかな花です。