街道を歩く

旧街道を中心に歩く旅日記。歩行距離は、2021年11月以降は活動量計の表示にしたがっています。

西国街道(三石~香登)

2016年12月25日 14時36分38秒 | 街道を歩く
一昨日、西国街道を三石から香登(かがと)まで歩きました。

JR三石駅から前回到達点へ向かいます。



山陽道の道標があるこの地点からスタート。



三石は耐火レンガの生産地で、沿道にはレンガ工場がいくつかありました。



三石明(みついしみょう)神社。懐妊中の神功皇后が立ち寄ったという伝説があり、子宝に恵まれたい夫婦が参詣するとのこと。



真言宗の日光山光明寺。西国行幸の際に明治天皇の宿泊所になったことがあり、「明治天皇三石行在所」という石碑が建っています。



レンガ造りのトンネルで山陽本線をくぐる。



トンネルを抜けた国道2号線に合流。



国道沿いの三石弟坂にある清水地蔵。ここから湧き出る清水が旅人の喉を潤したそうです。しばらく上り坂を進みます。



坂を下り、備前IC付近で山陽自動車道をくぐる手前にも地蔵が2基建っています。



祠と道標。道標には「閑谷神社」「従是丗壱丁十四間」と刻まれています。閑谷神社は閑谷学校の中にあります。
閑谷学校は、岡山藩主池田光政(1609-82)が1673年に開設した日本最古の庶民学校で、道標から約4km北方にあります。



備前片上駅近くにある天神宮。



天神宮を過ぎると国道を歩道橋で渡ります。すぐに、赤穂線を踏切で渡る。



法鏡寺。直木賞作家・藤原審爾(ふじわらしんじ、1921-84)の住居跡とのこと。



旧片上宿にある宇佐八幡宮。狛犬は備前焼で、左手にも吽形の狛犬が建っています。



片上脇本陣跡。かつて「アルファビゼン」という店があったようですが、閉業しています。



片上と伊部(いんべ)を結ぶ葛坂(くずさか)。
画家の司馬江漢(1747-1818)が、日記に「この路せばき小路にして激しく往来……」と書いているとのこと。



葛坂峠お夏茶屋跡。井原西鶴(1642-93)の『好色五人女』に登場するお夏の茶屋があった場所です。
お夏は天性の美貌で知られ、その評判で店は随分はやったとのこと。



葛坂峠を越えたあと、片上トンネルを抜けた国道の脇から合流し、すぐに国道を離れる。



備前焼の町・伊部を進みます。街道沿いには、しばらく備前焼の店や工房が続きます。



伊部にある天津(あまつ)神社。この神社の狛犬も備前焼です。



旧東京駅の赤レンガを製造した品川ファインセラミックス本社。三石から伊部にかけては、焼き物の企業が目立ちます。



大ケ池(おおがいけ)の中を進む山陽新幹線。



大ケ池の縁を進む。



境内に香登一里塚がある大内(おおち)神社。本殿は1703年(元禄16年)建築で、神社自体はそれ以前から存在していたようです。



香登にある石長姫(いわながひめ)神社。手前の常夜燈は、石の自然な形を生かしたものになっています。
今回は、この神社付近までとしました。



JR香登駅より、宿泊先の岡山へ向かいます。



岡山でこのマンションを訪れました。1998年2月28日に掃除のために伺って以来となります。

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