街道を歩く

旧街道を中心に歩く旅日記。歩行距離は、2021年11月以降は活動量計の表示にしたがっています。

263 巡礼街道 山本→清荒神

2020年08月29日 22時18分11秒 | 街道を歩く
巡礼街道を山本から清荒神まで歩きました。
巡礼街道とは西国三十三所観音霊場巡りの道筋で、今回歩いたのは第23番札所の勝尾寺から
第24番札所の中山寺(中山観音)へ向かい、第25番札所の清水寺(播州清水寺)へと向かう道の一部です。

8:13 阪急山本駅よりスタート地点に向かう。


8:16 木接太夫(きつぎだゆう)彰徳碑の脇に巡礼街道の道標があります。ここからスタート。
木接太夫とは坂上頼泰(さかのうえのよりやす、1515-97)という戦国時代の武将・庄屋です。
接ぎ木の技法を発明して、豊臣秀吉に木接太夫の称号が与えられました。2017年、宝塚市特別名誉市民。


8:45 西国三十三所観音霊場第24番札所・中山寺(中山観音)。


8:47 本堂につながる階段とエスカレーター。
本堂にある本尊は十一面観音菩薩立像です。左右の脇侍も十一面観音で本尊と脇侍をあわせて三十三面となり、
これらを祈願すると西国三十三所の観音霊場を行脚したのと同じ功徳があるとされます。
普段は秘仏となっていますが、毎月18日に開扉されます。


9:16 売布神社駅付近にある狐池。


9:29 売布神社の拝殿。売布神社は推古天皇18年(605年)の創建と伝えられます。
中世以降貴船大明神などと称していましたが、江戸時代に売布神社を称するようになりました。
「疫病封じ祈願」の幟が奉納されています。


9:35 中国自動車道(右端)をくぐってすぐのところにある橋本関雪別邸。
秋は紅葉がきれいなところのようです。


9:44 暗越奈良街道にあるような急な下り坂を降りる。


9:46 下り坂を降りたところで有馬街道に合流してゴール。7258歩、4.4kmでした。
今回で、街道歩き旅の歩数が750万2839歩、4501.7kmとなり、4500kmを越えました。


9:47 清荒神参道へ進む。


9:56 参道の途中、中国自動車道をくぐる。右にトイレ。


10:05 清荒神清澄寺の本堂。清荒神清澄寺は、寛平8年(896年)、宇多天皇の勅願寺として創建。
鎮守社として三宝荒神社があり、竃の神の荒神などを祀る神仏習合から「清荒神清澄寺」の名称となっています。
山内に富岡鉄斎の作品を集めた鉄斎美術館があり、本堂と神社の拝殿の間にある無料の史料館でも
作品の一部が展示されています。


10:07 三宝荒神社の拝殿。


10:41 阪急清荒神駅より帰宅。


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262 有馬街道1 本道 神崎津→安倉

2020年08月23日 11時43分07秒 | 街道を歩く
昨日、有馬街道の本道を神崎津から宝塚の安倉まで歩きました。
有馬街道には、神崎津~安倉間については本道と間道(旧道)があります。
間道は追って歩くことにします。

7:04 JR加島駅よりスタート地点に向かう。


7:27 神崎橋付近にある交差点。かつてはこの辺りから神崎川に渡し舟が出ていました。ここからスタートします。


7:29 「右 伊丹中/左 尼崎西」と読める道標付きの仏像。


7:33 有馬街道の本道と間道の分岐点に建つ道標。神崎津からここまでは本道と間道の共通区間となります。


8:02 藻川沿いを歩き、阪急園田~塚口駅間の神戸線をくぐる。


8:39 やや街道から外れますが、猪名寺廃寺跡。現在は法園寺(ほうおんじ)の境内になっています。
かつては東西約80m、南北約50mに及ぶ法隆寺様式の伽藍配置を持つ寺院でした。


8:39 法園寺にいたネコ。寺にネコたちが住み着いているようです。


8:51 尼崎市から伊丹市に入ります。東リ本社と伊丹工場に設置された猪名の笹原旧蹟の説明看板と庭。
かつてこの地一帯は猪名野と呼ばれ、笹の原野が広がっており、万葉集にも歌われています。
その後開墾が進み、一画の笹原が残され、江戸時代には猪名の笹原の旧蹟と伝えられるようになったとのこと。


9:21 JR伊丹駅と阪急伊丹駅の中間にある伊丹郵便局前交差点。
この辺りは、伊丹酒蔵通り都市景観形成道路地区となっており、
残された伝統的な酒蔵や社寺、伝統的な町家の景観を大切に守るとともに、
新しい建物は歴史的な景観の良さを取り入れたデザインで再生・創造しているとのことです。


9:23 みやのまえ文化の郷の一角、伊丹市立伊丹郷町館 旧石橋家住宅。
江戸時代後期に建てられた商家です。隣の旧岡田家住宅には日本最古の酒蔵があります。


9:31 猪名野神社。伊丹郷町の氏神です。


9:42 伊丹市共同利用施設大鹿交流センター。西国街道との交差点に位置しています。
坂上田村麻呂がここで大鹿を射止めたことが地名の由来になっているとのこと。


10:00 瑞ケ池(ずがいけ)公園を歩く。


10:33 宝塚市に入ります。今回はこの交差点までとしました。左が歩いてきた道で、右が有馬街道の間道です。
18221歩、10.9kmでした。


11:16 安倉から阪急バスで阪急逆瀬川駅に向かい、帰宅。


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261 京伏見街道・有馬街道 瀬川→小浜→宝塚

2020年08月15日 23時46分09秒 | 街道を歩く
京伏見街道を瀬川から小浜、有馬街道を小浜から宝塚まで歩きました。

7:46 阪急石橋阪大前駅よりスタート地点に向かう。


8:00 箕面市の西国街道瀬川追分。西国街道から分岐する形でスタート。


8:42 池田市に入り、ダイハツ池田工場付近を歩く。


8:56 猪名川を渡る。


9:20 川西市に入ります。JR宝塚線と並行する区間を歩く。


10:12 宝塚市に入ります。天神川を渡る。


10:40 溜池を利用した宝塚水上ゴルフクラブ。


10:54 小浜(こはま)宿に入ります。京伏見街道はこの高札場跡まで。ここからは有馬街道を歩きます。


10:55 宝塚市立小浜宿資料館。平成6年(1994年)開館。
ここで、平成7年1月14日に撮影された小浜宿の紹介ビデオを見る。
3日後の阪神・淡路大震災によって失われた歴史的建造物などが収録されていました。


11:44 少しルートから外れますが、小浜の首地蔵。


12:04 これも少しルートから外れますが、旧和田家住宅。宝塚市内最古の民家遺構の一つです。
阪神・淡路大震災により半壊後、修理・保全工事が行われたとのこと。


12:15 阪急清荒神駅付近の踏切を渡る。


12:20 清荒神参道を横切る。


12:42 西宮街道(右)と合流。今回はここまでとしました。
京伏見街道と有馬街道を合わせて23225歩、13.9kmでした。


12:50 阪急宝塚駅より帰宅。


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260 中山道15 木曽福島→藪原

2020年08月14日 22時47分57秒 | 街道を歩く
10日、中山道を木曽福島から藪原まで歩きました。

7:49 JR木曽福島駅前からスタート。


8:02 古い町並みが残る上の段地区。敵の侵入を阻むため、道が「鍵の手」に曲がっています。


8:18 福島関所跡。福島関所は、江戸時代には東海道の箱根、新居と並ぶ重要な関所でした。


8:34 福島関所のマンホール。木曽福島町時代のものと思われます(現在は木曽町)。


9:08 国道19号線を横切る場所にある出尻一里塚跡。


9:21 手習(てならい)天神。木曽義仲を養育した中原兼遠(なかはらのかねとお)が、
義仲の学問の神として勧進したものと伝えられています。


9:33 正沢川(しょうさわがわ)を渡る。


9:48 JR原野駅の近くにある中山道の中間点。江戸・京都の双方から67里28町(約266km)の地点です。


10:40 宮ノ越宿本陣。明治天皇が中山道を巡幸した際に休まれた部屋が残っています。


10:57 街道からやや外れたところにある義仲館(よしなかやかた)。現在休業中です。


10:58 義仲館にある巴御前(左)と木曽義仲(右)の像。男女の像で女性が立っているのは珍しい気がします。



11:26 木曽川に架かる巴川と巴淵(ともえがふち/ともえぶち)。
義仲と幼少期を過ごし、愛妾でもあった巴御前の名にちなんで巴淵と呼ばれています。
今回の木曽路からカメラを変えましたが、いつの間にか日付を入れる設定になっていました。


12:33 木曽町から木祖村に入ります。吉田洞門の歩道を歩く。


13:02 JR藪原駅付近の交差点。今回はここまでとしました。24483歩、14.7kmでした。


13:26 藪原駅付近にある道の駅 木曽川源流の里きそむらで味噌川ダムカレーを食べる。



13:40 藪原駅より帰宅。


この夏の18きっぷを使い終わりました。


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259 中山道14 大桑→木曽福島

2020年08月13日 21時56分17秒 | 街道を歩く
9日、中山道を大桑から木曽福島まで歩きました。

8:30 JR大桑駅からスタート地点に向かう。


8:38 この交差点よりスタート。奥に見えるのは大桑駅。


9:19 岩出観音。清水寺のような懸崖(けんがい)造の観音堂です。


9:55 須原宿に入ります。鍵屋の坂。敵に攻め込まれにくい枡形の道です。


10:04 JR須原駅。


11:09 大桑村から上松町に入ります。桃山発電所。関西電力の水力発電所です。
ここ以外にも、木曽川を利用した水力発電所が多数あります。



11:49 JR倉本駅付近にある中山道の道標。


13:21 小野の滝。明治42年(1909年)に架けられた中央本線の鉄橋が真上にあります。



13:51 上松町立上松中学校。


13:56 昔ながらの旅館が残る道。ここでやや道を外れて西に向かう下り坂を歩きます。


14:11 名勝・寝覚の床と中央本線。


14:41 寝覚の床には、小学校か中学校の行事でどこかへ行く途中に寄ったことがあるような気がします。
その行事が何だったのかは思い出せません。


15:11 中山道に戻る。


15:30 鳥居と石段があるので登ってみたら、学校がありました。
学校は上松町立上松小学校で、奥に見えるのは諏訪神社です。


15:45 JR上松駅からやや北側にある、上松宿の町並み。


15:53 笹沢交差点付近にて、金属ネットを使って登るサルたち。
中央本線が走る左手下から登り、車道を横切り、ネットを伝って崖を登っています。


15:59 木曽川に架かる橋。この橋は渡らず、木曽川の東側を進みます。


16:50 木曽町に入ります。国道19号線沿いにある道の駅 木曽福島を見下ろしながら歩く。


17:55 JR木曽福島駅前。今回はここまでとしました。43720歩、26.2kmでした。塩尻駅前のホテルに向かう。


ホテルの部屋にあった注意書き。シャワーを浴びるときは、極力お湯は使わないようにしました。


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258 中山道13 南木曽→大桑

2020年08月12日 21時41分02秒 | 街道を歩く
8~10日にかけて中山道を南木曽から藪原まで歩きました。今回の行程は、全て木曽郡を歩いています。
中山道は、2016年3月4日に東海道との分岐点である草津を出発して、
武佐→愛知川→醒井→垂井→岐阜→坂祝→御嵩→恵那→中津川→南木曽の順に歩きました。
今年2月11、15日に東海道と重複する三条大橋→大津→草津を歩き、今回が13回目になります。

8日 12:27 JR南木曽駅からスタート地点に向かう。


12:38 SL公園。中央本線の電化複線化とトンネル化により廃線となった鉄道敷に設置されたSLがあります。
ここからスタート。


12:45 街道より南木曽駅を望む。


13:10 三留野(みどの)宿本陣跡。本陣の建物は明治14年(1881年)7月10日の大火災で焼失。
長野地方法務局南木曽出張所跡地とのことです。


13:26 木曽川と国道19号線。街道は19号線に合流します。


14:44 JR十二兼駅。



15:41 南木曽町から大桑村に入ります。野尻宿西のはずれ。
このため、この家の屋号も「はずれ」というそうです。


15:57 野尻宿本陣跡。江戸から40番目の宿場で、三留野宿からは9.9km、次の須原宿へは7.3kmあります。


16:08 特急ワイドビューしなのに遭遇。


16:21 道の駅 大桑(木楽舎)。第1回(1993年4月)に登録された最古参の道の駅です。


16:41 今回は、JR大桑駅付近のこの交差点までとしました。21243歩、12.8kmでした。


16:44 大桑駅から恵那駅に向かい、恵那のホテルで宿泊。


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257 丹後街道1 敦賀→美浜

2020年08月02日 09時48分40秒 | 街道を歩く
昨日、丹後街道を敦賀から美浜まで歩きました。
丹後街道は、敦賀から若狭湾岸などの日本海側を歩き、八鹿に至るルートです。

8:56 JR敦賀駅からスタート地点に向かう。


9:15 塩津街道と同じく、敦賀西小学校がある敦賀城跡よりスタート。


9:38 塩津街道から分かれて、木ノ芽川の川沿いの道を西に進む。


9:48 木ノ芽川が流れ込む笙の川を渡る。


10:08 少々早いですが、マクドナルド敦賀店で昼食(ただしブレックファースト)。


11:34 国指定の名勝・柴田氏庭園。元禄初年(1688年頃)、小堀遠州が作庭したとのこと。


12:48 福井県道225号敦賀美浜線を歩く。関峠を越えて、敦賀市から美浜町に入る。


12:51 この辺りは、JR小浜線と並行しています。


13:35 美浜東小学校にある、1時間あたりの放射線量を表示する佐田モニタポスト。


13:55 県道225号線に戻り、海岸沿いを歩く。


14:05 美浜ライオンズクラブ結成20周年を記念して制作された石のモニュメント。


14:07 海水浴場が閉鎖されているため、海岸の人影はまばらです。


14:14 坂尻海水浴場にある海の駅。お客さんはあまりいませんでした。


15:02 坂尻トンネルを越えたあとの橋から、南方向の小浜線などを望む。


15:18 美浜駅付近の小浜線をくぐる。


15:40 しばらく国道27号線を進み、美浜駅交差点で右折して北上。


15:43 JR美浜駅前。今回はここまでとしました。29014歩、17.4kmでした。


水平線が水平でない動画ですが、美浜町の海岸です。

美浜町 20200801
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