Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

東山魁夷

2007-01-13 23:14:06 | フィンランド
東山魁夷の絵に魅かれている。

昨夏、八ヶ岳と甲斐駒ケ岳を望む <清春白樺美術館> に立ち寄ったら、たまたま <東山魁夷展> を開催していた。所狭しと飾られている数々の絵、「北欧」「白夜」をテーマにした絵からは、フィンランドの森と湖を感じた。

そして今年のお正月、国立近代美術館でみた <白夜光> 私の思いは真っ直ぐフィンランド。強烈な印象で、しばらく絵から離れられなかった。数日後、一緒に絵を見た人から 『白夜の旅』 という本をいただいた。1980年発行、文庫本だがカラーの絵も入っている、北欧各国の紀行と絵がテーマの本。読んでいくと、北欧の風景が人生と芸術の歩みにどんなに影響したかわかる。フィンランドの湖水地方を旅し、森と湖と白夜をこよなく愛した東山魁夷がとても身近に感じられ、もっと絵を見たくなった。

一昨日、時間つぶしに入った本屋さんで画集を見つけた、その名も 『白夜の国』。北欧4か国をテーマにした絵ばかりで、待ち合わせ時間を気にしながら画集に釘づけ。「どうしてもほしい」と今日購入した。

絵はかけないし、よくわからない(だから音楽している?)。でも好きなものは好き、心魅かれる絵はたくさんある。東山魁夷の描く、青(=空と湖)と緑(=森)、そして白(=白夜と白樺)が心の奥までズーンと響く。それはフィンランドにつながるからだけではなく、生命の輝きを感じるから。