Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

音楽療法士のひとりごと-その3

2006-05-25 20:29:37 | 音楽療法
私は老健(医療法人・介護老人保健施設)のリハビリテーション科で働く音楽療法士。同僚は理学療法士、言語聴覚士、健康運動指導士、(作業療法士は現在欠員)で常勤11名。

この施設で仕事を始めたときは単独の部署で、どちらかというと音楽レクレーション的役割も大きかった。しかし3年前リハビリテーション科に移ると、レクレーション要素はどんどん減っていき、音楽療法語では<個人セッション>がリハビリテーション語では<個別訓練>となり、今では<リハビリ訓練>としての音楽療法がメインになっている。

カルテを書き、リハビリテーション計画書や介護のケアプラン作成に参加、毎朝のフロアの申し送りもでかける。医師のオーダーによる治療に関わることもある。もちろん他専門職と連携して行なう訓練も多い。チンプンカンプンだった独特のリハビリ用語も今では日常語、むしろ積極的に使っているかもしれない。

それまで精神面への働きかけが多かった音楽療法、最近は四肢麻痺訓練や言語訓練も多くなってきた。もっぱら <痛くないリハビリ><楽しいリハビリ><お気楽リハビリ> と言われているが、音楽療法リハビリは結構人気で順番待ち、そしてそれなりに結果(効果)も出ている。

私のモットーは 《鮮度のいい仕事》  人と関わることが大好きな私には天職とも言える仕事で、とにかくメチャクチャ面白い! その上好きな音楽ときているから、こんなに楽しい仕事はない!!