今週にも政府が強行採決をねらっている「入管法改正」、あまりのひどい人権無視の内容と情報隠しが与党内ですら問題になり、14日の強行採決方針が、一転「野党の修正協議に応じる」となったようです。
この問題に関連して、雑誌 Friday が「地獄のような入管収容所を隠し撮りした映画『牛久(うしく)』」を紹介しています。
これほどまでに人間を虫けらのようにあつかい、「不正義」がまかり通る、日本という国。そんな国に生きていることが「恥ずかしい」、そんな気にさせられてしまいます。
(以下、Fridayデジタルの記事より)
強行採決か…「入管法」が外国人の命を奪う可能性と不正義の記録
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強行採決か…「入管法」が外国人の命を奪う可能性と不正義の記録(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
ここまで世論が高まると、誰が予想しただろうか。 国会で審議中の「入管法」は12日、2度目の「採決見送り」に。明日、5月14日に法務委員会が...
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ここまで世論が高まると、誰が予想しただろうか。 国会で審議中の「入管法」は12日、2度目の「採決見送り」に。明日、5月14日に法務委員会が開かれ、与党は強行採決をするかもしれない。野党は「体をはってでも止める」という。
外国人を大切にしない国の方針に、多くの日本人が「NO」をいう声が日に日に高まっている。
「改正」が審議されている入管法の、なにが問題なのか。 ここに、ドキュメンタリー映画がある。「ウシク」と呼ばれる入管施設に収容されている人を記録した映像だ。
報道規制のため「隠しカメラで撮影した」という。面会室のアクリル板越しに撮られたこの映像は「これが、現代の日本で起きていることなのか」と驚かされる。
彼らは、なにか「犯罪」をおかしたわけではない。法のもとに裁かれてもいない。ただ外国人であるという理由でこの場所に置かれ、期限のない「収容」をされている。
今年3月、名古屋の入管施設で、スリランカ人のウイシュマさんが亡くなった。ウイシュマさんは、スリランカの大学を卒業して、勉強のため学生ビザで日本にきた。日本が好きで、日本語を学び、日本の文化を母国に伝えたいという希望をもった健康な女性だった。
が、経済的な理由で学費が払えなくなり退学。在留許可が取り消しになった。昨年8月、同居していた男性からのDV被害に悩み、地元の警察に相談にいったところ「不法滞在」として逮捕されたという。
名古屋入管に収容されていた7ヶ月で体重は激減、食事が取れなくなり衰弱していった。が、十分な医療を受けることができず、3月6日の昼、収容施設の室内で亡くなっていた。当初「死因不明」とされていたが、その後さまざまな情報が明らかになるにつれ「避けられた死」であることがわかった。
映画『牛久』には、故国を逃れ「難民申請」している人たちが語る凄まじい現実が淡々と映し出されている。
日本で難民申請をした人のうち難民と認められた人の割合は2010年からの10年間で「0.4%」だという。日本の対応は国際的にも批判を浴びている。政府は、なぜ今この入管法「改悪」を急ぐのか。
トーマス・アッシュ監督が作った映画『牛久』に添えられた言葉は、こうだ。
「比類なき不正義 an injustice of Olympic proportion」
「不正義」を通す政府は、外国人を使い捨て、大切にしない国は、自国民のことも大切にしないだろう。
スリランカ人女性死亡 母の涙「なぜ娘は死んだのか」(TBS「報道特集」) - 住みたい習志野
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