住みたい習志野

市内の情報を中心に掲載します。伝わりにくい情報も提供して行きます。

TVドラマ「俺の家の話」に文化ホールが出てきた!その文化ホール、どうなるんでしょう?

2021-01-31 09:54:55 | 投稿

TVドラマ「俺の家の話」に文化ホールが出てきた!
TBSのTVドラマ「俺の家の話」はプロレスラー出身の能役者をめぐるドタバタ喜劇、すじがぶっ飛んでて面白いドラマですが、1月29日放送の第2回に「文化ホールが出てきた!」と、ちょっと評判になっています。

(「大田文化ホール」なんて壁に書いてありますが、習志野文化ホールですね)

(モリシア1階ですね。左からTOKIOの長瀬智也さん、車イスに座っているのが西田敏行さん、介護をしている女性が戸田恵梨香さん)

その文化ホールについて、ブログ読者から投稿がありました

「モリシア」(旧サンペデック)は、レストラン棟(千葉工大側)、文化ホール、オフィス棟(奏の杜側)のすべてを合わせて1つの建物です。3階以下は1つにつながっていますよね。「区分所有建物」と言って、文化ホールは分譲マンションの一部屋(専有部分)と同じことです。マンションの建て替え決議があると、一部屋だけ「私は反対」といって空中で頑張っていることが出来ないのと同様、文化ホールも「モリシア」全体と運命を共にすることになります。

赤く囲ったのが法的に1つの建物

船橋市とちがって習志野市は文化ホールのことを自分で決められない

習志野文化ホールと同じ頃に出来た船橋市民文化ホールは、先日報道があったように、直接土地の上に建っていて「区分所有建物」ではありませんから、所有者である船橋市が補修してまだ使おうと思えば、船橋市だけで意思決定できます。そこが習志野とは決定的に違うところです。
船橋市民文化ホール、西武跡地に移設せず(船橋よみうり) - 住みたい習志野

ではなぜ、「区分所有」などという手法で習志野文化ホールを作ってしまったのか。なぜ50年で老朽化してしまうような施設にパイプオルガンなど付けたのか。今さらながら、疑問が次々と沸いてきますね。
「音楽のまち習志野」のシンボル、習志野文化ホールは一体どうなる?パイプオルガンは?(投稿) - 住みたい習志野

「文化ホール建て替えへ」と言っても、要はまたカネがかかる話。そして、新ホールもまた、新しい商業施設の中に組み込まれたものになるのでしょうから、さらに50年経って次の建て替えの時期が来れば、必然的に文化ホールもまたまた建て替えになる話。そうなってくると、はたしてこれから作ろうという新ホールが、今のホールと同じようにクラシック専用の仕様で、パイプオルガンまで必要なものなのかどうか。それとも公会堂、多目的ホールがあればそれで充分なのか。よくよく考えてみる必要がありますね。

「プラッツ習志野」の失敗を繰り返さないために、今考えることが大切

そして、「プラッツ習志野」のように、市役所頼みですっかり出来上がってしまってから「使い勝手が悪い」「こんなはずじゃ…」と言ってみても始まりません(情報を充分市民に公開せず建設を強行した市役所も市役所ですが)。市民一人ひとりが、文化ホール建て替えについてはよく考えて、自分の意見を持つことが必要でしょう。特にこの42年間、あなたは何回あのホールに足を運んでクラシック音楽を聴いたのか。何回オルガンを聴いたのか、といったことを思い出しながら、各ご家庭でも話題にしていただきたいと思います。

 

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習志野市で訪問介護支える84歳のヘルパー(NHK首都圏NEWS)

2021-01-30 13:28:59 | 報道

(28日NHK首都圏NEWSより)

訪問介護支える84歳のヘルパー

訪問介護支える84歳のヘルパー|NHK 首都圏のニュース

人手不足が深刻化する訪問介護で現場を支える戦力となっているのが「高齢者」です。 千葉県習志野市では、80代の現役ヘルパーがその現場を支えて…

NHK NEWS WEB

 

人手不足が深刻化する訪問介護で現場を支える戦力となっているのが「高齢者」です。
千葉県習志野市では、80代の現役ヘルパーがその現場を支えています。

山岸操さん(84)は千葉県習志野市の訪問介護事業所で、ヘルパーとして週5日フルタイムで勤務しています。
20年あまり前に資格を取得してこの世界に入りました。
自転車やバスで移動しながら、高齢者の家を訪れ、家事などの身の回りの世話や、食事や排せつの介助など「身体介護」もこなします。
私たちは、緊急事態宣言の前の先月、山岸さんの仕事を取材しました。
この日、訪れたのは、88歳の要介護1の男性の自宅。
週に1回の買い物同行の支援です。
歩行器を使う男性の横に寄り添いながら、近所のスーパーまでの道のりを支えます。
足の筋力が弱り、家に閉じこもりがちの男性にとって、週1回の山岸さんの訪問は、筋力維持のための運動であるとともに、会話を楽しむ時間でもあるといいます。
男性は「同世代ということもあって会話が楽しい。毎週楽しみにしています」と話していました。
山岸さんは「人に携わり、喜んでもらえるこの仕事が好きです。高齢になっても働いていると世の中から置いてきぼりになりません。利用者との会話の話題になるように本や新聞を読んだり、人気の映画『鬼滅の刃』も2回見ました」と笑顔で話していました。
この日は、あわせて4人の利用者の自宅を訪問しました。
多い時は5人6人と掛け持ちするということで、去年の年末はおおみそかまで休み無く働きました。
緊急事態宣言後の今も、サービスの継続が求められる現場で引き続き業務にあたっているということです。
この事業所で活躍しているのは、ほとんどが65歳以上の高齢のヘルパーで多くが20年以上働き続けています。
ヘルパーの高齢化の背景にあるのは深刻な人手不足です。
去年9月時点の訪問介護職の有効求人倍率は15倍あまり。
新しい人材が獲得できない中、高齢ヘルパーに頼らざるを得ない状況が続いているのです。
事業所の責任者の岡松純子さんは「新しい仕事の依頼がどんどん来ますが、ヘルパー不足でほとんど断っている状態です。山岸さんはなくてはならない存在で、できるだけ長く働き続けてほしいと願っています」と話していました。
その人手不足に、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけています。
ヘルパー自身も高齢者で、感染への不安から引退する人も出ているのです。
山岸さんも家族から心配されながらも、自身のやりがいから仕事を続けていますが、自分たちが引退した後の訪問介護の未来が気がかりだといいます。
山岸さんは「自分が介護を受ける時には、今と同じような訪問介護は受けられないかもしれないという不安があります。若い人を育てていかないといけません。ヘルパーの賃金を上げて若い人が家族を支えて生活ができる収入を得られるように国が考えてほしいです」と話していました。

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タモリ倶楽部(2月5日(金)深夜)で「地理教師たちの逆襲」を放送します

2021-01-30 09:16:39 | 催しなど

Narashino Geography からのお知らせ

テレビ朝日の2月6日(土)の0時20分より(2月5日(金)深夜)放送「タモリ倶楽部」で

【タモリ倶楽部「祝!高校地理必修化記念、しいたげられた地理教師たちの逆襲-特別授業で地理のとりこに-」は】が放送されます。

どんな切り口で扱われるのか、チョッと面白そうです。

 

タモリ倶楽部、「空耳アワー」も人気コーナーです。


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コロナ特措法、「守れない法」は法なのか?(読者投稿)

2021-01-29 00:24:43 | 新型コロナ

新型コロナ対策特別措置法と感染症法の改正案について、「『懲役や罰金』などの刑事罰ではなく、『過料』の行政罰にし、過料の額も当初案より低くする」ということで自民党と立憲民主党が合意した、というニュースが流れていますが、本当にそれでいいのか?ということで「住みたい習志野」ブログ読者の方から投稿をいただきました。きちんとした法律論から問題点をハッキリさせてくれています。是非お読みください。

刑事罰削除など与党が譲歩 特措法と感染症法の修正合意

新型コロナ対策の特別措置法と感染症法の改正案の修正をめぐって、自民党と立憲民主党の幹事長が会談し、入院を拒否した人への刑事罰の削除や罰則の軽...

FNNプライムオンライン

 

「コロナ入院拒否への罰則で感染はむしろ広がる」医師が危機感を募らせる理由 生活のサポートと金銭的補償が先だ

「平時でも罰則科せる」特措法改正の重大な欠陥 | 新型コロナ、長期戦の混沌

「守れない法」は法なのか?

 コロナ禍の中、入院命令に応じない者は処罰すべきではないか、とか、夜8時に閉店しない飲食店を処罰するようにできないか、といった声を聞くようになりました。しかしまた、「夜8時で閉店では、コロナで死ぬ前に首吊って死ぬしかねぇよ」と嘆く声も真実の叫びでしょう。緊急事態である一方で、罰則をどこまでふり回すべきか。本当に罰則万能主義でいいのか、ということをご一緒に考えてみたいと思います。

「コロナにかかっているのを承知で、病院から抜け出す者がいるかも知れないから罰則が必要だ」というのは間違い。現行刑法で対処できる。

 ところで本題に入る前に、自分がコロナにかかっているのを承知で、病院から抜け出す者がいるかも知れないから罰則が必要だ、という話にはまずクエスチョンを付けておきたいと思います昨年3月に愛知県蒲郡市で、コロナに感染した男性が「今からウイルスをばらまいてやる」と予告し、複数の飲食店を訪れてホステスらに感染させたという事件がありました。

「ウイルスばらまく」新型コロナ感染の50代男性死亡

この事件は結局、男性がコロナで死亡してしまったため立件に至りませんでしたが、警察は傷害罪と偽計業務妨害罪の両方から捜査をしていたようです。自分が感染性のそういう病気であることを知っていて、わざと「ばらまいてやる」と公言して店に行ったのですから、傷害罪が成立するのです。

傷害罪(刑法204条)
人の身体を傷害した者は,15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

そうであれば、こういう不心得者には特別措置法でわざわざ特別の規定を設けなくても、現行刑法で充分処罰できることになります。

守りたくても守れないような法は、法と言えるのか?

 夜8時で営業禁止。いっとき騒がれたホストクラブやパチンコ屋ばかりでなく、今回は駅前で細々と親父さんがやってきたおでん屋まで一律だと言います。こうなると所詮、日銭商売。「コロナで死ぬ前に首吊って…」という話も切実なものがあります。法律とは、生業を失って露頭に迷ってでも守ってみせなければならないものなのでしょうか? 守りたくても守れないような法は、法と言えるのでしょうか?

法律を厳格に守ったため飢え死にしてしまった判事

 こういう問題を考えるときによく引き合いに出されるのは、山口判事事件です。戦後間もない昭和22年(1947)10月、東京地方裁判所の山口良忠判事(34歳)が栄養失調のために死亡したというニュースは世間を騒がせました。
食糧不足なお続く・・・山口判事の餓死 | チューさんの今昔ばなし ...

ご存知ですか? 10月11日は配給だけで生活していた山口良忠判事が栄養失調で亡くなった日です | 文春オンライン

 当時はまだ、戦時中の「配給制度」が続いており、米はもちろん味噌、醤油、砂糖などからマッチ、石鹸、ちり紙など日用品まで、配給でないと手に入りませんでした。各家庭にあらかじめ、人数分だけの引換券が配付されており、これを商品と引き換えるようになっており、それ以外の手段で手に入れることは法律違反でした。

 しかし、米どころか「代用食」と呼ばれたサツマイモ、カボチャ、トウモロコシなどですら遅配や欠配が続く状況に陥ります。配給を頼っていたのでは、飢え死にするしかないのは明らかでした。国民は法律違反とわかっていても、「闇市(やみいち)」と呼ばれた市場や都市近郊の農村に買い出しに行って、法外な闇値(やみね)で食料を手に入れるしかなかったのです。現金がない人は、なけなしの衣類と物々交換をお願いしますが、農家も良い顔はしてくれません。こうして習志野あたりで泣きの涙でわずかな闇米を手に入れ、京成電車に乗り八幡のあたりまで来たら経済警察が乗り込んできた。捕まるのがいやで、窓を開けて江戸川の河原に捨ててしまった、などという悲しい話は、当時いくらでもあったのです。

 こうした中で山口判事は、闇で摘発された者を「食糧管理法」違反で裁く立場にありました。そして、自分が法律違反の食料に手を出すことはできないと心に決めたのでした。正規の配給食料だけで生きようとし、しかも少しでも妻子に食べさせてやろうとした結果、命を落としてしまったのでした。

 しかし、一般人も山口判事のように崇高な理念を持って生きよと言われても、それは無理というものです。大雑把に言ってしまえば、常識の世界で守りようがない法は、守られなくても仕方がない。これが大勢の法律家の見解です。

「期待可能性」と「緊急避難」

 ただ、これでは大雑把すぎて法律論になりません。そこで法律家は「期待可能性がない」とか「緊急避難だ」ということを言います。その辺ももう少し紹介しておくことにしましょう。

「期待可能性」とは、「犯人が犯行時に、適法な行為に出る余地があったか(そう期待することができたか)」ということです。

(期待可能性)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9F%E5%BE%85%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7

もし、適法な行為に出る可能性がなかったとすれば、その犯人を責めるのはかわいそうだ、犯罪とすべきではない、ということになります。言い換えれば、落ち着いて考えればいくらでも法律を犯さずに済んだのに、あえて違法な行為をしたからこそ犯罪として糾弾されるのです。例えば、刑法第104条に証拠隠滅の罪というのがあります。他人の刑事被告事件に関する証拠を隠滅,偽造,変造し,または偽造,変造の証拠を使用した者は2年以下の懲役または20万円以下の罰金に処する、というのですが、「他人の」とあるように、自分の刑事被告事件に関する証拠隠滅は罪にならないわけです。なぜ、自分の刑事被告事件に関する証拠隠滅は罪にならないのでしょう。自分にとって都合の悪い証拠を隠滅してしまうことは不道徳なことかも知れないが、むしろ人間の弱点として自然なことだとも言えます。自分に都合の悪い証拠をわざわざ残しておくようなことに期待可能性がないから、それを隠滅しても犯罪にならないのです。

 このような考えに立ってコロナのことを考えるならば、店を閉めて首を吊るしかない人に、そこまでして法の遵守を求めるのか、と言われれば、そんな期待可能性は非常に小さいということになるでしょうね。

緊急避難。形式的には違法でも「不正ではない」ので違法とは言えない

もう一つは「緊急避難」です。

(緊急避難)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E9%81%BF%E9%9B%A3

法律は平常の場合を想定して作られていますが、実は異常な場合にはモードが変るようにできています。その代表が「緊急避難」と、サスペンス劇場でおなじみの「正当防衛」です。正当防衛とは、相手が日本刀をかざして襲いかかってきた場合、逃げる手段も防ぐ手段もないとしたら、反撃して相手を殺したとしても犯罪にならないという話ですね。「不正 対 正」の関係とも言われます。これに対して緊急避難は、例えばこちらに暴走してくる車から逃れようとして、関係ないお宅の門を壊し、逃げ込むような場面です。器物損壊や建造物侵入は成立しません。しかし、門を壊されたお宅は、不正なことはしていません。逃げようとするこちらも正、門を壊されたお宅も正ということで、「正対正」の関係になります。そこで、正当防衛よりも緊急避難の方が成立しにくくなっていますが、この図式をコロナ禍に当てはめれば、コロナの蔓延を防ぐために閉店を求めるのも正、しかし生きていくためには少しでも店を開けて稼がなければならないのも正なのです。

緊急避難(刑法第37条)
自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない。

法律家はこうした理屈をつけて、形式的には違法であっても本当に違法とはいえない場合という「逃げ場」を作ろうとしてきたわけです。

法律を知らない「自粛警察」は徳川時代や戦争中の「密告者」と同じ

 ところが困るのは、世の中、こうした理屈を承知している法律家ばかりではないことです。世に「自粛警察」などと称して、「マスクをしていない奴がいる」などと、ただただ形式的違反だけを大声であげつらう御仁(ごじん)がいる。徳川時代の、五人組の密告制度の名残りなのでしょう。戦争中には、歌手の淡谷のり子がパーマをかけている(パーマは一般に禁止でしたが、芸能人は許されていました)と言って、淡谷邸に投石したり、火をつけるぞと脅したりした奴がいたそうですが、その末裔(まつえい)なのでしょうね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%A1%E8%B0%B7%E3%81%AE%E3%82%8A%E5%AD%90

戦時下で多くの慰問活動を行い「もんぺなんかはいて歌っても誰も喜ばない」「化粧やドレスは贅沢ではなく歌手にとっての戦闘服」という信念の元、その後の第二次世界大戦中には、禁止されていたパーマをかけ、ドレスに身を包み、死地に赴く兵士たちの心を慰めながら歌い送っていた。(Wikipedia 淡谷のり子 より)

日本ではまともな法学教育が行われない。だから罰則万能主義に走ってしまう

 それに日本では、中学校、高等学校でも、お世辞にもまともな法学教育が行われているとは言えない。だいたい校則など、社会科の先生ではなく体育の先生が、生活指導と称して所管している。民法も刑法もなく、憲法の初歩の話だけしてお茶を濁している。そんな状況ですから、何が何でも字面だけ考えて「違反は違反だ」などと言い張ることしかできない。そして罰則万能主義に走ってしまいます。違反という以上、立法趣旨は何なのか。立法趣旨に照らして、わずかの違反でも許さない趣旨なのか、それとも多少の違反は許容範囲なのか、などという議論にはついて来られない。そういうお寒い状況があるわけです。こういう御仁が、夜8時を過ぎてのれんを仕舞い、馴染みの客だけ残して営業しているおでん屋でも見つけようものなら、鬼の首でも取ったかのように「違反している店を見つけました」と市役所に電話をするわけですね。困ったものです。

議論の詰めがなく、拙速に決められた特措法改正

 以上に見てきたように、守りたくても守れない法、守りようがない法というものは、守れないとしても仕方がありません。罰則だというなら、こちらも期待可能性なし、緊急避難、という主張をしてやるだけですが、今回の特措法改正審議を見ていると、こうした議論の詰めがなく、大変拙速な話をしているように思われます。

コロナ禍では、公権力の規制のほか、損害賠償など民事の問題もある

 なお、今日見てきたのは、「午後8時以降の営業は禁止」「守らないなら罰則」という公権力の規制との関係を言っています。忘れてはいけないのはもう一つ、「お前の店で飲食したら、コロナに感染したじゃないか。損害賠償しろ」とか、従業員が感染してしまった、労災として補償しろ、といった民対民の関係、民事問題です。コロナ禍は天災ですが、しかし地震や落雷といった予見可能性が少ない天災とは違って、既に1年あまり、どういう状況で感染が広まり、どうなると危険なのかという情報がある程度わかっているのですから、それを守らずに来店客が感染したり従業員が感染したという場合には、当然損害賠償の話も出てくるでしょう。無理して店を開けたら、かえって損害賠償する羽目になってしまった、ということもあり得ることは忘れてはいけません。

 今日は、「守れない法」は法と言えるのか、というお話でした。

 

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大好きなスケボーで全国へ翔ぶ!津田沼小の渡辺 音君(1月29日ちいき新聞)

2021-01-28 22:13:15 | 報道

(1月29日「ちいき新聞」記事より)

大好きなスケボーで全国へ翔ぶ!
渡辺音(のん)
  (習志野市津田沼)
大好きなスケートボードに熱中し、その結果、全国大会まで出場し優秀な成績を収めている渡辺音(のん)君。「いつか必ずオリンピックに出たい」という夢を追い掛けながら、日々練習に明け暮れている。

4歳の頃からスケボーと共に
 平日学校が終わってすぐに駆け付けるのは船橋にあるスケートボードパーク。平日は毎日午後5時~午後10時、土曜日は正午〜午後10時、日曜日は正午〜午後8時と、パークの閉園時間まで、持てる限りの時間を使って毎日スケートボードの練習をしている市立津田沼小学校5年生の渡辺音君。
 スケートボードは日本ではまだマイナーなスポーツとも思えるが、このたびの東京オリンピックから正式種目になり、注目を集めている。このスケートボードに4歳の頃から魅せられた音君。きっかけは、自転車だった。「年少の頃に、補助輪なしの自転車に乗ることができたので、この子はバランス感覚があるのではと思ってスケートボードを勧めてみました」と話すのは音君のお父さん。スケートボードに乗り始めるとその楽しさにハマっていったが、現在のように毎日練習するようになったのはここ数年、大会に出て順位が出るようになってからだと話す。
「順位が出るようになって、もっと上に行くためには練習しなきゃと思いました。毎日練習をしないと、思っているような成績にたどり着けないから」とお父さん。遊ぶ時間もなく学校スケートボードパークの往復の毎日だが、音君は「行けば大人から子どもまでいろんな仲間がいるからすごく楽しい。それに技を練習して、成功したときがすごく気持ちがいいから」と話す。

今でも大会前は
足がガクガク震える
 音君はスケートボードの小学生大会「FLAKE CUP」の地区大会に毎年出場しており、関東大会では優勝を収め、全国大会にも出場。
 これだけの努力をし、大会で優秀な成績を収めている音君だが、「今も大会前には足がガクガクと震える」と話す。今もどんな立場になっても、プレッシャーを感じる。だからこそ毎日努力を続けるそう。
 全国を飛び回って大会に出場する音君の楽しみは、「全国の子たちと友達になれること。日頃から、みんなのSNSを見て近況を知れることも楽しみだという。
 男子は、年齢的には10代後半がスケーターとして一番成熟する年頃だという。数年後の音君の成長ぶりが楽しみだ。(いくら)

渡辺音君インスタグラム
https://www.instagram.com/p/CGY9X6LgdYH/

 

 

 

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