住みたい習志野

市内の情報を中心に掲載します。伝わりにくい情報も提供して行きます。

非正規公務員残酷物語 ➀ ハローワーク相談員(週刊女性5月4日号)

2021-05-03 23:08:55 | 非正規、労働問題

昨年、習志野市役所での非正規労働者の扱いがひど過ぎる、という投稿が「住みたい習志野」に載りました。
習志野市役所の非正規公務員が、こんなひどい扱いを受けていたとは! - 住みたい習志野

「習志野に住んでいるけど、こんなことを市役所がやっているなんて知らなかった」「市民も声をあげるべきだね」「市役所がこんな脱法行為みたいなことをやっていいの?」など大きな反響をいただきました。
そこで、今回から非正規公務員や非正規労働者の問題をシリーズで取りあげていきたいと思います。
今回は「週刊女性」5月4日号に載った「ハローワーク相談員」の記事をご紹介したいと思います。

ハローワーク非正規職員がいじめ・パワハラのまん延を告発、雇い止め不安が生む“地獄” | 週刊女性PRIME

ハローワーク非正規職員がいじめ・パワハラのまん延を告発、雇い止め不安が生む“地獄”

 長引くコロナ禍により失業者は10万人を突破、ハローワークには連日、多くの人たちが相談に訪れている。

 その様子を窓口から見ながら、関東地方のハローワークで相談員として働く本間洋子さん(仮名=40代)は、「明日はわが身」と思わずにはいられなかった。本間さん自身、不安定な働き方を強いられる非正規職員だからだ。

非正規職員は3年を迎えると「雇い止め」に

 社会に出るタイミングが就職氷河期にぶつかった本間さんは、ブラック企業で身体をこわしたり、子育てや介護と仕事の両立に苦しんだり、働くことをめぐって悩みが尽きなかった。その体験から、自分と同じように困難を抱える人の支援をしたいと決意。産業カウンセラーやキャリアカウンセラーの資格を取得し、ハローワークの非正規職員に応募、数年前から相談業務を担っている。

 ハローワークの相談業務は、単なる仕事の紹介や就職支援にとどまらない。

「雇用保険の専門知識やそれに基づく手続きも必要になりますし、働きすぎやブラックな職場でメンタルを病んだ求職者も多いので、丁寧に話を聞き出し問題を解きほぐす、カウンセリングの技能も求められます。仕事が決まったら就職先との折衝や調整も必要で、幅広いことに対応しなければならないんです」

 そんな専門性の高い仕事でありながら、窓口に立つ相談員の6割以上を非正規職員が占めている。その多くが女性だ。しかも、非正規が連続で採用されるのは2回まで。3年を迎えたら、仕事の実績にかかわらず、任期は更新されず機械的に「雇い止め」になってしまう。

「それ以上働き続けたかったら、一般の求職者に交じってハローワークが出す“公募”に応募し、面接を受け直さないといけません」

 上限の3年を迎えた本間さんは今年2月、公募試験を受けて選考を通過、再び相談員の職に就くことができた。しかし、気持ちはいっこうに晴れない。

「年度末の3月を迎えるたびに、多くの非正規相談員が雇い止めの不安にさらされ、おびえています。うつや不眠に陥る人も少なくありません。実際に雇い止めに遭った非正規の中には、コロナに感染したことを理由にされた人もいます。“(ハローワークの)施設を消毒しなければならなくなり、負担をかけたため”と、正規職員である上司に直接言われたそうです」

 と、本間さんは憤る。

契約の判断基準は上司の主観が大きい

 コロナ禍が襲った2020年は失業率の悪化に伴い、ハローワークでは非正規相談員が大幅に増員され、2万7000人にまで膨れ上がった。

 そのうち数千人から1万人の非正規相談員が上限の3年を迎え、雇い止めになるおそれが高いとして、有志のグループが田村憲久厚生労働大臣に要請書を提出、公募制度の改善を訴えている。国会でも野党議員が議題にあげているが、国は「公募は決まりなので」と繰り返すばかり。解決の糸口は見えてこない。

「同じ非正規のなかでも、1年で契約を切られる人もいれば、再契約を繰り返して、10年以上も働き続けている人もいます。その判断基準はあいまいで、上司の主観が大きいように思います。問題が起きても話し合うのではなく“じゃあ、来年は(契約更新が)ないね”となってしまう」

 と、本間さん。実際、公募後も同じ相談員が採用されることは珍しくない。

「雇い止めされた非正規相談員のうち、ある地方のハローワークでは、9割の非正規が再び採用されていたというデータもあります」

 そう指摘するのは、女性の労働問題に詳しいジャーナリストの竹信三恵子さんだ。大半が再契約されるなら、なぜ3年を上限にして、わざわざ公募にかけるのだろうか?

「財政状況が逼迫する中、国が自由に数を増やしたり減らしたりできて、しかも安く働かせることのできる存在が必要だからです。常勤職員を増やすには、人件費に割く予算が必要になります。一方、非正規職員の定数は各年度の予算に応じて変わるため、非正規を増やせばコストカットできて、数を減らしたくなれば雇い止めにできるうえ、相談業務に必要な一定の人数を確保するという体裁も整えられるわけです」(竹信さん)

「わきまえない女」がパワハラの標的に

 いつ、誰が雇い止めにあってもおかしくない状況は、職場環境にも影を落とす。今度は誰が切られる? あの人? いや、自分かも……。疑心暗鬼になり、「非正規同士で誰かをターゲットにして、退職に追い込むところを何度も見ました」と本間さんはため息をつく。

「露骨な無視や陰口はしょっちゅう。外見や体形を悪く言われることもあります。書類のファイル方法が違っていたとか、ちょっとしたミスがあるたび正規職員に伝えられ、同僚みんながいる前で注意される。まるで公開処刑です」

 学歴について揶揄(やゆ)されたこともある。

「私は家の事情で大学進学できなかったのですが、それを知っているくせに、同僚から“第2外国語、何だった?”と、ニヤニヤしながら聞かれたりしました」

 いじめやパワハラがひどくなったのは、雇い止めなど非正規を取り巻く問題について、「これはひどいんじゃないですか?」と意見を言うようになってから。その後、ターゲットにされた本間さんは、職場全体に家族のことなど個人的な噂を流されてしまった。

「LINEなどでつながっていた職場の友人たちからも連絡を絶たれました」

 公募を経て再契約された4月以降、嫌がらせはエスカレートしている。ある日、本間さんが出勤すると、自分の席が周りから離され部屋の隅に移されていた。おまけに机の周囲は、高い仕切りで囲われていたのだ。

「なによりつらいのが、仕事を与えないという嫌がらせ。4月になり突然、私が担当していた相談支援の業務からはずされました」

 どういうことか上司にたずねると、3月31日までいた以前の上司が決めたことで、知らないと言われた。そこで以前の上司に問い合わせたら、4月1日からの現・上司がやったことなので「自分は知らない」とつっぱねられた。

「それでも問い詰めたら、今の上司が“一昨年のデータを見て、ほかの人と公平になるようにした”と打ち明けました。でも、一昨年はコロナが騒がれる前で、今年に比べ相談件数も担当していた数も少ないので、参考にならないはずなんです。こんな仕打ちをされたのは初めてです」

 相談員の仕事に誇りを持って取り組んできた本間さん。応援してきた求職者の仕事が決まったときは、大きな喜びとやりがいを感じる。だが最近は、限界が見えてきた。

「パワハラが原因で、眠れなくなったり、消えてしまいたくなります。でも、相談員を辞めたら子どもの学費を捻出できません。仕事で関わった企業で、うちの職場で働かないかと声をかけてくれた人もいますが、今より収入が低くなってしまうので」

 いじめや嫌がらせが蔓延しているのは、相談員の間だけではない。関東地方のハローワークで働く非正規の事務職員・土屋唯さん(仮名=40代)の体験が、それを裏付ける。

「ゴミ出しなどの雑用をするのは私だけ。ゴミを机の上に置かれていたこともあります。電話対応も私ひとりに押し付けられています。コロナで逼迫した求職者からの電話も非常に増えていますが、研修も受けていないのに、助成金の申請方法や就職支援に関わることなど、専門知識が必要な対応をしなければならないんです。一方で、仕事をよそに私的なおしゃべりに時間を費やし、高給を得る職員もいる。こんなの変だと言ったら、さらにひどくなりました」

 雇い止めを前提とした公募制度があるから、非正規同士の対立を招き、パワハラが生まれやすい土壌となる。そう土屋さんは考えている。

女性だから非正規&低賃金でかまわない!?

 ハローワークの相談員をはじめ、DV被害者支援、保育や介護など、人のケアに関わる仕事を担う公務員には、非正規の女性たちが多い。これは偶然ではない、と前出のジャーナリスト・竹信さんは強調する。

「生活に関わる重要な仕事をしているにもかかわらず、彼女たちの多くは低賃金で不安定な働き方です。その背景には、家事や家族の世話を軽くみて、無償で女性に押し付けてもいいとする“家事ハラ”的な価値観があります。女性が家でタダでやっているような仕事に、そんなにお金(国や行政の予算)を出せないと言った行政担当者もいます」

 夫の稼ぎがあるから、女性は非正規の低賃金でもかまわない。雇い止めにあっても、夫の扶養に入っているなら困らないはず……。そうした思い込みは根深いものがあり、“安く買いたたかれるのはおかしい”と思った女性の声を上げにくくさせる風潮を作り出している。

「女性か男性かではなく、仕事の能力や、相談支援など提供するサービスの質で、正当に評価してほしい」

 そう本間さんは願ってやまない。

 さらに竹信さんが言う。

「相談業務などの対人支援サービスは、行政と住民をつなぐ最初の窓口。そこで非正規女性が多くなり、低賃金で不安定な働かせ方や、パワハラが蔓延して働きづらい環境になると、結果として住民は質の高いサービスを受けられなくなります。すると行政への不信感が増し、公務員を減らせというバッシングに拍車がかかり、さらに公共サービスが縮小されるという悪循環に陥っていく。非正規相談員をめぐる問題は誰にとっても無関係なことではないのです」



 

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本がミャンマー軍部に「パイプ」がある、というのは「利権を守るための」ウソ。そして不屈に闘う民衆

2021-05-03 18:26:35 | 人権、環境

軍部に「パイプ」があるから、というのはウソ。それどころか軍部に投じたお金4000億円を帳消しにし、更に莫大な返却の見込みのない金を投じている。軍部へのODA(政府開発援助)を止めないのは、これにからむ麻生太郎や日本の企業が損するから。日本はミャンマー軍に何の影響力もない。このことを暴露したオンライン記事をご紹介します。

日本政府が「ミャンマー軍の市民虐殺」に沈黙を続ける根本的理由 外交を歪めてきた「ODA金脈」の罠

ミャンマー情勢が緊迫している。欧米諸国が経済制裁などに動く一方、日本政府の動きは鈍い。東京外国語大学の篠田英朗教授は「ミャンマー問題は、さま...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

日本政府が「ミャンマー軍の市民虐殺」に沈黙を続ける根本的理由

強調される「独自のパイプ」とは何なのか

4月9日に、駐ミャンマーの15大使が共同声明の形で公表したミャンマー軍を非難する共同声明に、日本は加わらなかった。アメリカの同盟国で加わらなかったのは、日本と、エルドアン大統領のトルコやドゥテルテ大統領のフィリピンくらいであった。
こうしたすっきりしないやり取りの中で頻繁に語られているのが、「パイプ」という謎の概念だ。日本の外交当局が「パイプ」なるものに異様なまでのこだわりを見せている。しかしそれが何なのかは、一切語ろうとはしない。いったい「パイプ」とは何なのか。

「援助」と言いつつ実態は「投資」

日本のメディアは、同じ情報源から聞いてきたことをそのまま各社が引用しているかのように、「日本はミャンマーに巨額の援助をしているので影響力がある」、と伝え続けている。残念ながら、そのような報道は海外メディアでは見ることがない。日本の存在は、真面目にミャンマー軍に影響力を行使できるパワーとしては扱われない。

実際に、日本がミャンマー軍に影響力を行使しているような様子は全く見られない。それでは、どれだけ日本のメディアが日本において日本語で日本人向けに「日本は影響力がある」と主張してみたところで、海外では全く相手にされていないのは仕方がない。

なぜなのか。その理由は、援助の中身を見れば、推察できる。日本は毎年1000億円を超える額のODAをミャンマーに投入し続けているが、そのほとんどは円借款である。これはつまり投資である。これは0.01%の40年償還という好待遇であるとはいえ、貸付金である。他の東南アジア諸国のように経済発展が進むと、円借款の金額は返還されてきて、むしろ日本は利息分の利潤すら得ることになる。

2013年には4000億円の債務を帳消しに

実は日本ほどではないとはいえ、他の諸国も、2011年の民主化プロセスの開始後、ミャンマーに対する援助額を増加させてはいた。他国と同様に、軍政期には援助額を停滞気味にさせていた日本は、他を圧倒するようなODAの増額を果たすために、それまで累積していたミャンマー向けの貸付金を一気に帳消しにするという作戦に出た。多額の未払金が残ったままでは、新規の援助の大幅増額が困難だったからだ。

そこで2013年に、約2000億円の債権放棄を行った。さらに手続き上の理由から債権放棄ができなかった約2000億円について、同額の融資を一気に行い、それを原資にして即座の名目的な返還を果たさせるという離れ技まで行った。

つまり日本政府は、ミャンマーで焦げ付いていた約4000億円の貸付金を、日本の納税者に負担させる形で一気に帳消しにして、さらなる融資の工面に乗り出した。それもこれも全て、ミャンマーを「アジア最後のフロンティア」と見込んだ経済的願望があればこそであった。

軍部を擁護してきたかいはあったのか

その後もODAという名目でミャンマーに貸し付けた資金は回収されていない。むしろ今回の事件で回収が困難になってきたという印象は否めない。そもそも市民を殺戮してまで権力にしがみつくミャンマー軍幹部が、日本から借りたお金をコツコツと返却するために努力するような人物であるようには見えない。借金は返還できなければ、以前のように踏み倒すだけだろう。

国家と国家の間の貸し借りで、返還がなかったからといって、差し押さえなどの措置を取ることはできない。日本ができるのは、市民に銃を向けて殺戮している虐殺者たちに、ただただひたすら返金をお願いする陳情をすることだけだ。それどころか、以前のように、新たな融資でとりあえず名目的に補塡ほてんさせるしか手がないなどといったことになれば、再び日本の納税者を借金地獄に引き込むしか手がなくなるだろう。

現在、ミャンマー軍幹部に標的制裁をかけている欧米諸国に対して、日本では「欧米はミャンマーと付き合いが浅いから簡単にそういうことができる」といった言い方をする方が多い。しかしこれは見方を変えれば、ミャンマー軍が権力を握り続けた民主化プロセスに懐疑的だった欧米諸国に対して、事あるごとにミャンマーを擁護する立場をとり続けてきた日本のリスク管理の甘さが問われている事態だとも言えるわけである。

このような事情を持つ「金」で成立している「パイプ」を、いかに日本人が日本国内で日本語で日本人向けに誇示しようとも、国際的には同じようには認められないのは、致し方のないところもある。

在日ミャンマー人が「日本ミャンマー協会」前でデモをする意味

現在、日本にいるミャンマーの人たちを含む人々が、「日本ミャンマー協会」の前でデモを行ったりしている。市民を虐殺している軍を利する「パイプを断て」、と要請している。

「日本ミャンマー協会」とは何か。同協会の会長である渡邉秀央氏は、ミャンマー軍との間に特に「太いパイプ」を持ち、軍司令官であるミン・アウン・フライン氏とも過去に24回会っているという緊密な関係を続けている。渡邉氏がキーパーソンなのは、日本のODA業界にミャンマー向け巨額円借款の恒常化を実現した人物だからだ。

元郵政大臣である渡邊氏は、当然ながら日本のエスタブリシュメント層に「太いパイプ」を持ち、日本ミャンマー協会の役員には、政・財・官界の大物がずらっと並ぶ。「最高顧問」の麻生太郎副総理をはじめとする大物政治家のみならず、ODA契約企業リストにも登場する財閥系の企業名が目立つ。

仮にミャンマー向けの円借款が焦げ付いて日本の納税者が負担を強いられるとしても、契約企業が損失を受けるわけではない。これに対して、ミャンマー軍が市民を虐殺しているからといって実施中のODAまで止めてしまっては、これらの迷惑をかけてはいけないところに多大な迷惑がかかってしまう。日本の外交当局が「対応策を慎重に検討する」のも無理もないということは、こうしたリストを見るだけでも容易に推察できるだろう。

「選挙は公正だった」となぜ言えないのか

なお在日のミャンマーの方々を含む人々は、日本財団ビルの前でもデモを行ったりする。「ミャンマー国民和解担当日本政府代表」の肩書も持つ笹川陽平氏が、同財団の会長を務めているからだ。笹川氏は、日本政府代表として、日本政府の予算で、昨年11月のミャンマー選挙の監視団を率いた。選挙直後こそ、選挙は公正に行われた、と発言していた。しかしミャンマー軍が「選挙には不正があった」と主張してクーデターを起こしてからは、沈黙を保っている。

デモをしている人々は、「せめて選挙は公正だったので、クーデターは認められないと発言してほしい」と懇願しているのだが、笹川氏は反応していない。言うまでもなく、笹川氏も、ミャンマーに深く関わる日本社会の大物だ。
(以上、プレジデントオンラインの記事より抜粋)

不屈にたたかうミャンマー(ビルマ)の民衆

「命が懸かっているので、どうか許してください」日本に暮らすミャンマー人らが軍事政権を認めないよう訴え 【ABEMA TIMES】

5月2日都内の「喪服」デモに参加した女性の発言です。

国軍と血を流して戦った犠牲者に敬意を表するため多くの人が黒い服を着て集まりました。
 「(コロナ禍で)本当にこんな時にご迷惑をかけてしまって申し訳ないんですけど、ミャンマーの人の命が懸かっているので、どうか許してください。」
 「NUGという国民統一政府をいろんな国で、世界中で認めてほしいという目的で同じ時間にやっているという感じです。」

「毎日心が痛い」世界40都市のミャンマー人、一斉デモ:朝日新聞デジタル

クーデターから3か月 「春の革命」訴え数千人が抗議デモ

クーデターから3か月 「春の革命」訴え数千人が抗議デモ ミャンマー

【5月2日 AFP】国軍のクーデターから3か月が経過したミャンマーでは2日、抗議デモに数千人が参加し、「春の革命」を呼び掛けた。

 

 

 

クーデターから3か月、ミャンマーで銃撃相次ぎ6人死亡

 クーデター発生から3か月が経過したミャンマーでは2日も各地でデモが行われ、治安部隊による銃撃が相次ぐなど混乱が続いています。 ミャンマーの...

TBS NEWS

 

(字幕なしです)


こんなニュースも飛び込んできました。
ミャンマー武装勢力、国軍ヘリ撃墜か 「空爆受け反撃」

ミャンマーの少数民族武装勢力、カチン独立軍(KIA)の広報担当者は北部カチン州で3日、KIAが国軍のヘリコプター1機を撃墜したことを明らかにした。
 国軍が戦闘機や武装ヘリで空爆したため、反撃した。
 KIAやカレン民族同盟(KNU)など武装勢力はクーデターに反発し、国軍と衝突を繰り返している。KIA広報担当者は取材に「ヘリの種類は分からないが、撃墜したのは間違いない」と語った。ニュースサイト「イラワジ」は「ヘリはテールローターを撃たれて墜落した。煙が上がるのを見た」という住民の話を伝えた。 



 

「日本のお金で人殺しをさせないで!」ミャンマー国軍支援があぶり出した「平和国家」日本の血の匂い(ニューズウィーク) - 住みたい習志野

 

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月3日は憲法記念日、憲法は「国が守るべきルール」です

2021-05-03 16:25:18 | 投稿

5月3日は「憲法記念日」、1947年5月3日に今の憲法が施行されたことを記念して制定されました。コロナ禍で例年行われる憲法集会を開くのも難しい状況ですが、きょうは「憲法」について考えてみたいと思います。

憲法は国が守るべきルール
「憲法ってなに?」というビデオがあります。


このビデオの中では
法律は国民が守るべきルール、憲法は国が守るべきルール、と説明されています。

国がルールを守りたくなくなったから「憲法改正」?

前首相の安倍さんは「私の手で憲法を変えたい」と言って「改憲、改憲」と叫んでいました。
「あれ?首相がそんなこと言っちゃっていいの?」と思われた方も多いのではないでしょうか?
どこの国でも、首相や大統領など、その国を代表する人間は就任にあたって「憲法を守る」ことを宣誓します。
ところが、日本では「憲法を変えよう」なんてみんな思っていないのに、「いの一番になって憲法を守るべき」首相が逆に「改憲、改憲」と騒いでいます。
日本では「モリカケ」も「桜を見る会」も「文書改ざん」もうやむやにされてしまいますが、「国への国民の監視の目が厳しい」よその国だったら、「国のルールなんて面倒だ。守りたくないからルールを変えちゃおう」という「反社会的」言動を繰り返す首相は「国家反逆罪」に問われてしまうかも知れませんね。

安倍首相の「改憲」コンプレックス
こんなビデオもあります。

なぜ、安倍首相は憲法改正にこだわるのか?

この中で安倍さんは「憲法改正を私自身の手でなしとげていく」と言っています。
おじいちゃんの岸信介(きしのぶすけ)元首相がなしとげられなかった「憲法改正」をやってレジェンド(伝説の人)になりたい、という「コンプレックス」がある、とも言われています。

総理の祖父・岸内閣“改憲の原点”


安倍首相の母方のおじいさんは人格者で、軍部ににらまれていた
安倍さんの父方のおじいさんは岸さんですが、母方のおじいさんは安倍寛(あべかん)。戦前軍部ににらまれながらも地元の人たちの圧倒的支持で国会議員に当選した人格者。その安倍寛さんに「是非私の娘をお宅の息子さんの嫁に」と頼み込んだのが岸信介。そして安倍寛さんの息子「安倍晋太郎」と岸信介氏の娘「洋子」の間に生まれたのが、安倍晋三前首相、というわけです。

おじいさんの安倍寛さん、「不肖の孫」晋三に天国から怒っているかも知れませんね。

世界は日本の憲法をどう見ているか
ビデオ「日本国憲法」

このビデオの中に
「第9条を守ることは私たち人類の責任であり急務なのです」
という発言があります。

今も世界中で戦争が行なわれ、不安な日々を過ごしている人が多い。現に最近シリアの知人から「毎日、外に出るのがこわい。戦争をしない日本がうらやましい。」というメッセージが届きました。

しかし戦後の日本もずっと安全であったわけではなく、何度も「改憲⇒戦争」の危機がありました。
1950年代の朝鮮戦争の時「憲法を変えて参戦する」という動きがありましたが、国民の反対の声で戦争しないですみました。日本人が直接朝鮮半島の人々を殺したり、殺されたり、ということはギリギリのところで阻止されたのです。1960〜70年代のベトナム戦争の時、米軍が日本の基地から爆撃機が飛び立ち多くのベトナム人を殺し、日本でも世界中でも大きな反戦運動が起きましたが、この時も憲法9条があったため日本人が直接戦争に加わり、ベトナム人を殺し、殺されるという事態は避けられました。

そういう「国のルール」を変え、日本が数十年ぶりに戦争に参加できるようにしよう、というのが改憲の動きなんですね。

今日本がやるべきことは「アメリカやよその国のように戦争できる憲法にする」ことではなく、「誰も戦争なんか望んでいない。もうやめよう。日本の『平和憲法』を世界中に広げよう」と働きかけていくことではないでしょうか?「戦争をしない」という「国のルール」を世界に広げていくことではないでしょうか?


「もう戦争をしないですむ」新憲法制定をお祭り騒ぎで大喜びした戦後の日本人

「もうこれからは戦争をしないですむ」新憲法を歓迎して各地でおみこしを出したり、お祭り騒ぎが行なわれました。

新憲法紙芝居まで登場しました

憲法改正の内容、こんな動画でよくわかります

憲法が変わっちゃったら、どうなるの? ~ 自民党案シミュレーション ~



憲法改正 もとお笑い芸人中田敦彦の you tube 大学

松元ヒロさん「憲法くん」ダイジェスト



1947年中学1年生社会科の教科書「あたらしい憲法のはなし」

戦後文部省(今の文部科学省)中学1年生社会科の教科書に使った「あたらしい憲法のはなし」です。(後に副読本に格下げ)

文部省 あたらしい憲法のはなし (aozora.gr.jp)
こういう項目があります。

戦争放棄

 みなさんの中には、こんどの戰爭に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。ごぶじにおかえりになったでしょうか。それともとう/\おかえりにならなかったでしょうか。また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。いまやっと戰爭はおわりました。二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。こんな戰爭をして、日本の國はどんな利益があったでしょうか。何もありません。たゞ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。戰爭は人間をほろぼすことです。世の中のよいものをこわすことです。だから、こんどの戰爭をしかけた國には、大きな責任があるといわなければなりません。このまえの世界戰爭のあとでも、もう戰爭は二度とやるまいと、多くの國々ではいろ/\考えましたが、またこんな大戰爭をおこしてしまったのは、まことに残念なことではありませんか。
挿絵6
 そこでこんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戰力の放棄といいます。「放棄」とは「すててしまう」ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
 もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、けっして戰爭によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの國をほろぼすようなはめになるからです。また、戰爭とまでゆかずとも、國の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。これを戰爭の放棄というのです。そうしてよその國となかよくして、世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の國は、さかえてゆけるのです。
 みなさん、あのおそろしい戰爭が、二度とおこらないように、また戰爭を二度とおこさないようにいたしましょう。

今の政治家で、これだけ立派なことを言える人がいるでしょうか?

「住みたい習志野」でも憲法の問題でのイベントをご紹介しましたが、あらためてご案内します。

 

5月以降のイベントのお知らせ - 住みたい習志野

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする