住みたい習志野

市内の情報を中心に掲載します。伝わりにくい情報も提供して行きます。

習志野シニアクラブ、次回は6月21日(日)に変わりました。

2020-05-31 16:02:46 | シニアクラブ

習志野シニアクラブからのお知らせです。

5月25日の投稿で、シニアクラブを6月7日から再開する、とお知らせしましたが、新型コロナウイルスの影響で、公民館が使えるのが更に6月16日(火)以降に延びてしまったため、再開第1回は6月21日(日)<公開対話>ノムさんの名言から人生を学ぶ になりました。
たびたびの変更で申し訳ありませんが、皆さんのご参加をお待ちしています。

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ブログ投稿記事の内容、新聞にも出ました(コロナに負けるな!南阿蘇鉄道のように)

2020-05-31 06:26:13 | 報道

5月7日ブログに投稿された「南阿蘇鉄道応援絵はがき10枚セットをプレゼントします」の内容が、5月31日の東京新聞に出ました。

コロナに負けるな!南阿蘇鉄道のように

 復興中の南阿蘇鉄道と同様に、新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいる人らに、エールを送ることができれば―。熊木地震で大きな被害を受けた同鉄道の復興を後押ししようと、習志野市東習志野の戸田雅史(まさのぶ)さん(76)が3年前、10枚セットの絵はがきを制作した。現在も手元に数百枚が残っており、「(危機から)立ち直って欲しい―との思いを、誰かに伝える一助になれば」と、残りを希望者に提供することにした。 

習志野の戸田さん制作
熊本地震で被災 ローカル鉄道

応援絵はがき 無料提供

 ローカル鉄道の多くは経営状態が厳しく、戸田さんは全国のローカル鉄道を応援する任意団体「勝手連ならしの」の代表。第三セクター・南阿蘇鉄道は熊本県内を走る全線17.7キロの路線で、2016年4月に発生した熊本地震で被災し、廃線が取り沙汰されるようになった。

 そこで戸田さんは、各地の知人とともに同鉄道を撮影した写真のほか、小湊鉄道など各地のローカル線のスケッチ画やイラストをあしらい、絵はかぎセットを制作。1セット五百円で販売し、購入した人には応援メッセージを同鉄道に送ってもらった。

 その南阿蘇鉄道は国などの補助で現在、復旧工事か進んでいる。戸田さんは、新型コロナで苦しんでいる人が多いことを重ね合わせながら、「南阿蘇鉄道も復興に向けて頑張っている。新型コロナで傷ついた人たちも、頑張ってほしいとの恩いが伝われば」と、手元にある絵はがきセットを無科で郵送することにした。絵はがきセットには、宛先として南阿蘇鉄道が書かれているが、送り先は自由という。

 希望者は、名前や住所、連絡先などを明記し、ファクス047(473)5168か、携帯電話080(6861)9294へのショートメールで申し込む。郵送代として、切手を添える場合も記入する。
(編集部より)
5月7日のブログ投稿記事もご参照ください。(下をクリックしてください)

南阿蘇鉄道応援絵葉書10枚セットをプレゼントします(市民の投稿) - 住みたい習志野

 

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習志野市の新型コロナ独自支援策について(市民からの投稿)

2020-05-31 00:17:59 | 新型コロナ

(市民の方からの投稿です)

習志野市の新型コロナ独自支援策について

もっと広く中小企業・個人事業主に支援を

国の持続化給付金の対象外になる企業で、今年3~5月売り上げが、前年同月比で20%以上、50%未満減少している企業(中小企業・個人事業主)に対して20万円の助成の制度「地元のちから復活応援支援」について対象約1,700企業の見込み、とあるが、上記条件に合う企業が約1,700社もあるのか疑問です。それよりも持続化給付金対象企業を含めた、売り上げ前年同月比50%以下の企業に対して、一律10万円を支給した方が、より広く支援できると思うのですが?

他市では

八千代市 1~7月のうち売り上げが1か月当り前年同月比50%以上減少した企業に10万円支給、約2900企業見込み(5万円上乗せ、15万円に)

鎌ケ谷市 1~12月のうち売り上げが1か月当り前年比3分の1以上減少した企業に10万円支給。約2100企業見込み

浦安市  売り上げが前年同月比半分以上減少した月がある企業に10万円支給。約2000企業見込み

他市のような児童手当上乗せ、オンライン学習、学生支援などを追加して

習志野市は他に

・登園自粛で保育料を減免した認可外保育施設への保育料助成

・事業を継続している障害福祉や介護の事業支援助成

・ひとり親家庭の助成(児童扶養手当を対象とした)

・住宅に困窮している離職者等を対象にした、住居確保給付金

 等があります。

 

以下のような支援策も講じてもらいたいものです(第2次追加支援等で)

・妊婦や医療機関用マスク確保など感染拡大防止策

・家庭のオンライン学習環境整備など子供の学習支援

・児童手当上乗せ給付金の追加支援(国からの1人1万円は決定)

・学生応援給付金     等々

額が少なすぎる、財政調整基金からもっと出して

今回の補正予算は5億6897万円(5/15専決処分)は、国からの約4億5千万円と財政調整基金(市の貯金)からの約1億2千万円の財源を充てる予定ですが、追加で他の支援策等を行い、財政調整基金よりの支出を増やすべきと考えます。

何よりも、市民に手厚い支援策をスピード感をもって実行することが求められています。

習志野市議会議員の報酬等も削減を行うべきです。

(編集部より)
この報酬問題については、5月24日の投稿記事をご参照ください。
県内各自治体で、市長等給料減額の動き - 住みたい習志野

 

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新型コロナでの市民への支援策、他市と比べて習志野市は?

2020-05-30 10:43:44 | 新型コロナ

 新型コロナでの市民への支援策、「一生懸命さ」で自治体間にかなりの格差があるようです。習志野市と他市を比べてみました。(支援策のほんの一部です)

個人への支援

〇中学生までの子どもがいる世帯

国から「子育て世帯への臨時特別給付金(一人当たり1万円)が支給されますが、その他に

流山市 18歳以下の子どもに1万円の「子育て家庭応援給付金」支給
君津市 1人当たり1万円の上乗せ
野田市 1人当たり5千円の上乗せ
長南町 1人当たり1万円の上乗せ
栄町  1人当たり1万円の上乗せ
八街市 18歳以下の子どもに1万円支給
長生村 1人当たり2万円の上乗せ(6月5日追加情報)
習志野市 上乗せなし

なお、君津市は、基準日(4月27日)の翌日以降生まれた新生児にも特別定額給付金10万円を支給、東金市は3万円を支給することにしましたが、
習志野市もこれにならって、基準日(4月27日)の翌日以降生まれた新生児にも特別定額給付金10万円を支給することにしました。
(ただし、上記にあるように、君津市は児童手当に1人当たり1万円の上乗せをしますが、習志野市は上乗せをしません。これについても君津市をまねて欲しかったですね)

富里市も4月28日から5月25日の間に生まれた赤ちゃんの保護者に10万円支給(6月3日追加情報)
浦安市も基準日(4月27日)の翌日以降生まれた新生児にも特別定額給付金10万円を支給することにしました。(6月10日追加情報)

〇ひとり親家庭等(児童扶養手当受給者)への生活支援

国から「臨時特別給付金(児童扶養手当受給世帯に5万円、子どもが1人増えるごとに3万円ずつ加算。収入が大きく減少した世帯には更に5万円支給)が支給されることになりました(5月25日追加情報)が、その他に

松戸市 ひとり親世帯に、児童1人目8万円、2人目4万円、3人目以降2万円の緊急支援給付金を支給
柏市 ひとり親世帯に、児童1人目8万円、2人目4万円、3人目以降2万円の緊急支援給付金を支給
栄町 18歳までの子ども1人につき、2万円を支給
野田市 児童一人につき5千円上乗せ
佐倉市 ひとり親世帯に3万円支給するほか、子ども1人につき1万円を上乗せ(6月5日追加情報)
千葉市 児童一人につき1万円上乗せ(6月9日追加情報)

(こどもが何人いても1世帯に定額支給)
長南町  1世帯当たり5万円
習志野市 1世帯当たり5万円

〇10万円支給から漏れてしまう(4月28日以降生まれた)赤ちゃんへの給付金支給

東金市 3万円支給
君津市 10万円支給
富里市 10万円支給
浦安市 10万円支給
多古町 10万円支給
習志野市 10万円支給
(下をクリックすると、全国の状況がご覧になれます)
「10万円を新生児にも」の動き、全国に広がる。君津市に続いて習志野市も - 住みたい習志野

〇保育料無償
富里市 0〜2歳の保育児童と学童保育の小学1〜3年生の保護者に、保育料3カ月間無償化
(6月3日追加情報)
習志野市 なし

〇給食費
浦安市 6〜8月の小中学校給食費無料
袖ヶ浦市 準要保護児童生徒に、休校期間中(3〜5月)給食費相当額を支給(6月4日追加情報)
佐倉市 準要保護児童生徒に、休校期間中(4、5月)給食費相当額を支給(6月5日追加情報)
大網白里市 2か月間の小中学校給食費無料(6月8日追加情報)
習志野市 なし(ただし、6月1日から12日までの簡易給食だけは無償)

〇水道料
野田市 7.8月の水道料基本料金免除(手洗い励行推進のため)
習志野市 なし


〇全世帯に支給
旭市 全世帯に2万円の「市元気回復特別給付金」を支給
習志野市 なし

〇商品券、飲食クーポン券
勝浦市 全市民に3千円分商品券
南房総市 18歳以下の子ども1人につき1万円分の飲食クーポン券
いすみ市 全市民に5千円分商品券
松戸市 飲食店に電話注文するとタクシーで無料配布(6月末まで)
富里市 65歳以上の高齢者に3000円分のプリペイドカード配布(6月3日追加情報)
印西市 全市民に5千円分商品券(6月11日追加情報)
旭市  プレミアム率30%の1万円商品券を販売(6月12日追加情報)
銚子市 中学生以下に5千円食事券:タクシーデリバリー利用も可(6月12日追加情報)
習志野市 なし

〇学生への支援
流山市 授業料が払えなくなった学生に年間授業料の半額(50万円まで)を支援
富津市 大学生や専門学校生らに「若者応援給付金」2万円を支給
習志野市 なし

〇内定取り消しや失業した人に
八千代市 正規職員として採用
市原市 正規職員として採用
成田市 任期付き職員として採用
茂原市 任期付き職員として採用
鎌ヶ谷市 フルタイム会計年度任用(非正規)職員として雇用
我孫子市 会計年度任用職員として採用
富里市 任期付き職員として採用(6月3日追加情報)
佐倉市 任期付き職員として採用(6月6日追加情報)
習志野市 なし⇨「任期付き職員として採用」に方針転換(6月4日追加情報)

〇オンライン教育機器
(国のGIGAスクール構想前倒しで国の補助で行われるようですが)
野田市 パソコンや通信機器を無料貸し出し
市原市 家庭のオンライン学習環境整備
いすみ市 小中学生全員にタブレット型端末配布
八街市 小中学生に1人1台のパソコン整備
袖ヶ浦市 小中学生全員にタブレット型端末配布(6月4日追加情報)
習志野市 なし国の補助がくれば実施)

〇医療者支援等
野田市 医療従事者に日額2千円〜6千円支給
市原市 妊婦や医療機関用のマスク確保
習志野市 なし

〇感染リスクのある仕事への支援
松戸市 学童保育職員に4〜6月の間、月1万円(主任は2万円)手当支給(6月7日追加情報)
習志野市 なし

企業への支援

千葉市 コロナで休業した店舗への「テナント支援協力金」(100万円上限)
市川市 コロナ感染防止に取り組む中小企業、NPO法人、医療法人、社会福祉法人などに「事業者緊急支援事業臨時給付金」(最大20万円)を支給
鎌ヶ谷市 今年1月〜12月の任意の月で売り上げが前年同月比で3分の1以上減少した中小企業・個人事業主に10万円支給
浦安市 今年1月〜12月の任意の月で売り上げが前年同月比で50%以上減少した中小企業・個人事業主に10万円支給
富津市 「事業者緊急支援臨時給付金」5万円を支給
長南町 中小企業と農業者支援として、売り上げが20%以上減少した事業者に10万円支給
茂原市 県の中小企業再建支援金の給付を受けた事業者に、10万円支給
野田市 個人事業者や職員5人以下の法人に10万円支給、感染防止協力飲食店等に10万円支給、市立小学校休校の影響を受けた給食食材納入市内業者への経済的支援、就労系障害福祉サービス利用者への経済支援
栄町 医療福祉事業者に10万円を支給、売り上げが前年同月比で30%以上減少した中小企業に10万円、飲食業者に5万円支給
八千代市 売り上げが前年同月比で50%以上減少した中小企業に15万円支給
松戸市 中小企業に補助。法人は10万円、個人事業主は5万円(6月4日追加情報)
袖ヶ浦市 売り上げが20%以上50%未満減少した事業者に10万円支給(6月4日追加情報)
佐倉市 売り上げが前年同月比で50%以上減少した中小企業に10万円支給(6月5日追加情報)
船橋市 売り上げが前年同月比で3分の1以上減少した中小企業に上限10万円を4,5月の2カ月間支給したが、6月も支給(4,5月に受けていない場合は上限30万円支給(6月6日追加情報)
大網白里市 県の支援金を受けられない中小企業に15万円支給(6月8日追加情報)

習志野市 国の「持続化給付金」(前年同月比で売り上げ50%以上減少、の条件で、中小企業に200万円、個人事業者に100万円)から漏れる事業者(3〜5月の前年同月比で売り上げ20%以上50%未満減少)に20万円、障害福祉サービス、介護サービス事業者に10万円
学校給食食材納入業者への補助

 

習志野市が国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を使った補正予算の独自支援策として議員に示したものは

〇中小企業者等への助成20万円
〇障害福祉サービス・介護サービス事業者に1事業者あたり10万円
〇認可外保育施設の減免分保育料助成
〇ひとり親家庭への1世帯5万円支給
〇学校給食食材納入業者への補助
〇住宅困窮者への住宅確保給付金(単身者の場合、月46,000円まで)
〇救急隊員の感染防止着追加購入

などですが、
➀子育て世帯への国の1人1万円支給とは別に、他市では上乗せしているが、習志野市は全く上乗せなし
➁ひとり親家庭(児童扶養手当受給者)への支援、他市では人数に応じて1人目でも8万円、更に人数に応じて加算などしているが、習志野市は、子どもが何人いても1世帯5万円、と少ない
➂「住宅困窮者への住宅確保給付金」は国の制度なので、習志野市の独自策ではないのではないか?
➃「救急隊員の感染防止着追加購入」は、市の消防職員のための通常の予算措置であり、市民への独自支援策とは言えない。こんなものまで含めて「独自策」を大きく見せようとするのはおかしい。

など、多くの問題点があるようです。
6月1日の「広報習志野」に掲載される「新型コロナウイルス感染症に関する各種支援」も、ほとんどが国の制度あるいは今まで普通に行政が行ってきた支援制度の説明のようです。

困った秘密体質

6月1日から始まる市議会で、本来は市のコロナ発生状況や市の取り組みについて市長が「行政報告」を行うのが当然ですが、当初は行政報告を行わないつもりだった、とのこと。議会側から要望されて、しぶしぶやることになったそうですが、「細かい数字等も出てくる」ので、行政報告の内容を市議会議員に配るよう議員が求めたところ、市当局は資料配布を拒否してきたそうです。
書類が議員の手元に残ってはまずいような内容があるのでしょうか?習志野市の秘密体質、困ったものです。

 

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やっぱり、ね(「寄付を求めるコロナ基金」について市民からの投稿)

2020-05-29 14:28:50 | 新型コロナ

 新型コロナウイルス被害に対する対応で、知事や市町村長の「本気度」が試されています。
 「宮本市長の名前が全然ニュースに出て来ないね」「10万円について、市に寄付してください、という話(コロナ基金)や、オンライン申請がダメになったので郵送による申請にしてください、という、ネガティブな話でしか習志野市の名前が出てこない」という市民の声も聞かれます。 
 市民の方からの投稿をご紹介します。

やっぱり、ね?
兵庫県加西市で、「市の職員は10万円はき出せ」と、コロナ基金設置
 習志野市長はなぜ、「新型コロナウイルス感染症対策基金条例」を、議会の議決も経ずに早々と専決処分で制定したのだろう。給付金支給も独自の支援策も固まらないうちに、やることが逆なのではないか、という批判が出ていましたが、兵庫県加西市からはこんな話が聞こえてきました。

OGPイメージ

財源は職員の10万円 兵庫・加西市が寄付前提にコロナ基金新設:東京新聞 TOKYO Web

兵庫県加西市がすべての正規職員から特別定額給付金10万円を寄付してもらうことを前提に、新型コロナ対策のための基金を新設した。西村和平市...

東京新聞 TOKYO Web

 

 こちらは(習志野市と違い)市長の専決処分ではなく、ちゃんと臨時議会を通して制定したようですが、何と、市の正規職員600名が受け取ることになる給付金(例の一人10万円)を、この基金に吐き出させることを前提としているのだとか。基金の積立金として7750万円を予算計上したが、その内6000万円(77%)が職員からの「寄付」(10万円×600名)、残る1750万円を市民からの寄付や市幹部、市議の報酬カットなどでまかなうというのです。同市の市長は「寄付は強制ではない」と言っているそうですが…。

強制ではない、と言っているけど…
 こうなると「基金」というのは、市職員から給付金を召し上げるための道具立てなのだなと言わざるを得ませんね。寄付は強制ではない、といっても、お断りするとそのあと、どうなるのか。当然、いろいろ隠微な嫌がらせがあるわけですね。

感情論はこわい
 これは「市民は皆、コロナで困っているのに、市職員は収入が減るでもなく、ノウノウとしているのだから、給付金など取り上げていいのではないか」という「市民感情」をくすぐろうとしているのでしょうが、本当に市職員はノウノウとしているのかどうか、どうぞ皆さんの目で直接確かめてみてください。過労死ラインの残業をさせられている職場もあれば、非正規の職員は月曜から金曜までフルタイムで働いても、月給たった12万だそうです。
 「感情」は時として、冷静な判断を誤ります。
 こんな現実もあるそうです。(5月29日毎日新聞より)

板挟みで「心がおかしくなりそう」 給付金窓口で矢面に立つ派遣職員の叫び - 毎日新聞

 新型コロナウイルスでさまざまな不安が広がる中、人々の敵意や不満が顕在化している。いつの世も、そのはけ口となるのは立場の弱い人だ。関東地方の...

毎日新聞

 

(NHK newswebより)

コロナの感染拡大で「非正規公務員」は… | NHKニュース

【NHK】「給付金の申請が殺到し残業は増えたが、時間外手当は一切なかった」「公立病院の看護師で感染リスクに恐怖心はあるが懸命に働い…

NHKニュース

 

10万円は、早く使うことが肝心
 それから、もう一つ考えておかなければならないのは、今回の一人10万円は「休業補償金」ではなく、緊急経済対策だということです。休業補償金であれば、なるほど減収もない公務員は受け取る資格がないかもしれません。しかし、今回の一人10万円は、素早く有効需要を喚起して、景気を下支えしようとするものですね(経済学の教科書に「乗数効果」なんていうグラフが出ていたのを思い出してください)。肝心なことは、もらった10万円を早く使うことです。とりあえずタンスにしまっておいて、使い道はよく考えてから決めようというのでは、コロナ不況対策の時期を逸してしまいます。

金が天から降ってくるのではない。将来、自分に負担がかかってくる。
 そして、もう一つつけ加えれば、10万円は天皇が皇室財産を処分して配ってくれたわけでもなく、安倍家の私産から出たわけでもなく、赤字国債という形で将来の自分に負担がかかってくることも忘れてはいけないでしょう。まるで天から金が降ってくるかのように考えて、あれを召し上げて基金にしよう、などと考えるのがいかに変なことなのか、よく考えてみましょう。

 習志野市のコロナ基金が加西市のような形にならないよう、また、こういう俗論、おかしな考え方が全国に広がらないよう、目を光らせていく必要があるのではないでしょうか。
 
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