GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

モンドルキリで散髪

2014-07-08 20:21:28 | 生活

朝になると雨は上がり、晴れ間もあるものの昼飯を食べに行こうとすると雨が降り始めます。土曜日には家を出た途端に雨が降り始めたお蔭で濡れた服を着て食堂に座りました。昨日一昨日は諦めて自炊。きょうはコメを炊くのが面倒に感じ合羽を着て食堂に向かいました。雨の中をバイクで走るのも舗装路であれば大して苦ではありませんが、泥の坂道をタイヤを滑らせながら走るのにはそれなりの覚悟が必要。そんなわけで時折、タイヤにチェーンを巻いたバイクなども見掛けます。

    

食堂から家に帰る途中の道に最近床屋が一軒開店しました。モンドルキリに来てからは一度も地元の床屋へ行ったことはなく、プノンペンかベトナムに行った時に散髪していました。しかし、この2ヵ月間は雨が多いこともあってバイクで遠出する気にはなれずにいます。ベトナムのロクニンへは150㎞ほどですが、バスがありません。HTCのスマホも壊れて2ヵ月が経ち、ベトナムかプノンペンへ買いに行きたいとは思いつつ。情けないことに、ベトナムとカンボジアで其々3Gの契約をしてあるので使わなくても料金が毎月引かれてしまいます。この2か月間、どちらにも行かなかったお蔭で月間支出は家賃抜きだと150ドル、と日本だと煙草代程度で済んでしまいました。

いつ通りかかって見ても客の姿がないので入る気にならなかった床屋ですが、2ヵ月も経つと耳にかかる髪の毛も鬱陶しくなり、遂にバイクを止めて店に入りました。2ヵ月ぶりに見る鏡に映った自分の顔は随分と人相が悪く、今更ながら「こんな顔だったけー」と少々がっかり。家に鏡がないので日々の皮膚の老化現象を気にせずにいるわけですが・・・

カンボジアの散髪店にしてはかなり丁寧にカットに時間を掛けていました。丁寧が上手とが必ずしも一致しないのは残念。料金は2ドルでプノンペンと比べてやや高めかとの印象。たぶん20数年近くも前のことですが、カンボジアの床屋は全部がベトナム人との話を聞いたことがあります。貧しいベトナム人がハサミを持ってカンボジアの農村を散髪に回り、民家に泊めてもらう生活を続けていたとの話を聞いたこともありました。プノンペンで生活してみると、そんな時代もあったのか?と思うほどの変わり様でした。それでもこのモンドルキリの床屋はキエンザン省出身のベトナム人で、プノンペンに12年暮らして今年モンドルキリに越して来たそうです。毎日最低でも3人の客が来ないと月150ドルの家賃すら払えないわけですが暫くは赤字が続きそうな気配です。

きょうは昼時以外は午前午後とも比較的雨が止んでいる時間が長かったように感じます。それでも最近の雨は台風の時の雨のように強く風が吹き付けるので5月に続いて咲き始めたバラの花の一つを地面にひれ伏せさせてしまいました。折角咲いたバラの花が跳ね返る土に汚されるのは忍びなく、長い茎を切って部屋に飾りました。発芽させたマリーゴールドも地面に移植したところ枯れかけてしまったので再びペットポトルに戻しました。

    

夕方5時過ぎから降り出した雨は強く、ネイチャーロッジに向かう大型バスが家の前で立ち往生。乗客はバスを降り、傘を差して歩いて行きました。坂を上ることも出来ず、かと言って引き返すことも無理なのでこの雨ではたぶん一晩中此処に停めて置くしかないようです。2時間で50㎜ほどの雨です。明日の朝までには100㎜を超えるかもしれません。

    

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿