猫パンチをくらったトッケイ君

梅雨入り早々豪雨に見舞われた日本と違って、モンドルキリはこの2・3日雨が降らずお蔭で家の前の道路も乾きました。それでも朝夕は涼しいので近くでは雨が降ったのかも知れません。強風に晒されて埃塗れになる乾期と違い雨期の晴れた日は清々しい空気です。埃の心配をせずに家の戸と窓を全部開け放つことができるというだけでとてつもない幸福感に浸っています。

バリアフリー状態のため隣の鶏や猫が家に入って来たりもしますが。隣の猫は一匹が行方不明。もう一匹の猫は娘を連れて遊びに来ています。

    

テーブルの上に置き忘れたパンが床に散乱していたり、コンデンスミルクの缶を倒して舐めていたりなんてことも度々でしたが、ここ暫くはテーブルの上を片付け、食品管理をきちんとするようにしました。そんなわけで今日も猫が入って来ても放っておいたところ、台所でガサガサ音がしました。もしやインスタントラーメンの段ボールを開けようとしているのか、と疑い慌てて台所に行くと隅の暗闇でトッケイヤモリと猫のバトルが展開されていました。

猫のくりだすパンチをくらいながらトッケイは口を大きく開けて反撃の姿勢をとり続けていました。しかし圧倒的な体力差をもって猫が優位であることは明らか。猫は咬みつこうとはせずひたすらパンチを加えてました。結果の知れたバトルだし、滅多に人前には姿を見せないトッケイだけにトッケイに味方し、猫を追い出しました。

それから2時間ほど経過してもトッケイはぐったりしたままその場から動きません。時折鳴き声は発してはいますが。猫パンチで脳震とうを起こしてしまったかのよう。ナショナルジオグラフィックスの記事によれば、ワニは持続力がなく筋肉に乳酸が溜って自滅するそうです。トッケイも爬虫類なので同じように筋肉に乳酸が溜って動けなくなってしまったのでしょうか？