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放し飼いにしているご近所の犬や鶏が来て落として行った糞が庭の彼方此方に散乱しています。雨が埃を洗い流したために犬の糞がそれと判る色と形で露わになりました。糞公害と言うほどの密度でもなく、熱帯の強い日差しの下て直ぐに乾燥してしまいます。多少は雑草の養分となるのでしょうか。
毎日、両隣の家の鶏が鉄条網を越えて庭に入って来て地面を蹴散らしています。折角掃き寄せた落葉を蹴散らされた時は腹が立ち、スレート板で囲いを作ったところ、それを嘲笑うかのように囲いの中に入って葉を蹴散らしていました。プライドチキンの骨を唸りながら貪り喰う猫も生きた鶏には興味ないようで近くに来ても知らん顔をしています。世間知らずの仔犬は鶏を追いかけていましたが鶏の方が俊敏でした。「一羽捉まえて喰っても分かんないだろうな・・・」などとも思うことも度々。しかし、自分で捌けるわけでもなく、以前ベトナムで隣家の鶏一羽取った取らないで殺人事件になってしまった、という新聞記事を思いだしました。鶏を盗んだかどうかとうよりは元々仲が悪くて積年のストレスが爆発したのかも知れません。
そう言った面では、カンボジアとベトナムでは随分と違っているようにも感じます。カンボジアの治安が決して良いわけではなくても、鶏泥棒を警戒するような飼い方でないことは確かです。
先月末、ベトナムの北部タィンホア省でよそ者二人の鶏泥棒を村民ら300人が総出で追跡取り押さえ、犯人一人が殴り殺されたとの記事がありました。如何にも絆の強い北部ベトナムの村落共同体というか、14年前にタィンホアを初めて訪れた時のちょっと「怖い」印象を思い出します。
怖いというと、このまだ羽の生え揃わない隣家の鶏も外見はパンクな色彩でちょっと怖いかも。
頭の右半分だけが絵の具を塗ったような色をしています。かつて祖先は恐竜だった、と思わせる風貌でもありますが、ニワトリもやはり鳥なんだ、と思う瞬間は木の枝で休んでる姿を見た時です。
リュウガンの木の下で猫と一緒に涼んでたりもしますが、3mほどの高さがある枝にも登っていました。太田竜の「家畜解放論」は知りませんが、同じ鶏とは言え、鶏舎の中の鶏と比べると随分と解放的な姿です。
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