GOVAP便り

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オタマジャクシとアリ

2014-07-11 21:51:27 | 動物・昆虫

きのう、きょうと二日連続で雨が降らない日が続きました。そうと事前に分かっていればベトナムまで買い出しにでも行ったのに、などと思ってしまいます。昼間は30℃位まで気温が上がりましたが扇風機を回すほどの暑さではありません。夕方になって吹く風が冷たかったびは近くで雨が降ったせいでしょうか。

乾期の頃に落ち葉を集め腐葉土を作ろうとして4つほど穴を掘ってシートを被せました。ところがシートの上に雨水が溜るようになり、落ち葉は圧縮されて場所によってはプール状態となってしまいました。ボウフラが湧いて蚊が増えるのも困りもの・・・とは思っていたものの腐葉土が出来そうもないと解ってしまうと手を汚してシートの片づけをする気力もなくきょうまで来てしまいました。

      

このシートの上に溜った雨水を時々牛や鶏、犬や猫も飲んでいます。しかし、この水飲み場が無くなっても彼らは他に本来の水飲み場がある筈。シートを剥がすと雨水はシートの下にも大量に流れ込んでいたらしく枯葉や土は湿っていました。落ち葉は発酵した気配はなく、もっぱら蟻などに食べられていた様子。見ると流した水の中にオタマジャクシがいました。流した水は地面に吸い込まれ、土の上のオタマジャクシは次第に身動きできない状態になって行きます。折角卵から孵ったのに・・・と思うと子供心が蘇り、バケツに水を汲んでその中に入れてみることにしました。何処かの沢に放しに行こうか、手足が出るまで観察しようか・・・などと思いつつ。カエルもまた人間にとっては摂取可能な貴重なタンパク質でもあることだし。

シマキンパラが枯草を運んで庭のジャックフルーツの木に巣を作っています。そんな姿を見たせいでか、オタマジャクシの命も無駄にしたくないような気になったみたいです。ところが、部屋に戻って壁を見ると蟻が運んだ土が板の隙間から溢れていました。朽ちた木などを食べる蟻がこの辺には多いようで、この家の木材もかなり蟻に食われてしまっているので2月だったかにベトナムに行ってやや強烈な殺虫剤を買って散布しました。それからは暫く部屋の中に土が積もることもなかったのですが。

外に出て家の周りを見ると蟻はさほど多くはなく、それでも家の土台のレンガの隙間などに水で希釈した殺虫剤を流し込みました。しばらくして部屋に戻ると大量の蟻が部屋の壁を這っていました。夢にでも見てしまいそうな恐怖を伴う蟻の大群です。慌てて再び殺虫剤を希釈して部屋の中と外に散布しました。

      

助けたオタマジャクシの数はせいぜい数10匹ですが、殺虫剤によって殺した蟻の数は数千、あるいは数万以上になるようです。

 



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