カオバン市街の市場の前で栗を売っているオバサンがいました。何故この時期に栗があるのか不思議に思い聞くと「カオバンで採れた栗」との返事。ホテルに戻ってネットで検索するとカオバン省チュンカィン(TRÙNG KHÁNH)県の栗が国内の特産品と紹介されていました。収穫期は9月とのこと。http://dacsanhatdetrungkhanh.blogspot.jp/
できれば収穫期に来てみたいものですが多分そんな機会はありそうもないので、せめて木だけでも見ておこくとにしました。地図を見ると何とチュンカィン県は行ったばかりのバンゾックの滝のある県で再び同じ道を進むことになりました。
道路沿いで売られていたのはキュウリが一番多く、その場で直ぐ食べられるのは茹でたトウモロコシぐらい。カオバンではコメ、トウモロコシ、キャッサバが主要作物のようです。茹でたトウモロコシは大きさによって2~3本で1万ドン(50円)。
省道205を北上したTra Linh県の村落風景。地図を見ると途中にCty CP NIKKO Vietnamというマンガン採掘の工場がありました。http://xn--tvlm-2na.vn/?page=home&id=4143542&site=16294 カオバン省で採掘されるマンガンは主に中国に輸出されるようです。カオバン省の輸出年約400億ドルの殆どなのかも。輸入は年約200億ドル。
この赤い実は何なのかわかりません。岩山が多いためか蘭も売っていました。道路脇で売っていたオバサンが足を擦りながら「此処が痛いんだけど薬を持ってないか」と言うので戸惑いました。医者に見て貰った方が良い、と答えながら、しかしこの辺に医者が居るとは思えず・・・。農家の庭を見せて貰うと柿の木がありました。魚を養殖している池も。四季を通して住んでみないとカオバンの暮らしを知ることはできないみたいです。
チュンカィンに向かう道は途中でクアンウエン(Quảng Uyên)の町を通ります。種を販売する店があり、コメやトウモロコシの種が並べられていました。かなり品種は多いようです。鍛冶の集落があり、刃物や農具が並べられていました。
チュンカィンの栗の木。花が咲いていました。滝を見に行く時に往復通った道ですがまったく気づきませんでした。見ようとする意志がなければ見えない物は多いのだとつくづく感じてしまいます。日中は暑く、カオバン市街は夜も暑かった。観光シーズンは栗や柿が実る秋が良さそうです。